【雨と気温】エルサルバドルの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
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エルサルバドルの地理と天気・気候の特徴
太平洋沿岸に位置するエルサルバドルは熱帯気候に属し、季節ははっきりと乾季と雨季に分かれる。
国土面積は日本の九州の半分ほどで、地域による気候の違いは少ないが、気温は高度によって差がある。
また、乾季と雨季の気温の違いはあまりない。
首都サン・サルドバルは国土のほぼ中央の標高600〜950mに位置し、平均気温は24℃なのに対し、低地である海岸沿いの町アカフトラ(Acajutla)の平均気温は27℃。
平均最高気温はどちらも30℃前後であまり違いはないが、最低気温には大きな差がある。
高地のサン・サルバドルは朝晩は20℃以下まで冷えるが、アカフトラは25℃前後までしか下がらない。
海岸沿いの低地であれば1年中日本の夏服で過ごせるが、内陸の高地を訪れる際は薄手の上着が必要。
乾季の気候と特徴(11〜4月)
11〜4月はほとんど雨が降らず、エルサルバドル観光のベストシーズンとなる。
特に11〜12月は年間を通じて最も気温が下がり、サン・サルバドルの最高気温は28℃で日中でも過ごしやすく、朝晩は15℃前後まで下がるので涼しく感じるほど。
逆に1年の中で最も暑いのは3〜4月で、日中は32℃以上まで気温が上がるが、それでも朝晩は18〜19℃以下まで気温が下がるので、日本の真夏のような寝苦しさや蒸し暑さを感じることは少ないでしょう。
雨季の気候と特徴(5〜10月)
5月に入ると徐々に雨が増え、6月には本格的な雨季を迎える。
年間降水量は1700〜2000㎜ほどで、地域による降水量の差はあまりない。
雨季のサン・サルバドルの平均最高気温は30℃、最低気温は19〜20℃ほどで、日本の夏よりは涼しい。
雨季には毎月300〜350㎜ほどの雨が降り、年間降水量のほとんどがこの時期に集中している。
しかし、日本の梅雨のように1日中降り続くことは少なく、夕方にスコールのような激しい雨が降り始め、短時間で止むことがほとんどである。
そのため、折り畳み傘やカッパなどの雨具があれば、全く観光ができないという訳ではない。
また、まれに太平洋からの低気圧の影響でハリケーンが発生することがあるが、エルサルバドルの気候に影響を与えることは少ない。
アカフトラの天候グラフ
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