タイ旅行・観光の気候とベストシーズン

【雨と気温】タイの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

タイに行ってみたいけど、どんな天気なんだろう?
この記事は、季節の特徴と地域別の気温と降水量をグラフ付きで書きました。
天気を知れば服装も決まり、旅行が楽しくなります
 
記事の内容を要約すると?
 
 
  1. 季節は雨季、乾季、夏季の3つに分かれる。
  2. 雨季は大量の雨が降り、夏季は日本の夏以上に暑い。
  3. 涼しくて雨も降らない乾季が観光のベストシーズン
 

タイの地理と天気・気候の特徴

熱帯に属するタイの気候は年間を通じて温暖で、季節は雨季、乾季、夏季の3つに分かれます。
気温や降水量、雨の多い時期は南部のマレー半島、北部の山岳地帯、東北部の高原地帯、首都バンコクがある中部地方など、地域によって少し異なります。

タイの天気・気候の特徴(気温や降水量)と観光・旅行のベストシーズン

雨季(5月下旬〜10月上旬)

日本の梅雨のように1日中降り続くことは少ないが、1日の中で降ったり止んだりする日が多いです。
時にはスコールや夕立のような激しい豪雨に見舞われ、道路が冠水することも珍しくないでしょう。
雨季の終わりが近づくと連日大雨が降り、タイ各地で洪水が発生することもあります。

しかし、夏季よりは気温が下がるので、冠水や洪水が起きなければ雨の合間に町を観光することは可能です。
また、東北部は雨季でも雨は少ない傾向にあります。

乾季(10月下旬〜2月上旬)

雨季の蒸し暑さが和らぎ、雨もほとんど降らない乾季はタイ観光のベストシーズンです
空気が乾燥した晴天に恵まれ、1年で最も気温が下がるのもこの時期。
特に北部や東北部の12〜1月は、朝晩は肌寒く感じるほど冷えることもあります。

夏季(2月下旬〜5月上旬)

2月に入ると徐々に気温と湿度が高くなっていき、朝晩も蒸し暑さを感じるようになってきます。
3〜4月になると本格的な夏季となり、1年で最も気温が高くなります。
夏季の後半になると激しいスコールが降るようになり、季節は雨季へと移り変わっていきます。

地域別の天気・気候

中部地方:バンコク

バンコクの年間平均最高気温は32℃で、夏季には35℃を超えることも珍しくないでしょう。
朝晩も25℃までしか気温が下がらず、エアコンがないと蒸し暑く寝苦しい日が続きます。
最も涼しい12〜1月の日中でも31℃まで上がるが、朝晩は20℃前後まで下がるので過ごしやすい。

雨季の降水量は毎月150〜250㎜ほどで、最も多い9月は350㎜の雨が降ります。
乾季の降水量は1ヶ月に10〜50㎜ほどで、気温も下がるこの時期が観光のベストシーズンです。

同じ中部地方でも、カンボジア国境付近のチャンタブリーは雨が多く、雨季には毎月350〜500㎜も降ります。
しかし、気温や乾季の降水量はバンコクと同程度。

バンコク気温と降水量
タイの気候と観光・旅行のベストシーズン
バンコクの2014〜2015年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

南部地方:プーケット

南北に細長く延びる南部地方は、西のアンダマン海側と東のタイ湾側で気候が少し異なります。
西に位置するプーケットは1年を通して気温の変化が少なく、最高気温は約31℃、最低気温は約24℃で、夏季の2〜4月だけは最高気温が2〜3℃高くなる。

雨季の降水量は毎月250〜300㎜ほどで、最も多い9月は400㎜近く降ります。
12〜3月の降水量は1ヶ月に20〜60㎜ほどで、この時期が観光のベストシーズンです。

東に位置するサムイ島の気温は、10〜3月の最高気温は30℃、4〜9月の最高気温は33℃で、最低気温は1年中24〜26℃で変化は少ないです。

降水量は最も少ない2〜4月は1ヶ月に50〜70㎜、最も多い10〜12月は1ヶ月に200〜400㎜以上、この他の時期は1ヶ月に100〜150㎜ほど。

観光のベストシーズンは雨の少ない2〜4月だが、1〜9月でもそれほど雨に悩まされることは無いでしょう。

プーケットの気温と降水量

気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れています。

タイの気候と観光・旅行のベストシーズン
プーケットの2017〜2018年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
タイの天気・気候の特徴(気温や降水量)と観光・旅行のベストシーズン

北部地方:チェンマイ

山岳地帯が広がる北部のチェンマイの気温は、夏季の日中は35℃を超えるが、朝晩は22℃まで気温が下がるので、他の地域の夏季よりはるかに過ごしやすいでしょう。

最も涼しい12〜1月も日中は29℃まで上がるが、朝晩は15℃まで冷え込むので、肌寒さを感じで薄手の上着が必要になるほどです。
雨季の降水量は毎月120〜220㎜ほどで少なく、12〜3月はほとんど降りません。

中部よりのスコータイの最高気温はバンコクとあまり変わらず、最低気温はバンコクより2〜3℃低い。
雨季の降水量は毎月200〜350㎜ほどだが、7月だけは100㎜前後に落ち着きます。

夏季にも1ヶ月に30〜60㎜ほど降るが、12〜1月はほとんど降りません。
どちらも観光のベストシーズンは、気温が落ち着いて雨も少ない乾季です。

チェンマイの気温と降水量
タイの気候と観光・旅行のベストシーズン
チェンマイの2014〜2015年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

東北部地方:コーンケン

東北部の中央にあるコーンケンの気温は、夏季の日中は40℃近くになります。
帽子をかぶったり水をこまめに飲むなどの暑さ対策が必須になるが、朝晩は24〜25℃まで下がります。

最も涼しい12〜1月の最高気温は30℃で、朝晩は17℃まで冷え込むので過ごしやすいでしょう。
雨季の降水量は毎月150〜250㎜ほどで少なく、11〜2月はほとんど降りません。

中部よりのナコーン・ラーチャシーマー(通称コラート)は気温も降水量もコーンケンと同程度。
最北部のノーンカーイも気温は同じくらいだが、雨季は毎月250〜350㎜ほどの雨が降ります。
どの町も、観光のベストシーズンは気温が落ち着き雨も少ない乾季です。

ウドンタニの気温と降水量

ウドンタニはコーンケンの約120㎞北の町。
他の東北部のグラフが無いので参考までに。
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れています。

タイの気候と観光・旅行のベストシーズン
ウドンタニの2017〜2018年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト
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