【雨と気温】ケニアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
この記事の目次
ケニアの地理と天気・気候の特徴
アフリカ東部のケニアは赤道直下に位置し、北部にはほとんど雨の降らない砂漠地帯が広がっている。
主要な都市は中央部の高地とその周辺、東部のインド洋沿岸、そして西部のビクトリア湖岸に集中しており、これらの地域によって気候が少し異なる。
気温について
高地の最高気温は25℃前後で過ごしやすいが、インド洋沿岸やビクトリア湖岸では30℃を超える日も珍しくなく、朝晩も気温があまり下がらないので、高温多湿で寝苦しさを感じることもあるでしょう。
一方で高地は1日の寒暖差が激しく、朝晩は10℃以下まで冷え込む日もあるので、薄手の上着や防寒着が必要になる。
季節について
地域によって時期に少し違いがあるが、基本的には3〜5月が大雨季、11〜12月が小雨季、それ以外が乾季となるが、雨季と言っても日本の梅雨のように1日中降り続くことは少なく、短時間で止む激しいスコールがある程度なので、観光に適さないという訳ではない。
ナイロビの気候と特徴
ナイロビは標高は約1700mの中央部の高地に位置し、年間を通じて涼しく過ごしやすい。
平均最高気温は25℃前後で、30℃を超えることはほとんどなく、最も涼しい6〜8月は日中でも20℃前後までしか気温が上がらない。
最低気温は雨季は13℃ほどだが、乾季は空気が乾燥するため冷え込みが厳しく、朝晩は10℃以下まで冷え込む日もあるので、日中はTシャツで過ごせても朝晩は薄手の上着や防寒着が必要になる。
1ヶ月の降水量は3〜5月は100〜200㎜以上、11〜12月は100〜150㎜ほど。
雨季の間の1〜2月、季節の変わり目の10月の降水量は毎月50㎜ほどで、涼しくて雨の降らない6〜9月がナイロビ観光のベストシーズンとなる。
ナイロビの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
キスムの気候と特徴
ケニア西部、ビクトリア湖に面したキスムの標高は約1170mで、ナイロビより温暖な気候をしている。
年間を通じて気温の変化は少なく、最高気温は常に30℃前後だが、比較的涼しい5〜9月は28℃ほど。
ナイロビと違って日中は30℃を超える日も多く、朝晩も22〜24℃までしか気温が下がらないので、蒸し暑くて寝苦しさを感じる夜もあるでしょう。
1ヶ月の降水量は3〜5月は150〜200㎜以上、11〜12月は100〜150㎜ほど。
雨が降らない時期はなく、雨季以外の時期も毎月80〜90㎜ほどの雨がふる。
服装は常に日本の夏服で過ごせるが、カッパや折りたたみ傘などの雨具があると安心して観光できる。
キタレの天候グラフ
キタレはキムスの約200㎞北の都市。
キムスのグラフが無いので参考までに。
モンバサの気候と特徴
ケニア東部、インド洋沿岸に位置するモンバサの気候は、キスムよりも暑くて高温多湿。
特に暑さの厳しい12〜4月は最高気温が連日30℃を超え、35℃近くまで気温が上がる日もある。
それ以降は少しずつ暑さは和らぎ、日中でも気温は28℃前後に落ち着く。
最低気温は12〜4月は23℃前後だが、これ以外の時期は20℃まで下がるので涼しく過ごしやすい。
1ヶ月の降水量は4〜5月は150〜250㎜、10〜12月は100㎜前後。
1〜2月はほとんど雨が降らないが、それ以外の時期は毎月50〜80㎜ほどの雨がふる。
服装は基本的には夏服で、持ち運べる雨具があると便利でしょう。
モンバサの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
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