オーストラリアの世界遺産・シドニーオペラハウス

【日本から個人で】シドニー・オペラハウスへの行き方【オーストラリアの世界遺産】

シドニー・オペラハウスとは?


世界三大美港のひとつであるシドニー湾の先端に立つシドニー・オペラハウスは、4つの劇場とレセプションホール、図書館やアートギャラリー、そしてレストランやバーなどが入った巨大な総合芸術施設。

1956年、オペラハウス建築のために行われた国際デザインコンペにて、32ヶ国233件の公募作品の中から選ばれたこのデザインは、当初は総工費$700万、工期3年ほどで完成すると考えられていた。

しかし、いざ工事が始まってみると、白い貝殻を思わせる独創的なデザインもあって工事は難航し、実際には総工費$1億200万を費やし、着工から14年もの歳月を経て1973年に完成した。

シドニー・オペラハウスは“人類の創造的才能を表す傑作である”として2007年に世界遺産に登録された。
シドニー・オペラハウスは、世界遺産に登録されている中で最も新しい建造物でもある。

オーストラリアの世界遺産:シドニー・オペラハウス


シドニーのどこにあるの?


オペラハウス観光の拠点となるサーキュラーキー(Circular Quay)とロックス(The Rocks)は、シドニー市内の北部のエリア。
サーキュラーキーは北部の交通の起点となるエリアで、フェリーやクルーズ船の発着所、バスターミナルや電車の駅もあり、オペラハウスがあるのもこのエリア。
サーキュラーキー西側からハーバーブリッジの手前に広がるエリアがロックス。

ロックスにはビジターセンターもあり、シドニー周辺の地図や各種パンフレットが入手できる。
ロックスのメインストリートであるジョージ・ストリートでは、毎週末に通りの北側が歩行者天国となり、ロックスマーケットが開催される。
通り沿いに大きなテントが並び、工芸品などのお土産や食料品など様々な店が軒を連ねる。

公式サイトはこちら。
The Rocks

シドニー市内を効率よく観光するには?


シドニー市内と近郊の見どころを効率よく回るのに便利なのが、サーキュラーキーとシドニー・セントラル駅前から発着するシティサイトシーイングという観光周遊バス。
サーキュラーキーから出る“シドニー”と、シドニー・セントラル駅前から出る“ボンダイ”という2つのルートがある。

真っ赤な車体が目印の2階建てのバスで、1周90分のルートをシドニーは15〜20分おき、ボンダイは30〜45分おきに回っている。
チケットは運転手から現金でのみ購入でき、料金は24時間有効券が$24.50、48時間有効券が$36.50。
有効期間内であれば乗り降り自由で、1枚で両方のルートを利用できる。

公式サイトはこちら。
シティサイトシーイング

CBD Shuttle 555は廃止された

以前はCBD Shuttle 555という無料シャトルバスがシドニーセントラル駅前からサーキュラーキーまで運行されていた。
しかし、2015年11月頃から始まったジョージ・ストリートのLight Rail(路面電車)の工事開始に伴いこのバスは廃止され、現在は運行されていない。

オーストラリアの世界遺産:シドニー・オペラハウス


オペラハウスでは何が観れるの?


オペラハウスはシドニー交響楽団、オペラ・オーストラリア、オーストラリアンバレエ、ベルシェイクスピアなど数々のカンパニーの本拠地として定期公演を開催している。

クラシック、オペラ、バレエ、ミュージカルなど多種多様なイベントが開催されているので、気になるものがあったら観賞してみるのもいいでしょう。

基本的なドレスコードは“靴を履くこと”以外には特になく、厳格なドレスコードがある場合は公式サイトなどで事前に知らせてくれる。

チケットの購入は?


オペラハウス公演チケットは、オペラハウスの窓口かウェブサイト、またはチケテック、チケットマスターというチケット販売代理店の窓口かウェブサイトで購入できる。

  • オペラハウスの窓口で購入する
    頼めば会場のマップを見せてもらえるので、購入時に席の場所の確認がしやすいこと、そして手数料がかからないという利点がある。
  • オペラハウスのウェブサイトで購入する
    支払いにクレジットカードが必要で、料金に手数料が$5ほど上乗せされる。
    チケットは郵送やオペラハウスの窓口で受け取るかなどを選択できる。

    公式サイトはこちら。
    シドニー・オペラハウス

  • 代理店の窓口かウェブサイト購入する
    ウェブサイトで購入する場合には支払いにクレジットカードが必要で、料金に手数料が$7ほど上乗せされる。

    チケットはオペラハウスの窓口か代理店の窓口で受け取る。
    受け取りの際には写真付きのIDが必要となる。
    また、チケットがウェブサイトからPDFで印刷できる場合もある。


    シドニー中心部のチケテック窓口はウエストフィールド・シドニーに2つ、チケットマスター窓口はキャピトル・シアター、ステイト・シアター、シドニーリリック、シアターロイヤルにある。


    各公式サイトはこちら。
    チケテック・オーストラリア
    チケットマスター・オーストラリア

オペラハウスの中を見学できるの?


オペラハウスでは館内を巡る数種類のガイドツアーが行われており、日本語にも対応している30分のツアーでは、コンサートホールかオペラシアターの中に入って見学ができる。

所要2時間のバックステージツアーでは、各シアターのステージに上がったり舞台裏に入って見学することができ、最後に普段は出演者しか入ることのできないグリーンルームで食事をする。
詳細はオペラハウス公式サイト上部のToursに記されている。

公式サイトはこちら。
シドニー・オペラハウス

オーストラリアの世界遺産:シドニー・オペラハウス

アクセス:日本からの行き方


日本からは、シドニー国際空港(キングスフォードスミス空港)へカンタス航空と日本航空から直行便がでており、所要9時間ほど。

空港からシドニー市内までは約10㎞あり、タクシーかエアポート・シャトルバスか電車で向かう。
オペラハウスはサーキュラーキー駅から歩いて10分ほどで着く。

  • タクシー
    市内中心部まで$40〜60で所要20〜30分ほど。
  • エアポート・シャトルバス
    キングスフォードスミス・エアポートバス&シドニーエアポーター社とエアバス・シドニー社が、空港から市内の指定した場所まで運行している。
    空港到着ロビー出口前から人数が集まり次第出発する。

    目的地に乗客を降ろしながら向かうので、タクシーより時間がかかる場合が多い。
    料金はキングスフォードスミス・エアポートバス&シドニーエアポーター社が$15、エアバス・シドニー社が$16。


    各公式サイトはこちら。
    キングスフォードスミス・エアポートバス&シドニーエアポーター
    エアバス・シドニー

  • 電車
    市内を走るシドニートレインが運行する電車の路線T2 Airportが空港ターミナルと市内を結んでいる。
    空港にあるインターナショナル・エアポート駅から市内中心部のシドニー・セントラル駅まで所要10分ほど、サーキュラーキー駅までは所要20分ほど。

    公式サイトはこちら。
    エアポート・リンク

通貨と言語とビザについて

オーストラリアの公用語は英語で、通貨はオーストラリアドル(A$)とオーストラリアセント(A¢)。
また、オーストラリアへの入国にはビザを取得するかETA登録が必要。

ETAに関してはこちら
オーストラリアへの入国とETA登録方法

この世界遺産に関する詳細はこちら
シドニー・オペラハウス:観光・旅行情報まとめ

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