【雨と気温】台湾の天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
季節と地域別の天気をこの記事に書きました。
天気を知れば服装が決まり、不安が1つ解消されます。
- 夏は台風が多く、日本の夏と同じくらい暑い。
- 冬は雨が少なく、日本の冬より暖かい。
- ベストシーズンは11〜3月
この記事の目次
台湾の地理と天気・気候の特徴
東シナ海の南方に浮かぶ台湾は、日本の九州ほどの大きさです。
島の中央には標高3000m級の山脈が南北に走り、これらの地形が気候に影響しています。
また、南北に長い島を北回帰線が横切り、気候はここより北が亜熱帯、南が熱帯です。
台湾の1年の気候は“長い夏季”と“短い冬季”があり、日本ほどはっきりと変化は感じられないが、季節に四季があります。
梅雨や台風の時期は日本とほぼ同じで、気温は年間を通して日本より少し暖かい程度です。
観光のベストシーズンは、気温が下がり雨も少ない11〜3月です。
春(3〜5月)
東京の春より暖かくて過ごしやすいが、季節風の影響で北部は雨が多い。
5月中旬頃から本格的な梅雨になり、台湾全土に大量の雨が降ります。
北部:台北の春
台北の3月の平均最高気温は22℃で日中は暖かいが、朝晩は15℃まで冷えるので薄手の上着が必要です。
しかし、5月には暖かくなり、朝晩に肌寒さを感じる日は少ないでしょう。
5月は最高気温が30℃近くまで上がり、最低気温も22℃ほどに落ち着きます。
降水量は3・4月は1ヶ月に180㎜ほど、5月は250㎜を超えます。
南部:高雄の春
南部の高雄の最高気温は3月でも26℃と高く、5月には30℃を超え、東京の夏のように暑い。
最低気温は3月は18℃だが、5月は25℃までしか下がらず、夜は寝苦しく感じる日もあるでしょう。
降水量は3月は40㎜、4月は70㎜と少ないが、梅雨入りする5月には180㎜近い雨が降ります。
夏(6〜8月)
東京の真夏のような蒸し暑い日が続き、6月頃までは梅雨の影響で雨が多い。
7月〜9月は台風シーズンで、毎年多くの台風が台湾に上陸します。
台湾付近で台風が停滞することもあり、移動や観光に支障をきたすこともあります。
訪れる時期を選べるのであれば、夏はオススメできません。
北部:台北の夏
台北の最高気温は連日30℃を超え、7〜8月は35℃を超える日もあります。
朝晩も気温は25℃までしか下がらず、エアコンなしでは蒸し暑く寝苦しい夜が続くでしょう。
降水量は毎月250〜300㎜ほどです。
南部:高雄の夏
高雄の夏の平均最高気温は32℃で、朝晩も25℃までしか下がりません。
降水量は北部より多く、毎月350〜400㎜の雨が降ります。
秋(9〜11月)
台風の影響で9月までは雨が多いが、10月に入ると徐々に雨は少なくなり、11月には南部では雨は降らなくなります。
北部:台北の秋
台北の最高気温は9月は30℃を超え、朝晩も25℃と暑い夜が続きます。
11月になると日中でも24℃までしか気温が上がらず、朝晩は18℃まで下がるので過ごしやすい。
降水量は9月が270㎜、10月が140㎜、11月が90㎜ほど。
南部:高雄の秋
高雄の最高気温は10月までは30℃近く、11月になると27℃まで落ち着く。
最低気温も10月までは25℃だが、11月には20℃まで下がるので朝晩は過ごしやすいでしょう。
降水量は9月が190㎜、10月が50㎜、11月は10〜20㎜ほど。
冬(12〜2月)
東京の冬より暖かく、雨も少ないのが特徴です。
雪は平地で降ることはめったになく、山間部でたまに降る程度。
しかし、まれに寒波に見舞われることがあり、その時は厚手の防寒着が必要になるでしょう。
台湾の旧正月:春節の注意点とは?
観光のベストシーズンではあるが、台湾の旧正月である“春節”に訪れるのはできれば避けたい。
春節の日はその年によって異なるが、毎年1〜2月にかけてで、2019年は2月2日〜2月10日。
昔の日本の正月のように休業になるお店が多くなり、ホテルの宿泊料金が高くなりがちです。
また、帰省する人々で交通機関や宿泊施設も混雑します。
北部:台北の冬
冬の台北の最高気温は18〜20℃ほどで、朝晩は13℃まで冷えるので薄手の上着が必要でしょう。
降水量は12・1月は1ヶ月に80㎜ほど、2月は170㎜の雨が降ります。
高雄の最高気温は24℃で冬でも暖かいが、朝晩は15℃前後まで冷え込みます。
降水量は毎月10〜20㎜ほどで、冬の南部はほとんど雨が降りません。
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