【雨と気温】ラオスの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
この記事では、
ラオスの季節と地域別の天気をグラフ付きでまとめました。
天気を知れば服装も決まり、旅行を満喫できるでしょう。
- 暑季の3〜5月上旬は日本の真夏のような暑さ。
- 雨季の5月中旬〜10月は雨が多く蒸し暑い。
- 乾季の11〜2月は涼しくて雨が降らない観光のベストシーズン。
この記事の目次
ラオスの地理と天気・気候の特徴
ラオスってどこにあるの?
インドシナ半島の中部にあるラオスは、ベトナム、中国、ミャンマー、タイ、カンボジアに囲まれる東南アジア唯一の内陸国で、日本の本州とほぼ同じ国土面積です。
南北に広がる国土の約80%を標高500〜2000mほどの高原や山岳地帯が占めるが、タイとの国境付近を流れるメコン川や首都のビエンチャン周辺には平地が広がっています。
気候の特徴は?
気候は熱帯モンスーン気候に属し、季節は乾季と雨季、1年で最も暑い暑季の3つのシーズンに分かれます。
降水量は?
モンスーン(季節風)の影響で季節が変化し、年間降水量の80〜90%が雨季に集中しています。
地域や標高の差によって気温や降水量は異なり、基本的には北から南に行くほど雨が増えます。
北部山岳地帯は年間降水量が1500〜2000㎜なのに対し、最も雨が多い南部のボーロベン高原では、年間降水量が3500㎜を超えることもあります。
気温は?
気温は北部や標高の高い地域ほど低く、南部や平地ほど高くなります。
時期別の気候の特徴
乾季(11〜2月)
雨がほとんど降らず、気温も低い乾季はラオス観光のベストシーズンです。
乾季の気温は?
この時期のビエンチャンやルアンパバーンでは最高気温が30℃を下回り、朝晩は15℃前後まで冷えます。
ポーンサワンなど標高1000mを超える地域は、日中は25℃前後と過ごしやすいが、朝晩は10℃以下まで冷え込むので薄手の上着が必要になります。
南部のパークセーでは日中は30℃を超える日が多く、最低気温は18〜20℃で朝晩も気温が高い。
乾季は雨が降らない?
乾季は雨の心配はないが、年間で最も気温が下がる時期なので上着が必要です。
標高が高い北部山岳地帯は朝晩は冷え込みが厳しいので、訪れる際は日本の冬のような防寒着が必要です。
暑季(3〜5月上旬)
季節の変わり目となる暑季は年間で最も気温の高い時期です。
4月頃から雨が降る日が増え始め、5月に入ると雷を伴う激しい夕立が多くなり、本格的な雨季が訪れます。
暑季も気温は?
日中は各地で連日35℃を超え、最高気温は40℃に達することもあります。
例えるなら、異常気象の日本の夏のような暑さです。
朝晩も気温は20℃を超え、エアコンなしでは東京の真夏のような寝苦しさを感じるでしょう。
標高の高いポーンサワンなどでは日中でも30℃を超えることは少なく、朝晩は15℃前後まで気温が下がります。
雨季(5月中旬〜10月)
年間降水量のほとんどが集中する雨季だが、日本の梅雨のように一日中降り続くことはほとんどありません。
短時間に激しく降るスコールがある程度なので、観光ができないわけではないです。
北部の降水量は?
北部のルアンパバーンやポーンサワン、ビエンチャンなどの年間降水量は1200〜1600㎜で、多い時には1ヶ月に300㎜以上の雨が降ります。
南部の降水量は?
南部のパークセーの年間降水量は2000㎜ほどで、多い時には1ヶ月に450㎜以上の雨が降ります。
雨季の気温は?
最高気温は各地で連日30℃を超え、雨で湿度が高くなるため気温が下がらず、朝晩でも25℃前後で蒸し暑い。
標高の高いポーンサワンなどでは日中でも30℃を超えることは少なく、朝晩は20℃前後まで気温が下がります。
10月に入ると徐々に雨が少なくなり、季節は乾季へと移り変わって行きます。
地域別の天候グラフ
ビエンチャンの気温と降水量
ルアンパバーンの気温と降水量
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れています。
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