インド観光・旅行での入国とビザ申請・取得方法
インドへの入国にはビザが必要で、観光目的で入国する場合は、日本で“観光ビザ”を取得するか、インドの空港到着時に“アライバルビザ”を取得する必要がある。
どちらもビザ申請時、及び入国時にパスポートの残存有効期間が6ヶ月以上必要で、査証欄の余白が2ページ以上必要となる。
観光ビザの有効期間は発給日から6ヶ月間で、有効期間内であれば何度でも入国できるマルチビザ。
アライバルビザの有効期間は最長60日で、再入国が1回だけ許可されている。
つまり、最長の60日間の滞在を2回することができる。
この記事の目次
日本で観光ビザを申請・取得する
住んでいる地域によって場所が異なり、東京のインド大使館、または大阪か神戸のインド領事館で申請を行う。
以前はインド大使館からビザ発給業務を委託していたインド・ビザ・アプリケーション・センターで申請を受け付けていたが、2017年3月21日で受付業務を停止したため、受付が大使館と領事館に変更された。
下記のPDFに受付業務変更の詳細、ビザの申請方法や料金、郵送で申請する方法などが記載されている。
インド渡航ビザ申請に関する重要なお知らせ(PDF)
申請に必要なものは下記のとおり。
これらのものを持って大使館や領事館に行くか、郵送で申請する。
また、どちらの場合も郵送でパスポートとビザの受け取りが可能。
- パスポート
残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が2ページ以上あるもの。 - 顔写真1枚
サイズ51㎜×51㎜の証明写真で、この写真がビザに印刷される。
この写真は、写真に収まる頭頂部や顎先の位置、目の高さなどが細かく決められている。 - 航空券
インドへの入国日と出国日が確認できるもの。(e-チケットなど) - 申請費用
申請費用、及びビザ発給料は1550円。 - ビザ申請書
ビザ申請書は、インド政府サイトからオンラインでのみ入手できる。
サイトの左端にある、Regular Visa Applicationをクリックすると申請画面になるので、必要事項を入力して申請書を作成し、作成した申請書を印刷する。
印刷した申請書の指定の位置2ヶ所に署名をして完成。
インド政府の申請サイトはこちら。
インド政府公式オンラインビザ申請サイト(INDIAN VISA ONLINE) - 以前にインド渡航歴がある場合
申請者が以前にインド渡航歴がある場合は、以前に入国した際に利用したビザのページのコピーが必要となる。(コピーのサイズはA4)
また、旧パスポートに有効なインドビザがある場合は、申請時に旧パスポートの提出が必要。
ビザ申請に関する詳細はこちら。
インド大使館:領事業務・ビザ
アライバルビザを取得する(日本人向け到着ビザプログラム)
2017年4月1日より「日本人向け到着ビザプログラム」が開始され、インドの空港到着時に申請するだけでアライバルビザを取得することができるようになった。
以前から存在する「eツーリストビザ」というアライバルビザは、インド到着の4日以上前までにインド政府のウェブサイトから申請が必要な上、滞在可能期間も30日と短いため、現在はこちらを利用するメリットはない。
アライバルビザで入国できる空港
現在、アライバルビザを申請・取得して入国できるのは下記の6の空港。
- Delhi デリー
- Mumbai ムンバイ
- Bangalore バンガロール
- Chennai チェンナイ
- Hyderabad ハイダラーバード
- Kolkata コルカタ
アライバルビザの申請料
1人につき2000インド・ルピーで、同価値の外貨で支払い可能。
2000インド・ルピーは2018年7月現在のルートで約3200円。
アライバルビザ申請の手順
- 申請書をプリントアウトして記入する。
また、申請書はインド行きの機内でも入手可能なので、機内で記入しても良い。
この申請書と機内で配られる入国カードを記入する。
申請書のプリントアウトはこちらから。
Annexure I(申請書) - 記入した申請書と入国カードを持ってビザカウンターへ行き、簡単な審査を受ける。
- 審査が済むと申請書用紙に”SCRUNTINIZED”のスタンプが押されるので、スタンプが押されたらビザ申請料の支払いを行う。
- 支払いが済んだら移民カウンター(Immigration Counter)へ移動し、生体認証情報の登録と支払い情報の認証・登録を行う。
- 情報登録の完了と費用の支払いが確認されると、パスポートにビザが押されて入国カードが回収され、インドへの入国が可能になる。
「日本人向け到着ビザプログラム」に関する詳細はこちら。
インド大使館:Visa on Arrival for Japanese Nationals
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