【陸路で入国】タイ〜ラオス国境越えのルートと移動手段
この記事では、国境越えのルートと移動手段についてまとめました。
この記事の目次
タイ〜ラオスの陸路国境について
タイ〜ラオス間は、外国人に解放されている国境があり、日本人もこの国境を通過して両国を行き来できます。
タイへの入国にビザは必要か?
陸路でタイへ入国する場合は、15日以内の滞在であればビザは不要で、15日以上滞在するには事前にビザを取得するか、タイ入国後に滞在期間延長の手続きをします。
ラオスへの入国にビザは必要か?
陸路でのラオスへの入国は、15日以内の滞在であればビザは不要で、15日以上滞在するには事前にビザを取得するか、入国時に国境でアライバルビザを取得するかのどちらか。
ビザについての詳細はこちら。
タイ〜ラオス間の主な国境越えのルート
タイ側ノーンカーイ〜ラオス側ヴィエンチャン
英語表記はNong Khai〜Viang Chan。
タイ側国境の町ノーンカーイは、メコン川に面したタイ最北部の町で、川に架かる「タイ・ラオス友好橋」で対岸のラオスの首都ヴィエンチャンと結ばれています。
タイ国内からの行き方は?
ノーンカーイへは、バスの場合はバンコクの北バスターミナルから約10時間、列車の場合はクルンテープ駅からノーンカーイ駅まで約10時間。
バスはノーンカーイ市内の東側のバスターミナルに、列車は市内から約2㎞西の駅に到着します。
ここから市内中心部まではトゥクトゥクなどで5〜10分ほど。
ノーンカーイからヴィエンチャンに行くには?
ノーンカーイから国境を超えヴィエンチャンに行く方法は、直通バス、通常のバス、鉄道の3つ。
なお、タイ・ラオス友好橋を徒歩で渡って国境を越えることはできません。
- 直通バス
市内の東側のバスターミナルからヴィエンチャンのタラート・サオ・バスターミナル行きのバスが出ており、ラオス側からも同じルートのバスがあります。乗り換えがないメリットがあるが、バスは乗客全員の出入国手続きが終わるまで待つので、時間がかかる場合があります。
ヴィエンチャンのタラート・サオ・バスターミナルは、市内から500mほど離れています。 - 通常のバス
ノーンカーイ駅のそばにあるバス乗り場から、ラオス側イミグレーション行きのバスが出ています。出入国手続きを済ませたら、ラオス側イミグレーションでバスやトゥクトゥクに乗り換えて、ヴィエンチャン市内に向かいます。このバスは本数が多いので、出入国手続きに時間がかかると置いていかれる場合があるが、次のバスが来たらチケットを見せれば乗車可能。
市内からタイ側イミグレーションまでは徒歩でも行ける距離なので、徒歩で行って出国手続きを済ませ、ここからバスでラオス側に行くこともできます。
ラオス側イミグレーションからヴィエンチャン行きのバスは、直通バスが発着するタラート・サオ・バスターミナルに到着します。
- 鉄道
ノーンカーイ駅からヴィエンチャン郊外のターナーレーン駅(Thanaleng Station)行きの列車が出ており、ラオス側からも同じルートの列車が出ています。列車での移動時間は15分ほどで、ターナーレーン駅からヴィエンチャン市内までは約15㎞。
ターナーレーン駅の周りは特に何もなく、運良くトゥクトゥクなどが待機していればいいが、いない場合はバス乗り場までかなり歩くことになるでしょう。
予約したホテルの送迎など、駅からの移動手段が確保されていない場合は、バスで国境を越えた方が無難です。
タイ側チェンコーン〜ラオス側フエサイ
英語表記はChiang Khong〜Huay Xai。
タイ側国境の町チェンコーンはメコン川に面する小さな町で、川に架かる「第4タイ・ラオス友好橋」を渡ってラオス側国境の町フエサイに行けます。
このルートは、タイからミャンマーの古都ルアンパバーン(Luang Prabang)に向かう旅人がよく通ります。
タイ国内からの行き方は?
タイ国内からチェンコーンへは、バンコクの北バスターミナルからバスで約13時間、チェンマイからはバスやロットゥー(乗合いバス)で6〜7時間ほど。
ラオス国内からの行き方は?
ラオス国内からフエサイへは、バスでルアンナムター(Louang Namtha)から約4時間、ウドムサイ(oudomxay)から約8時間、飛行機の国内線ならヴィエンチャンから約1時間。
国境を越える移動手段は、シャトルバス、国際バス、ミニバスの3つ。
- シャトルバス
町の中心部から国境である「第4タイ・ラオス友好橋」まで行くと、橋のたもとにイミグレーションがあるので、ここで出国審査を済ませます。
ゲートを出た所のチケット売り場でバスのチケットを購入して乗車します。バスで橋を渡るのは5分ほどで、下車してイミグレーションで入国審査を受けます。
タイ、ラオス、どちらからも手順は同じです。 - 国際バス
国際バスは市内から発着しているため、国境の橋まで移動する必要がないので便利。
フエサイの新バスターミナルから、チェンコーン経由チェンラーイ行きの国際バスが発着しており、チェンコーンまで約30分、チェンラーイまで約4時間。 - ミニバス
タイとラオスの旅行会社が共同で運行しているミニバスで、前日までに市内の旅行会社に申し込めば、滞在している宿まで迎えに来てもらえます。橋を渡る時にバスを乗り換える必要があるが、申し込む際に伝えれば近郊の町まで行ってもらえます。
タイ側チョン・メック〜ラオス側ワンタオ
英語表記はChong Mek〜Vang Tao。
タイ側国境の町チョン・メックは、タイ最東部に位置する小さな町です。
タイ国内からの行き方は?
最寄りの都市ウボン・ラーチャターニー(Ubon Ratchathani)のバスターミナルからロットゥーで約2時間。
ウボン・ラーチャターニーへは、バンコクの北バスターミナルから長距離バスで約10時間。
列車の場合は、バンコクのクルンテープ駅からウボン・ラーチャターニー駅まで9〜12時間ほど。
ラオス側国境の町ワンタオは、国境付近に市場などがある小さな町です。
ラオス国内からの行き方は?
最寄りの都市であるパクセ(Pakse)から約40㎞、移動はソンテウや乗合バンで1時間ほど。
ワンタオ行きのソンテウや乗合バンは、パクセ市内の市場タラート・ダーオフアンのそばから出ます。
国境を超えるだけなら国際バスが便利?
ウボン・ラーチャターニーからは、チョン・メック経由パクセ行きの国際バスが出ているほか、パクセからも同様のバスが出ており、2つの町を片道約3時間で行き来しています。
国境の町に用がなければ、このバスを利用した方が早くて便利。
タイ側ナコーン・パノム〜ラオス側ター・ケーク
英語表記はNakhon Phanom〜Thakhek。
タイ側国境の町ナコーン・パノムは、メコン川に面するタイ東北部の小さな町で、川に架かる「第3タイ・ラオス友好橋」で対岸のラオス側国境の町ター・ケークと結ばれている。
タイ国内からの行き方は?
タイ国内からナコーン・パノムへのバスは、バンコクの北バスターミナルから12〜13時間、ウドーン・ターニー(Udon Thani)の長距離バスターミナルから約4時間、コーンケン(Khon Kaen)から5〜6時間。
これらのバスは市内の西の外れにあるバスターミナルに到着するが、ここからラオスのター・ケーク行きの国際バスが出ています。
ラオス国内からの行き方は?
ラオス国内からター・ケークへのバスは、ヴィエンチャンのヴィエンチャン・バスターミナルから約7時間、サワンナケートから約2時間、ラックサーオ(Lak 20)から約5時間。
主要都市からのバスは、ター・ケーク郊外の長距離バスターミナルに到着するが、ここからタイのナコーン・パノム行きの国際バスが出ています。
タイ側ムクダーハーン〜ラオス側サワンナケート
英語表記はMukdahan〜Savannakhet。
タイ側国境の町ムクダーハーンは、メコン川に面するタイ東北部の小さな町で、川に架かる「第2タイ・ラオス友好橋」で対岸のラオスの大都市サワンナケートと結ばれています。
ムクダーハーン〜サワンナケート間の移動は、国際バスで1時間ほど。
タイ国内からの行き方は?
タイ国内からムクダーハーンへは、バスの場合はバンコクの北バスターミナルから10〜11時間、ナコーン・パノムからはロットゥーで約2時間。
各地からのバスは、市内から少し離れたバスターミナルに到着するが、ここからラオスのサワンナケート行きの国際バスが出ています。
ラオス国内からの行き方は?
ラオス国内からサワンナケートへは、バスの場合はヴィエンチャンのヴィエンチャン・バスターミナルから7〜9時間、飛行機の国内線ならヴィエンチャンから1時間ほど。
各地からのバスは、市内の中心部から約2㎞離れたバスターミナルに到着するが、ここからタイのムクダーハーン行きの国際バスが出ています。
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