【雨と気温】スイスの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
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スイスの地理と天気・気候の特徴
面積は九州より少し小さいほどだが、国土の高低差が最大4441mもあり、地域や標高によって気候が異なる。
ヨーロッパの屋根といわれるアルプス山脈とジュラ山脈が国土の約70%を占め、迫力ある名峰や氷河、のどかな牧草地などが広がる。
国全体が北海道より北にあるため、年間を通じて日本より気温が低いが、スイスにも四季がある。
時期も日本とあまり変わらず、4〜6月中旬が春、6月下旬〜9月上旬が夏、9月中旬〜11月が秋、12〜3月が冬となる。
ハイキングや登山のベストシーズンは?
スイスの一般的な観光も含め、ハイキングや登山のベストシーズンは夏となる。
標高の高い山間部では春が雪解けの時期となり、雪崩などの影響でハイキングコースが整備されていなかったり、ロープウェイなどが運休になっている場合もある。
秋も同様で、9月に入ると徐々に気温が下がり、ロープウェイや登山列車が不定期に運休になったりする。
夏でも6月中は雪が残っている所が多く、ハイキングコースが全面的に解放されるのは7月から。
冬はウインタースポーツの時期で、アルプスは雪が多いが意外にも晴天率も高いため、ヨーロッパ中から冬のバカンスを楽しみに旅行者が訪れる。
標高の高い所では10月に初雪が降ったりもするが、雪が積もる12月以降がベストシーズンとなる。
町歩きを中心に観光するのであれば、春と秋も十分に楽しめる。
ピーク時よりも旅行者が少なく、ホテルの料金も安くなっている所がほとんどである。
服装と持ち物は?
北海道よりも北に位置するため、真夏の平野部でも最高気温は25℃ほど。
標高の高い所でも晴天の昼間はTシャツで過ごせるが、雨が降ったり日が暮れると急に気温が下がる。
夏でも防寒着が必要で、標高の高い場所では10℃以下になることも珍しくない。
冬は日本の真冬以上の防寒対策が必須で、標高1605mのツェルマットでは最高気温でも0℃前後、最低気温はマイナス10℃以下になる。
標高335mのルガーノ、408mのチューリッヒ、542mのベルンなどでも冬の朝晩はマイナス5℃前後まで冷え込む。
また、大抵のものは現地で販売されているので、防寒着がなければ現地で購入することもできる。
スイスの降水量は?
基本的には標高の低い地域ほど雨が多く、高い地域ほど少ない。
また、雨は夏に多く、冬に少ない。
年間降水量はルガーノ、チューリッヒ、ベルンが1000㎜前後で、最も雨が多い5〜8月でも1ヶ月の降水量は100〜120㎜ほどで、それ以外の時期は50〜80㎜ほど。
ツェルマットの年間降水量は600㎜前後で、特に雨が多い時期はなく、年間を通じて毎月50㎜ほどの雨が降る。
主要都市の天候グラフ
チューリッヒの天候グラフ
ジュネーブの天候グラフ
バーゼルの天候グラフ
標高の高い地域の天候グラフ
ゼンティス山の天候グラフ
グラン・サン・ベルナール峠の天候グラフ
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