タイの世界遺産・古代都市スコータイ

タイ:スコータイの町と歴史公園の見どころ、移動手段や天気など 観光・旅行情報まとめ

スコータイってどんな所なんだろう?
この記事では、スコータイの見どころや移動手段などをまとめました。
現地のことを知ると、旅行が楽しくなります

スコータイの町について

スコータイの町は「スコータイ新市街」と呼ばれています。
町の中心部にロータリーがあり、夜になると屋台が出て地元民や観光客で賑わいます。
ヨム川に面する通りではナイトバザールが開かれ、お土産屋などが軒を連ねます。

スコータイ新市街の見どころは?

リム・ヨム2437市場

100年以上の歴史を持つ伝統的な市場で、店の人がタイの伝統衣装を着て接客してくれます。
昔ながらの古き良き雰囲気は、初めてなのにどこか懐かしさを感じるでしょう。
営業時間は毎月第1土曜の16:00~21:00。

プラ・メー・ヤー祠

ラムカムヘーン大王の母が祀られている祠(ほこら)です。
地元民からは「どんな願い事も叶う」と信じられ、多くの人がお祈りを捧げる神聖な場所です。

スコータイでの移動手段は?

スコータイ市内での移動手段は、

  1. トゥクトゥク(エンジン付き三輪車)
  2. サムロー(人力の三輪車)
  3. モーターサイ(バイクのタクシー)

この3つです。

タイの世界遺産:古代都市スコータイ

スコータイの遺跡はどこにあるの?

スコータイの遺跡があるのは、

  1. スコータイ歴史公園
  2. シー・サッチャナーライ歴史公園
  3. カムペーン・ペット歴史公園

この3ヶ所です。

歴史公園は全てスコータイ市内から離れているので、バスやソンテウ(乗合いバス)で移動します。

行き方と移動手段については、この記事で詳しく書きました

スコータイ歴史公園について

スコータイ歴史公園の歴史

数百年にわたってうっそうとしたジャングルの中に埋もれていた遺跡群を、ユネスコとタイ芸術局によって修復したのちに歴史公園に指定され、その総面積は約70㎢と広大である。

歴史公園のエリアについて

歴史公園は城壁に囲まれた中心部、城壁の外の西部、北部、東部、南部という5つのエリアに分かれています。

主要な遺跡は城壁内に36ヶ所、城壁外に90ヶ所、小さなものも含めると300ヶ所以上あるとされます。

効率良く見どころを巡るなら、城壁内の店でレンタサイクルやレンタバイクを利用するといいでしょう。

タイの世界遺産:古代都市スコータイ

歴史公園:中心部の見どころ

ラムカムヘーン大王の銅像

スコータイの最盛期を築いたラムカムヘーン大王の銅像です。
右手に経典を持ち、左手でその教えを説き、玉座には王の生涯を描いた浮き彫りが施されています。

ワット・マハタート

城壁内の中央にあるのが、スコータイで最も重要な遺跡「王室寺院:ワット・マハタート」。
この遺跡にあるのは、1362年にリタイ王が納めたスコータイ様式のブロンズ座像があった大御堂です。

ワット・サー・シー

ラムカムヘーン大王の銅像の西側の池に浮かぶ小島にある寺院です。
島には橋が架けられ、渡って近くで見学できます。

ワット・シー・サワイ

ワット・マハタートの南西にあるワット・シー・サワイは、周囲を赤土(ラテライト)の壁で囲んだ3つの塔堂(プラ ン)を持つ寺院です。
初めはヒンドゥー寺院として建立され、後に仏教寺院に造り変えられた歴史があります。

歴史公園:城壁北側の見どころ

ワット・プラ・パイ・ルアン

北門のさらに500m北にある寺院です。
初めはクメール:ヒンドゥー様式の寺院でしたが、後に仏教寺院に造り変えられました。
モンドップと呼ばれる大本堂には座仏像、涅槃像、立像、歩行像という4つの仏像が安置されています。

ワット・シー・チュム

屋根のない正方形の大本堂に、レンガに漆喰をかけて造られた降魔印を結んだ巨大仏像が安置されています。
大本堂は32m四方、高さ15m、壁の厚さ3mと広く、あぐらをかいた仏像は膝から膝まで11.3mもあります。
廊下の天井には、50以上の石板にブッダの前世を描いた場面が彫刻されています。

歴史公園:城壁東側の見どころ

ワット・チャン・ローム

セイロン様式の大きな釣鐘型の仏塔が中央に建てられています。
仏塔は正方形の段々の土台の上に、ゾウの石造りに支えられるようにそびえ立ちます。

歴史公園:城壁西側の見どころ

ワット・サパーン・ヒン

この寺院は標高200mの丘の上に建ち、サパーン・ヒンは石橋を意味します。
その名の通り、石を敷いた道を進んでいくと、レンガ造りの壁の前に高さ12.5mの仏像が建っています。

歴史公園:城壁南側の見どころ

ワット・チェトゥポン

スコータイ王朝の重要寺院の1つで、大本堂には座仏像、涅槃像、立像、歩行像という4つの仏像が安置されます。
大本堂の後ろにある小さな御堂には、地元で有名な「プラ・シー・アリヤ・メ ットライ(将来のブッダ)」という仏像が納められています。

タイの世界遺産:古代都市スコータイ

世界遺産の歴史と登録の概要

バンコクから北へ約400㎞、タイ北部の町スコータイは、1238年に誕生したタイ民族最初の王朝です。
当時の遺跡が残る地域が、1991年に「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」として世界遺産に登録されました。

スコータイの歴史と世界遺産登録の理由は、この記事で詳しく書いています

スコータイの天気・気候とベストシーズン

スコータイの気候を簡単にまとめると、

  1. 夏季(2月下旬〜5月上旬)は40℃近くになり、日本の夏より暑い。
  2. 雨季(5月下旬〜10月上旬)は雨が多くて蒸し暑い。
  3. 乾季(10月下旬〜2月上旬)は涼しくて雨が少ない。

よって、ベストシーズンは乾季の10月下旬〜2月上旬です。

タイの気候についてはこの記事で詳しく書きました

タイの世界遺産:古代都市スコータイ

アクセス:日本からの行き方

日本からタイへの直行便があり、バンコクのスワンナプーム国際空港まで5〜6時間ほど。
バンコクからスコータイへは、飛行機の国内線か、バンコク市内のバスターミナルからバスで移動します。

スコータイの行き方については、この記事で詳しく書きました

スコータイの地図とガイドブック(日本語)

このリンクにスコータイの地図、見どころや移動手段、イベントやアクティビティ、グルメやホテル、緊急時の連絡先などの情報が載っています。

これは、タイ国政府観光庁が発行したPDFファイルです。
スコータイ:ガイドブック

通貨と言語とビザについて

通貨はバーツ(Baht)で表記はB、補助通貨はサタン(Satang)で表記はS。
公用語はタイ語だが、観光地のホテルやレストランでは英語が通じる所もあります。
日本人の観光目的でのタイへの入国は、空路の場合はタイ出国用の航空券(eチケット)を持っていれば、ビザなしで最大30日間滞在可能。

陸路や海路で入国する場合はビザなしで最大15日間滞在可能。
これ以上タイに滞在する場合は、事前に観光ビザの取得が必要です。

ビザに関しての詳細はこちら

アクセス:バンコクからスコータイへの行き方の地図

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