タイの世界遺産・古都アユタヤ

タイ:アユタヤの見どころ、天気や移動手段、象乗りや日本人村など、観光・旅行情報まとめ

アユタヤってどんな所なんだろう?
この記事では、アユタヤの見どころや移動手段などをまとめました。
現地のことを知れば不安がなくなり、旅行を満喫できます

アユタヤってどんな町?

アユタヤは北をオールド・ロッブリー川、東をパーサック川、南と西をチャオプラヤー川に囲まれた島の中の町です。
広さは東西に約4㎞、南北に約3㎞で、島とその周囲に遺跡があります。

バスや列車はアユタヤのどこに着くの?

町の中心にある池の周辺に多くの遺跡があり、バンコクからのエアコンバスはこの辺りに到着します。

タイ北部からのバスは、町の中心から約4㎞東の長距離バスターミナルに到着し、ここから中心部まではトゥクトゥクやソンテウで20〜30分ほど。

各地からの列車が発着する駅は町の東、川の外側です。
駅の近くから出ている渡し舟で川を越えて島に行くことができ、船は人が集まりしだい出発します。

タイの世界遺産:古都アユタヤ

アユタヤ市内の移動手段は?

トゥクトゥクの値段の相場は?

エンジン付きの小型三輪車で、料金は交渉しだいで、1回の移動で50バーツほどが相場。
トゥクトゥクで島内の見どころを回るなら、移動するたびにトゥクトゥクを探して値段交渉するよりも、最初に交渉をして1日チャーターした方が安く効率よく回れるでしょう。

レンタサイクル・レンタバイクはどこで借りれる?

鉄道駅やゲストハウス、チャオプロム市場や繁華街のお店で借りられ、料金は自転車が1日30〜50バーツ、バイクは1日300バーツからで、時間貸ししてくれる所もあります。

自転車はひったくりに遭わないよう注意が必要で、カゴに入れた荷物をバイクで追い抜きざまにひったくる事件が発生しています。
また、タイでバイクを運転するには国際運転免許証が必要です。

ソンテウ・路線バス

ソンテウは乗合いバスのようなもので、路線バスと同じような役割を果たしています。
路線バスはバス停に停車するバスの番号が表示されているが、本数がやや少ない。
料金はどちらも1回の移動で10バーツほど。

ボート・渡し船

鉄道駅近くの渡し舟のほか、島北東部のナワン・ナイトマーケットそばの船着場からボートが出ており、島を囲む川を2〜3時間かけて1周することができます。
料金は6人乗りで600バーツほどで、ボートツアーを催行するゲストハウスもあります。

アユタヤで象乗りできる場所は?

象乗りできる場所は2つあります。

  1. 島の中心部の池の近くにあるエレファント・キャンプ
  2. 町の東の川の外側、パイリン地区の水上マーケットに併設されたエレファント・ビレッジ

園内だけでなく、外に出て近くの遺跡巡りができるほか、餌やりや記念撮影も行なっています。

アユタヤの水上マーケットとは?

水上マーケットは2010年にオープンしたテーマパークのような施設で、大きな人工池を囲むようにアユタヤの伝統的な古い町並みが再現され、おみやげ屋や飲食店が軒を連ねています。
また、水路に浮かぶ小舟の上で営業している屋台も多い。

アユタヤの日本人村とは?

日本人村の歴史について

16世紀初頭、アユタヤは日本を含むアジアやヨーロッパ諸国との交易が盛んで、アユタヤ王はこれらの外国人にコミュニティを形成することを許可し、こうして造られたのが日本人村です。

徳川家康時代から御朱印貿易で栄え、最盛期には2000人以上の日本人が暮らしていました。
しかし1635年、徳川家光の時代に鎖国で御朱印貿易は終了し、18世紀初めに日本人村も消滅しました。

日本人村の現在は?

現在は村の面影は残っていないが、村の跡地には当時を偲ぶ石碑や日本庭園があり、日本とタイの交流の歴史の展示があるアユタヤ歴史研究センターが建設されています。

日本人村の場所は、アユタヤ中心部の南、川の外側のチャオプラヤー川に面した所です。
日本人村の開館時間は8:00〜17:00、入館料は50バーツ。

タイの世界遺産:古都アユタヤ

アユタヤの見どころとその歴史

ワット・プラ・シー・サンペット

英語表記は「Wat Phra Si Sanphet」。

初代ウートーン王時代の宮殿跡に、1491年にボロムトライロッカナート王が造った王室守護寺院。
1500年、ラーマティボディ2世によって高さ16m、171㎏もの黄金の仏像が造られました。

1767年にビルマ軍に寺院と共に破壊され、現在残っているのは3基のチューディー(仏塔)のみです。
日没後の19:00〜21:00はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。

開園時間7:00〜17:00、入園料は50バーツ。

アユタヤ王宮跡 

英語表記は「The Grand Palace」。

1351年に初代ウートーン王が建てたアユタヤ王朝初の王宮です。
現在のワット・プラ・シーサンペットが建つ場所にあったが、歴代の王によって増改築が行われました。

1448年に8代目トライロッカナート王がサンペット宮殿を建造し、現在の位置に移設されたようです。
しかし、王宮のほとんどは1767年にビルマ軍に破壊され、現在は宮殿や城壁の一部の遺跡を残すのみです。

開園時間は8:00〜16:30、入園料は50バーツ。

ウィハーン・プラ・モンコン・ボピット

英語表記は「Wihan Phra Mongkhon Bophit」。

1603年にラーマティボディ2世が造った寺院で、タイ最大となる高さ17mのブロンズ仏像が安置されます。
しかし、ビルマ軍によって寺院は破壊され、のちにラーマ5世によって再建されます。
1951年の修復時には、仏像の体内から何百体もの小さな仏像が発見されました。

ウィハーン(礼拝堂)の北東のサナーム・ナチャワットと呼ばれる場所は、かつては王族の火葬場でした。
アユタヤの中心部で最も参拝者が多く、周辺は花やろうそく、おみやげを売る屋台で賑わいます。

開館時間は8:30〜16:30、入館無料です。

ワット・ローカヤ・スター

英語表記は「Wat Lokaya Sutha」。

アユタヤの西側、広大な草原に横たわる高さ5m、全長25mの巨大寝釈迦像。
現在あるのは、タイ芸術局によって1956年に復元されたもので、80歳で入滅した仏陀を表現しています。

周囲には寺院などもなく、雄大な自然に溶け込むように長い手足を伸ばして静かに微笑んでいます。

24時間見学可能で、入園無料。

ワット・マハータート

英語表記は「Wat Mahathat」。

2代目ラーメスアン王(在位1369~1370)が建てた説と、1374年に3代目ボロム・ラーチャー1世(在位1370~1388)が建てた説があるが、はっきりしたことはわかっていません。

14世紀の重要な寺院のひとつで、かつては高さ44mの仏塔があったが、ビルマ軍に破壊されて廃墟と化します。
現在は木の根の間に埋まった仏頭、頭部が切り落とされた仏像、崩れ落ちた礼拝堂の土台部分などが残されています。

1956年の修復時に地下から仏像や宝飾品が発見され、チャオ・サーム・プラヤー国立博物館に展示されています。

日没後の19:00〜21:00は一帯がライトアップされ、昼間とは違った姿を見られます。
開園時間は8:00〜17:00、入園料は50バーツ。

ワット・ラーチャ・ブーラナ

英語表記は「Wat Ratchaburana」。

1424年、8代目の王ボラム・ラーチャー2世が、王位継承争いで亡くなった2人の兄のために建立した寺院です。
当初は2つのチューディー(仏塔)だけだったが、礼拝堂やプラーン(クメール式仏塔)などが増築されます。
プラーンは途中まで上がることができ、内部の小さな空間にはアユタヤ時代の壁画がわずかに残っています。

1958年の修復時にボラム・ラーチャー2世が2人の兄に捧げた宝物箱が発見され、現在はチャオ・サーム・プラヤー国立博物館に展示されています。

日没後の19:00〜21:00はライトアップされ、幻想的な雰囲気に包まれます。
開園時間は8:00〜17:00、入園料は50バーツ。

ワット・プラ・ラーム

英語表記は「Wat Phra Ram」。

アユタヤのほぼ中央に位置する、初代ウートーン王の菩提寺です。
息子である2代目ラームスワン王により建てられた、クメール様式の美しい寺院。

1767年、ビルマ軍に大部分は破壊され、現在はチューディー、ウィハーン、仏像が並ぶ回廊をもつプラーンの跡などが見られます。

1970年、 寺院北側の広場にウートーン王の青銅像が建てられ、寺院前の大きな池とその周辺はプラ・ラーム公園として整備され、旅行者や地元民の憩いの場となっています。

日没後の19:00〜21:00はライトアップされ、昼間とは違った姿が見られる。
開園時間は8:00〜17:00、入園料は50バーツ。

タイの世界遺産:古都アユタヤ


タイの世界遺産:アユタヤの歴史とは?

アユタヤは、1351年から約400年にわたってアユタヤ王朝の都として君臨しました。
遺跡が残る一帯は1976年に「アユタヤ歴史公園」に指定され、1991年に「古都アユタヤ」として世界遺産に登録されました。

アユタヤの歴史と世界遺産登録の理由は、この記事で詳しく書いています

アユタヤの天気・気候とベストシーズン

アユタヤの気候を簡単にまとめると、

  1. 夏季(2月下旬〜5月上旬)は35℃を超え、日本の夏より暑い。
  2. 雨季(5月下旬〜10月上旬)は雨が多くて蒸し暑い。
  3. 乾季(10月下旬〜2月上旬)は涼しくて雨が少ない。

よって、ベストシーズンは乾季の10月下旬〜2月上旬です。

タイの気候についてはこの記事で詳しく書きました

タイの世界遺産:古都アユタヤ

アクセス:日本からの行き方

日本からタイへの直行便があり、バンコクのスワンナプーム国際空港まで5〜6時間ほど。
バンコクからアユタヤへは、バンコク市内のバスターミナルや鉄道駅からバスや列車で移動します。

アユタヤへの行き方についてはこの記事で詳しく書きました

アユタヤの地図とガイドブック(日本語)

こちらのリンクにアユタヤの地図、見どころや移動手段、イベントやアクティビティ、グルメやホテル、緊急時の連絡先などの情報が載っています。

これは、タイ国政府観光庁が発行したPDFファイルです。
アユタヤ:ガイドブック

通貨と言語とビザについて

通貨はバーツ(Baht)で表記はB、補助通貨はサタン(Satang)で表記はS。
公用語はタイ語だが、観光地のホテルやレストランでは英語が通じる所もあります。
日本人の観光目的でのタイへの入国は、空路の場合はタイ出国用の航空券(eチケット)を持っていれば、ビザなしで最大30日間滞在可能。

陸路や海路で入国する場合はビザなしで最大15日間滞在可能。
これ以上タイに滞在する場合は、事前に観光ビザの取得が必要です。

ビザについての詳細はこちら

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地方移住生活というサイトもやっています。
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