【日本から個人で】シギリヤ・ロックへの行き方【スリランカの世界遺産】
この記事の目次
シギリヤ・ロックとは?
スリランカ中央部には、カルチュラル・トライアングル(文化三角地帯)とよばれる地域があります。
この地域の中心部、森の中にそびえる高さ約195mの切り立った岩山が「シギリヤ・ロック」です。
この岩山と頂上に残る遺跡が、1982年に「古代都市シギリヤ」として世界遺産に登録されました。
シギリヤの歴史についてはこの記事に詳しく書きました。
シギリヤはどんな町?
シギリヤは道路の両側に民家やお土産屋が並び、ホテルやレストランが数軒あるだけの小さな町で、この町を抜けるとシギリヤ・ロックに到着する。
幹線道路6号線のイナマルワ・ジャンクション(Inamaluwa Junction)から東に延びるシギリヤ・ロードに入り、ここからシギリヤ・ロックまで約9㎞で、このイナマルワ・ジャンクションとシギリヤ・ロックの周辺にもホテルやレストランが点在している。
シギリヤ・ロックの手前を左に入り1㎞ほど進むとチケットオフィス、シギリヤ博物館、そしてシギリヤ・ロックへの入場ゲートがある。
シギリヤ・ロックに入場するには?
チケットオフィスの営業時間は7:00〜17:00で、ここでチケットを購入してシギリヤ・ロックに入場する。
チケットは購入当日のみ有効で料金はUS$30(約Rs.3690)、支払いはドルかルピーどちらでも可能。
ただしルピーでの支払いの際は、為替によって料金が変動するため注意が必要。
シギリヤ博物館の営業時間は8:30〜17:30で入場料はUS$5(約Rs.660)だが、シギリヤ・ロックのチケットを持っていれば博物館には無料で入れる。
この博物館は日本政府(JICA)の援助を受けて建設されたもので、シギリヤ周辺で発掘された出土品、シギリヤ・ロックの模型などの展示が行われている。
アクセス:日本からスリランカへの行き方
スリランカ航空の直行便が成田空港から出ており、バンダラナイケ国際空港(CMB)まで所要約9時間。
他にも各社から香港、バンコク、ソウル、シンガポール、クアラルンプール経由スリランカ行きがあります。
空港からコロンボ市内は離れている?
バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内へは約32㎞あり、移動はバスかタクシーを利用します。
ホテルに頼めば空港まで迎えに来てくれる場合もあるので、予約した際に確認しておくといいでしょう。
このコロンボ市内から各地への鉄道やバスが出ています。
バンダラナイケ国際空港からコロンボ市内への移動手段
コロンボ市内へはバスかタクシーを利用して移動します。
移動方法についてはこの記事に詳しく書きました。
コロンボ市内からキャンディへの移動手段
バス
スリランカのバスは国営バスと民営バスの2種類があるが、路線も料金もあまり変わらない。
乗り場はペター地区(Pettah・Colombo11)のセントラル・バスターミナルとその周辺。
国営バスはSLTBバスやCTBバスと呼ばれ、真っ赤な車体が目印。
また、国営バスのほとんどはエアコンが付いていない。
民営バスにはさらにノーマルバスとインターシティバスの2種類がある。
ノーマルバスは国営バスとあまり違いはないが、ルート上であれば停留所がない所でも降りることができるという利点がある。
しかし、その分停車回数が多くなるので、予定より時間がかかってしまうことがある。
インターシティバスは主要な都市にしか停車しないバスで、エアコンも付いている。
全席埋まったら出発となるので、混み合うこともあまりなく、停車回数も少ないので移動時間も短く便利だが、料金は国営バスやノーマルバスの約2倍となる。
キャンディまでは所要3〜4時間で、ノーマルバスの料金はRs.140ほど。
鉄道
コロンボ市内の中心部にあるコロンボ・フォート駅を起点に、各地へ路線が延びている。
各駅停車の普通列車と、主要都市の駅のみ停車するインターシティ(特急)がある。
各列車の車両は1等〜3等に分かれており、各等級によって車両の座席や料金が異なる。
小さい町の駅は切符売り場の窓口が1つしか無いが、コロンボ・フォート駅の切符売り場は、行き先と車両の等級ごとに窓口が分かれている。
また、インターシティと一部普通列車の1等は45日前から予約できる。
コロンボ・フォート駅からキャンディまで所要2時間30分〜3時間30分で、料金はRs.100〜800ほど。
料金は普通列車の3等が最も安く、インターシティの1等が最も高い。
現在、シギリヤに鉄道は通っていないため、キャンディからバスを利用する。
スリランカ政府の鉄道公式サイトはこちら。
Sri Lanka Railway
ラグジュアリー列車
ラグジュアリー列車の運行停止について
ラグジュアリー列車は停止中で、再開のメドはたっていません。
運行が停止したのは、
- エキスポ・レイル(Exeo Rail)
- ラジャダニ・エクスプレス(Rajadhani Express)
この2社で、現在ラグジュアリー列車を運行している会社はありません。
政府の列車に自社の車両を連結する形で運行していましたが、契約更新が合意に至らなかったようです。
キャンディからシギリヤへの移動手段
キャンディのバスターミナルは、行き先によって乗り場がいくつかに分かれているが、乗り場は全てキャンディ駅の周辺にある。
シギリヤ行きのバスは、駅の西側のメインバスターミナルから発着する。
また、キャンディからシギリヤ行きのバスは本数が少ないが、ダンブッラからシギリヤ行きのバスは本数が多く、30〜60分ごとに運行している。
キャンディからダンブッラまで所要約2時間で、料金はRs.100ほど。
キャンディからシギリヤまで所要約2時間30分で、料金はRs.130ほど。
コロンボから国内線を利用する
シナモン・エアー社が、コロンボのバンダラナイケ国際空港から各地への国内線を運航しており、シギリヤ行きの便も出ている。
料金はキャンディまでUS$170、シギリヤまでUS$221、時間はどちらも所要30〜60分ほど。
この他にもヘリツアーズ社やフィッツ・エアー社が、ヘリやチャーター機などで国内線を運航している。
各公式サイトはこちら。
シナモン・エアー Cinnamon Air
ヘリツアーズ Helitours
フィッツ・エアー Fits Air
通貨と言語とビザについて
スリランカの通貨はスリランカ・ルピー(Rs)と補助通貨のスリランカ・セント(Cts)で、公用語はシンハラ語とタミル語だが、英語を理解する人が多く、観光地ではかなり英語が通じる。
また、スリランカへの入国にはETA(ビザ)が必要。
ビザ(ETA)に関しての詳細はこちら
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