【日本から個人で】クエンカ歴史地区への行き方【エクアドルの世界遺産】
この記事の目次
クエンカ歴史地区とは?
エクアドルの首都キトの南約440㎞、4000〜6000m級の中央アンデスの山々に囲まれた標高約2535mに位置するクエンカの現在の町は、スペイン人によって1557年に建設が始められた。
この地に初めて町ができたのは500年頃、先住民族であるカニャーリ人の手によるものだが、16世紀にスペイン人に征服される50年ほど前、この地はインカ帝国に支配され、町は廃墟と化していた。
しかし、スペイン人によって再建設が始まると町は発展していき、広場を中心にカトリックの教会やカテドラルが造られ、石畳の道が基盤の目のように張り巡らされていった。
石畳の道が広がる町には歴史的建造物が建ち並び、16世紀のスペイン植民地時代の面影を色濃く残すクエンカの町は“サンタ・アナ・デ・ロス・リオス・クエンカの歴史地区”として1999年に世界遺産に登録された。
クエンカを効率よく観光するには?
クエンカの中心であり、観光の拠点となるのがアブドン・カルデロン広場で、この広場を囲むようにカテドラル、旧大聖堂、市庁舎、政庁などが建ち並び、ホテルやレストラン、旅行会社や観光案内所も広場周辺に集中している。
アブドン・カルデロン広場に面する旧大聖堂のすぐそばから、クエンカ市内と近郊を巡る赤い車体で2階建ての観光バスがVan Service社から出ている。
ルートは町の北を回るか南を回るかの2種類あり、どちらも所要1時間45分で料金はUS$8、子供はUS$4。
公式サイトから“bus de II pisos”をクリックするとルートや時間の詳細を確認できる。
公式サイトはこちら。
Van Service
アクセス:日本からの行き方
現在、日本からエクアドルへの直行便は無いため、アメリカの都市を経由してキトのマリスカル・スークレ国際空港に向かうのが一般的で、所要時間は20〜25時間ほど。
他にもカナダやメキシコ、ヨーロッパの各国を経由する便もあるが、ヨーロッパ経由の場合は所要時間は30時間以上かかる。
また、アメリカを経由する場合は事前にESTAを取得する必要がある。
ESTAに関しての詳細はこちら。
アメリカへの入国とESTA申請・取得方法
キトからクエンカへの移動について
キトからクエンカへの移動は長距離バスか飛行機のどちらかになる。
飛行機の場合は、マリスカル・スークレ国際空港から国内線で、クエンカのマリスカル・ラマル国際空港まで所要1時間ほどで、この路線は1日に8〜13便近く運行している。
この空港からクエンカ市内へは2kmほどで、バスかタクシーで5〜10分ほど。
空港から市内行きは11番のバスで料金はUS$0.25、タクシーはUS$2〜3。
なお、タクシーはメーターの無いものが多いので、乗る前に値段の交渉をした方が良い。
長距離バスの場合は、キトのキトゥンベ・バスターミナル(Terminal Quitumbe)からクエンカのバスターミナル(Terminal Terrestre)まで8〜9時間ほど。
各地からのバスはここに到着するが、ここから市内までは約1㎞あり、バスかタクシーで5〜10分ほど。
タクシーはUS$2程度、バスは11番か28番で料金はUS$0.25。
通貨と言語とビザについて
エクアドルの通貨はUSドルが使用されていて、紙幣も硬貨もそのまま使える。
公用語はスペイン語だが、観光地では英語が通じる所もある。
また、エクアドルへの入国は、1年間で90日までの滞在であればビザ不要で、パスポートの残存有効期間は入国日から6ヶ月以上必要。
入国審査時に希望の滞在日数を伝えると、それに合った日数の滞在が許可される。
滞在中にトラブルなどが合った時に備え、滞在日数は多めに伝えた方が良い。
この世界遺産に関する詳細はこちら
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