【雨と気温】ミャンマーの天気･気候の特徴と観光･旅行のベストシーズン

記事の内容を要約すると？

1. 暑季（2月下旬〜5月上旬）は雨は少ないが、日本の真夏以上に暑い。
2. 雨季（5月下旬〜10月上旬）は雨が多く、高温多湿で蒸し暑い。
3. 乾季（10月下旬〜2月上旬）は雨が少なく、気温も少し下がる、観光のベストシーズン。

ミャンマーの地理と天気・気候の特徴

南北に長いミャンマーは日本の約1.8倍の国土をもち、地域によって気候が大きく異なります。
北部は温帯、中部と南部は熱帯性気候に属し、北部の山岳地帯を除けば年間を通じて高温多湿な気候です。

地域にもよるが、季節は雨季、乾季、暑季の3つに大きく分かれます。

雨季（5月下旬〜10月上旬）

1年の大半を占める雨季は、ミャンマーのほとんどの地域で大量の雨が降り、高温多湿で蒸し暑い。

雨は1日中は降り続かない？

日本の梅雨のように一日中降り続くことはないが、曇り空の日が多く、傘が役に立たないほど激しい雨が1〜2時間ほど降り続きます。

激しい雨の後は、河川の増水で道路や線路が冠水し、交通機関が寸断されて観光に支障をきたすことも珍しくない。
雨具の用意は必須で、激しい雨が降り出したら町歩きは諦めたほうがいいでしょう。

雨季の気温と降水量は？

ヤンゴンの平均最高気温は30℃、最低気温は25℃で、最も雨が多い6〜8月は毎月500㎜以上降る。
南部のタニンダーリ地方ではさらに多く、ダウェイでは6〜8月に毎月1000㎜以上降る。

内陸部は雨が少ない？

最も雨が少ないのはバガンやマンダレーといった内陸部で、この辺りの降水量は1ヶ月に100〜200㎜ほどで、雨季でも雨に悩まされることは少ないでしょう。

内陸部は湿度はそれほど高くないが暑さは厳しく、平均最高気温は34℃、最低気温は25℃で日本の真夏の暑さ。

標高の高い地域は涼しい？

同じ内陸部でも標高の高い地域は気温が低く、標高1430mにあるタウンジーの平均最高気温は24℃、最低気温は17℃で、雨は1ヶ月に200〜300㎜ほど降る。

タウンジーはインレー湖の北東に位置し、シャン州の州都でもあります。
この時期に標高の高い地域を訪れる際は、薄手の上着があるといいでしょう。

乾季（10月下旬〜2月上旬）

雨が少なく過ごしやすい乾季は「ミャンマー観光のベストシーズン」です。
気温は決して低いとは言えないが、空気が乾燥しているので雨季のような蒸し暑さは感じません。
日中は暑くても、朝晩は冷えるので薄手の上着があるといいでしょう。

乾季の気温は？

ヤンゴンの平均最高気温は32℃、最低気温は20℃で、12〜2月はほとんど雨が降らない。
バガンやマンダレーは寒暖の差が激しくなり、日中は30℃近くまで気温が上がるが、朝晩は15℃前後まで冷える。

標高の高いタウンジーも日中は23℃ほどあるが、朝晩は10℃以下まで冷え込むこともあります。
この地域も12〜2月はほとんど雨が降らないが、標高の高い地域を訪れる際は防寒着が必要です。

暑季（2月下旬〜5月上旬）

とにかく暑い時期で、町歩きや遺跡巡りなどは体力的にかなりきついでしょう。
日中は何もする気が起きないほど暑く、夕方以降は徐々に涼しくなってきます。
もし日中に外を出歩くならば、タオルと飲料水は必ず持ち歩きましょう。

暑季の気温は？

ヤンゴンの平均最高気温は35℃、最低気温は22℃で、暑季の後半は徐々に雨が多くなります。
バガンやマンダレーは特に暑さが厳しく、4月の最高気温は40℃を超えることもあるほど。
日本の異常気象の夏のような暑さで、この時期に訪れるのはできれば避けたい。

高地の気温は？

タウンジーは暑季でも暑さは厳しくなく、平均最高気温は28℃で、他の地域に比べれば過ごしやすい。
しかし、寒暖の差が激しく、朝晩は15℃以下まで冷え込むので防寒着があるといいでしょう。
もしこの時期にミャンマーを訪れるなら、標高の高い地域がおすすめです。

地域別の天候グラフ

ヤンゴンの気温と降水量

マンダレーの気温と降水量

コータウン（ビクトリア・ポイント）の気温と降水量

コータウン（Kawthaung）はミャンマー最南端の町です。
イギリス統治時代の名残でビクトリア・ポイント（Victoria Point）とも呼ばれます。

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