【雨と気温】チュニジアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズンと渡航情報
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チュニジアの地理と天気・気候の特徴
チュニジアの国土は日本の半分以下と小さいが、その中に山岳地帯や砂漠、地中海沿岸などがあり、気候は地域によって異なる。
一応四季もあり、地域にもよるが1年中暑いわけではない。
地中海沿岸北部の天気・気候
地中海沿岸北部の首都チュニスなどは比較的温暖で、夏は最高気温が40℃を超えることもあるが、冬は東京の冬より暖かく過ごしやすい。
最も寒い12〜2月でも平均気温は12℃前後で、最も暑いのは7・8月。
年間を通じて雨も少なく、特に夏の6〜8月はほとんど降ることはない。
比較的雨の降る10〜4月でも、一ヶ月の降水量は多くても60〜70㎜ほど。
通年観光できるが、ベストシーズンは日本の春と秋にあたる3〜5月と10・11月。
また、日中は暑くても朝晩は冷え込むことがあるので、夏でも薄手の上着があると便利。
チュニスの天候グラフ
南部砂漠地帯や内陸部の天気・気候
サハラ砂漠が広がる南部の砂漠地帯や内陸部はほとんど雨は降らず、夏は最高気温が50℃を超えることもある。
日中の日差しの強さは夏も冬もさほど変わらないが、乾燥した大気は朝晩は冷え込み、特に冬の夜は最低気温が氷点下に達することもあるので防寒具は必須。
また、砂漠地帯では布で顔と頭を覆った現地の人をよく見かけるが、あの布は呼吸した時の空気の湿気を保ち、乾燥による呼吸器官のトラブルを予防する働きがある。
南部では町の商店で売っているので現地調達できる。
内陸部では3月後半〜4月にかけて、砂漠の温度上昇による砂嵐が吹き荒れることがあり、長時間続くことはあまりないが注意が必要。
また、チュニジア南部は映画「スターウォーズ」のロケ地が多くあることで有名。
ガフサの天候グラフ
チュニジアの渡航情報
チュニジア南部のアルジェリア・リビア国境付近は、下記の渡航情報(危険情報)が外務省から出ているので、渡航する際には注意が必要となる。
本情報は2019/01/20現在有効。
アルジェリア・リビア国境付近を含む南部砂漠地帯の一部
2013年8月29日、チュニジア大統領は、密輸武器の流入阻止等テロ対策のため、アルジェリア及びリビアとの国境地帯を含む南部地域一帯を軍事緩衝地帯に設定することを宣言しました。
設定された軍事緩衝地帯は、テロリストや武器商人などが頻繁に往来する地域とみなされています。
その範囲は、西はアルジェリア国境地域に位置するアル・マトローハ(Al-Matrouha)以南、東はリビアとの検問所が位置するラスジェディール(Ras Jedir)以南のそれぞれ国境隣接地域、そしてエル・ボルマ(El-Borma)とロルゾット(Lorzot)を結ぶ線より以南のタタウィン県全域となります。
これらの地域への立ち入りは、管轄する県知事の許可が必要となります。
また、右地域への出入りは、カンボート(Kambout)、アル・カモール(Al-Kamour)、アル・ジべイル(Al-Jbeil)、アル・マトローハ(Al-Matrouha)、あるいは、申請者が許可を得た際に指定される場所で検問を受ける必要があります。
また、仮に許可を得た後でも、同地域においては当局の指示、命令に従う義務があり、従わなかった場合、治安当局は警告射撃なしで発砲することが許されています。
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