タイで最初の王朝!古代都市スコータイの歴史と世界遺産登録の理由
この記事では、
スコータイの歴史と世界遺産登録の理由について書きました。
歴史を知ると、遺跡巡りが楽しくなります。
この記事の目次
タイの世界遺産:古代都市スコータイの歴史と登録の理由
古代都市スコータイの歴史
首都バンコクから北へ約400㎞、タイ北部の町スコータイは、1238年にタイ民族最初の王朝として誕生しました。
スコータイ王朝の都として歴史が始まり、スコータイとは「幸福の夜明け」という意味を持ちます。
タイ民族は、クメール帝国の支配下であったこの地からクメール民族を追放して王朝を築くと、その強力な軍事力と豊穣な土地によって、タイ初の独立国家として発展していきます。
1278年に初代国王の息子ラームカムヘーンが第3代国王に即位します。
優れた武人である彼の活躍によって王朝は栄華を極め、その絶大な勢力で国土を現在の隣国にまで拡大しました。
しかし、彼の死後は徐々に勢力は衰退し、南部でアユタヤ王朝が台頭し始めました。
スコータイ王朝は1365年にアユタヤ王朝の属国となり、約140年という短くも輝かしい歴史に幕を下ろしました。
世界遺産登録の理由と年度
その後、かつての都は数百年にわたってジャングルの中に埋もれていたが、タイ芸術局とユネスコによって当時の遺跡群は修復され、スコータイ王朝の王都スコータイ、第2の都市シー・サッチャナーライ、城壁都市カムペーン・ペッの3ヶ所が歴史公園に指定されます。
当時の貴重な遺跡群が残るこれらの歴史公園は、1991年に「古代都市スコータイと周辺の古代都市群」として世界遺産に登録されました。
ユネスコは登録の理由について「人類の創造的才能を表す傑作である」さらに「現存する、あるいはすでに消滅した文化的伝統や文明に関する独特な、あるいは稀な証拠を示していること」と語っています。
スコータイの地図とガイドブック(日本語)
こののリンクにスコータイの地図、見所や移動手段、イベントやアクティビティ、グルメやホテル、緊急時の連絡先などの情報が載っています。
これはタイ国政府観光庁が発行したPDFファイルです。
スコータイ:ガイドブック
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