インドネシア旅行・観光の気候とベストシーズン

【雨と気温】インドネシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

インドネシアに行きたいけど、どんな気候なんだろう?
この記事では、
地域別の気候の特徴をグラフ付きでまとめました。
天気を知れば服装も決まり、旅行が楽しくなります

インドネシアの地理と島々の天気・気候の特徴

インドネシアの国土は東西5100㎞、南北1900㎞の広範囲に点在する1万7000の島々からなり、気候は熱帯雨林気候とサバンナ気候に属するが、大部分は1年中高温多湿で蒸し暑いです。

インドネシアの季節は?

季節は大きく乾季(4〜9月頃)と雨季(10〜3月頃)に分かれるが、その変わり目ははっきりせず、近年は異常気象の影響でその境目がさらに曖昧になっています。

乾季の特徴は?

観光のベストシーズンは乾季で、全く雨が降らないわけではないが、湿度もあまり高くならず過ごしやすい。
雨が少ないため海の透明度も高く、ダイビングなどのマリンスポーツやアクティビティにも最適です。

雨季の特徴は?

雨季は雨が多く湿度も高くなるが、だからと言って観光に適さない訳でありません。
日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことはなく、短時間で止むスコールのような激しい雨が降ります。
雨が止むとすぐに晴れることが多いです。

年末年始を除けば、航空券やホテル代も割安で、南国のフルーツが美味しいシーズンでもあります。

【雨と気温】インドネシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

地域別の気候と特徴

ジャワ島
  1. 11〜3月が雨季、4〜10月が乾季。
  2. ジャカルタの平均最高気温は32℃、最低気温は25℃で、日本の夏の服装で過ごせる。
  3. 標高の高い地域は朝晩は冷え込むので、薄手の上着が必要。
  4. 乾季の1ヶ月の降水量はほとんどの月が100㎜以下。
  5. 雨季は毎月200㎜以上の雨が降り、最も降る月は400㎜以上になる。
ジャワ島:ジャカルタの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
ジャカルタの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
バリ島
  1. 11〜3月が雨季、4〜10月が乾季。
  2. デンパサールの平均最高気温は32℃、最低気温は23℃で、日本の夏の服装で過ごせる。
  3. ブサキ寺院、キンタマーニ高原、ブドゥグルなどの高地は朝晩は冷え込むので上着が必要。
  4. 雨季の雨は短時間で止むことが多いが、近年は異常気象で朝晩にシトシト降り続くことも。
  5. 雨季の1ヶ月の降水量は200〜500㎜、乾季は100㎜前後。
バリ島:デンパサールの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
デンパサールの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
【雨と気温】インドネシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
ロンボク島
  1. 10〜4月が雨季、5〜9月が乾季で、雨は他の地域より若干少ない。
  2. マタラムの平均最高気温は31℃、最低気温は22℃。
  3. 標高3726mのリンジャニ山や周辺は、朝晩は冷え込むので日本の冬のような防寒着が必要。
  4. 年間降水量は1500㎜前後で、雨季の降水量は毎月150〜300㎜ほど。
  5. 乾季は雨が少なく、1ヶ月の降水量は多くても50㎜ほど。
ヌサ・トゥンガラ諸島

ヌサ・トゥンガラとは「南東の島々」という意味を持ち、大小約1000もの島々からなります。

  1. 11〜4月が雨季、5〜10月が乾季、熱帯モンスーンの影響で東に行くほど雨が少ない。
  2. ティモール島のクパンの平均最高気温は32℃、最低気温は22℃、日本の夏の服装で過ごせる。
  3. 標高の高いフローレス島西部は朝晩は冷え込むので防寒着が必要。
  4. 雨季は毎月200〜300㎜の雨が降るが、乾季はほとんど降らない。
  5. 特に雨が少ないフローレス島東部の年間降水量は1000㎜以下。
ティモール島:クパンの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
クパンの2012〜2013年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
スマトラ島

南北2000㎞に広がるスマトラ島は、日本の約1.25倍もの大きさを誇る巨大な島です。

  1. 季節は地域により少し異なるが、雨季が12〜3月、乾季が5〜9月。
  2. 年間降水量は島の東部が2000㎜前後だが、西部のパダンでは4000㎜を超える。
  3. 西部では、雨季に毎月500㎜を超える雨が降り、それ以外の時期も毎月300㎜近く降る。
  4. 平均最高気温は31℃、最低気温は23℃で、平野部であれば地域による気温の差はあまりない。
  5. 多くの観光スポットは高原地帯にあり、朝晩は冷え込むので防寒着が必要。
スマトラ島:パダンの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
パダンの2013〜2014年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
【雨と気温】インドネシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
スラウェシ島

インドネシアのほぼ中央にある島で、赤道直下に位置します。

  1. 11〜4月が雨季、5〜10月が乾季。
  2. 島の北端の都市マナドの平均最高気温は31℃、最低気温は22℃、日本の夏の服装で過ごせる。
  3. タナ・トラジャなどの山岳高原地帯は天候が不安定で、1日の中で気温が大きく変化する。
  4. 標高の高い地域は朝晩は冷え込むので防寒着が必要。
  5. 年間降水量は2000㎜で、雨季には毎月200〜300㎜、乾季は毎月100㎜の雨が降る。
スラウェシ島:マナドの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
マナドの2014年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
スラウェシ島:マカッサルの気温と降水量

マカッサルはスラウェシ島の南端の町。

インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
マカッサルの2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
ボルネオ島(カリマンタン)

ボルネオ島は世界で3番目に大きな島です。

  1. 一応10〜3月が雨季、7〜9月が乾季だが、雨季以外にも雨が多い。
  2. 西部の都市ポンティアナックの年間降水量は3000㎜。
  3. 雨季には毎月300〜400㎜、それ以外の時期にも毎月200㎜近い雨が降る。
  4. 平均最高気温は32℃、最低気温は22℃前後で、日本の夏の服装で過ごせる。
  5. 気温は島の東部に行くほど低くなり、地域によっては薄手の上着が必要。
ボルネオ島:ポンティアナックの気温と降水量
インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
ポンティアナック2014〜2015年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
【雨と気温】インドネシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
ニューギニア島(パプア)

ニューギニア島は世界で2番目に大きな島で、日本の約2倍の面積を誇ります。
西側がインドネシア領のパプア、東側がパプア・ニューギニアです。

  1. 気候は乾季と雨季のはっきりとした違いは感じられない。
  2. 一応、南東貿易風の影響で乾燥して過ごしやすい5〜9月が観光のベストシーズンとなる。
  3. 地域差もあるが、1年中毎月150〜300㎜の雨が振り、全く降らない時期はない。
  4. 沿岸部は高温多湿で、平均最高気温は30℃、最低気温は23℃。
  5. 5000m級の山々に囲まれるワメナなどの山岳地帯では防寒着が必須。
ニューギニア島:ジャヤプラの気温と降水量

ジャヤプラはニューギニア島:パプア州の州都。

インドネシアの気候と観光・旅行のベストシーズン
ジャヤプラの2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
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