400年ぶりの発見!カンボジアの世界遺産:アンコールワットの遺跡の歴史
この記事では、
アンコールワットの歴史を簡単にまとめました。
少しでも歴史を知ると、遺跡巡りがより楽しくなります。
この記事の目次
カンボジアの世界遺産:アンコールワットの歴史と登録の理由
アンコールワットの歴史
9世紀から15世紀にかけて、クメール王国のアンコール王朝は、インドシナ半島で繁栄を極めました。
しかし、15世紀半ばにシャムのアユタヤ王朝(現在のタイ)の侵略によって滅ぼされてしまいます。
かつての栄華を物語るアンコール王朝の遺跡群は、次第に人々から忘れ去られ、密林の奥深くに眠り続けました。
再び日の目を見るのは1860年、フランス人博物学者アンリ・ムオ氏に発見されてからです。
その後は発掘が進み、現在では広大なエリアに大小600以上の遺跡が見られます。
アンコールワットの意味は?
サンスクリット語でアンコールは王都、クメール語でワットは寺院を意味します。
つまり、アンコールワットは「王都の寺院」という意味です。
クメール王朝時代も現代も、カンボジアの人々の信仰を象徴する遺跡の1つです。
世界遺産登録の理由と年度
多くの遺跡が点在する約400㎢のエリアが1992年に「アンコール」という名で世界遺産に登録されました。
登録当初は、遺跡群の存続が危ぶまれることから「危機遺産」に指定されたが、カンボジア国内の保護活動への意識の高まりと、各国の援助によって2004年に「危機遺産」の指定を解かれます。
アンコールワットは、この世界遺産に登録された遺跡の1つです。
ユネスコは登録の理由について、下記の4つをあげました。
- 人類の創造的才能を表す傑作である。
- ある期間、あるいは世界のある文化圏において、建築物、技術、記念碑、都市計画、景観設計の発展における人類の価値の重要な交流を示していること。
- 現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること。
- 人類の歴史の重要な段階を物語る建築様式、あるいは建築的または技術的な集合体または景観に関する優れた見本であること。
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