ハワイ旅行・観光の気候とベストシーズン

【雨と気温】ハワイ諸島の天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

ハワイ諸島の地理と天気・気候の特徴


常夏の島”というイメージのあるハワイだが、1年中どの島でも暖かいという訳ではない。
季節は大きく分けて5〜10月が夏、11〜4月が冬となるが、季節によっての気温差は5℃前後で、夏より冬の方が少し涼しく感じる程度。

標高が高くなるほど気温は下がるが、紫外線は強くなる。
島と地域によって気候が異なるハワイ諸島の、主な6つの島の気候は下記の通り。

ハワイ島の天気・気候


火山の島”として知られるハワイ島は、ハワイ諸島で最大の島。
地球には大きく分けて13の気候があるが、ハワイ島にはその内の11の気候があるといわれ、北東からのトレードウインド(貿易風)の影響で地域によって異なった気候をしている。

西海岸は雨が少なく晴天の日が続き、コナでは雨が降ることもあるが、高級リゾート地のコハラ・コースト(サウス・コハラ)ではほとんど雨は降らない。

東海岸は雨が多く、ヒロの年間降水量は3000mを超え、晴天率はハワイで最も低いが、雨の後には虹が出ることもある。
島北部のワイメアやコハラ山脈は比較的涼しく、マウナ・ケアやマウナ・ロアの山頂付近は冬には雪に覆われる。

コナやヒロの平均最高気温は25℃前後、平均最低気温は20℃前後。
標高約800mのワイメアは平均最高気温は約23℃、平均最低気温は約12℃
標高4205mのマウナ・ケア山頂付近の平均最高気温は約6℃、平均最低気温は-1℃。

ハワイ島:ヒロの天候グラフ

ハワイ諸島の気候と観光・旅行のベストシーズン

ヒロの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

マウイ島の天気・気候


豊かな緑の自然に恵まれるマウイ島は“渓谷の島”といわれ、ハワイ諸島で2番目に大きな島。
年間を通じて北東からのトレードウインドの影響を受け、島の北部と南部、西海岸と東海岸、標高差によって気候が大きく異なる。

東海岸のハナは年間降水量が2000㎜を超え、西マウイの最高峰であるプウ・ククイ山では10000㎜を超えるほど。

カアナパリやラハイナがある西マウイの海岸線や、キヘイやワイレア、マケナがある南西の海岸は雨が少なく、涼しい風が吹いて過ごしやすい。

この一帯は晴天が続くことから、リドートホテルが建ち並んでいる。
たまに南西からコナ・ウインドという風が吹くことがあり、この時ばかりはこの一帯にも雨が降る。

標高3055mのハレアカラ山の頂上付近では気温が氷点下になり、冬は辺り一面雪に覆われることもある。

ハレアカラ山の平均最高気温は約12℃、平均最低気温は約4℃。
高地を除けば地域によっての気温差はあまりなく、平均最高気温は29℃前後、平均最低気温は19℃前後。

マウイ島:カフルイの天候グラフ

ハワイ諸島の気候と観光・旅行のベストシーズン

カフルイの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

カウアイ島の天気・気候


庭園の島”といわれるカウアイ島はハワイ諸島で4番目の大きさで、島の北部と南部、海岸線と内陸の山岳地帯とで気候が異なる。

年間を通じて吹くトレードウインドの影響で、北と東の海岸は曇りの日が多く、南と西の海岸は晴れる日が多い。
しかし南西からコナ・ウインドが吹くと南と西の海岸も悪天候に見舞われる。

内陸部の標高1569mのワイアレアレ山の頂上付近は厚い雲に覆われる日が多く、12000㎜もの年間降水量を記録している。

高地を除けば地域によっての気温差はあまりなく、平均最高気温は27℃前後、平均最低気温は20℃前後。
標高約1000mのコケエの平均最高気温は約19℃、平均最低気温は約10℃。

カウアイ島:リフエの天候グラフ

ハワイ諸島の気候と観光・旅行のベストシーズン

リフエの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

オアフ島の天気・気候


ハワイ諸島で3番目の大きさのオアフ島は、最も多くの観光客で賑わう島。
コオリナ・リゾートがある西側のリーワード・コーストは全体的に乾燥していて、カイルアやカネオヘが位置する東側のウインドワード・コーストは緑の自然が豊かで、西側と比べる若干湿度が高い。

ワイキキやダウンタウンがあるホノルルや、サーフィンの中心地であるノース・ショアは年間を通じて過ごしやすい気候で、ホノルルの年間平均気温は約25℃。

5〜9月が乾季、10〜4月が雨季となるが、急に降り出して直ぐに止むスコールがあるだけで、日本の梅雨のように1日中雨が降り続くということはない。

オアフ島:ホノルルの天候グラフ

ハワイ諸島の気候と観光・旅行のベストシーズン

ホノルルの2016〜2017年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

 

モロカイ島の天気・気候


ハワイ諸島で5番目に大きいモロカイ島の気候はとても安定していて、年間を通じて過ごしやすい気候。
南海岸は綺麗なビーチが多く、北海岸は切り立った険しい崖が続いている。

マウナロアという小さい町や、パポハクビーチなどの白砂のビーチが点在する島の西側は雨が少なくて乾燥している。

クミミ・ビーチ(20マイル・ビーチ)やハラワ渓谷のある島の東側は雨が多いが、緑の豊かな自然が広がっている。

島の内陸にあるモロカイ空港の平均最高気温は約27℃、平均最低気温は約20℃で、南海岸にあるカウナカカイという町の年間降水量は350㎜ほど。

ラナイ島の天気・気候


ラナイ島には標高の高い山が無いため、トレードウインドの影響を受けにくく、地域によっての降水量の差も少ない。

そのため、他のハワイ諸島の島よりも乾燥した過ごしやすい気候で、年間降水量は900㎜ほど。
気温もあまり高くならず、30℃を超えることは少ない。

島の中心部に位置し、標高約500mのラナイ・シティは平均最高気温は約24℃、平均最低気温は約17℃で、海岸線ではこれよりも少し気温が高くなる。

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