【雨と気温】ニュージーランドの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
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ニュージーランドの地理と天気・気候の特徴
南半球にあるニュージーランドは南に行くほど寒く、北に行くほど暖かく、季節も日本と逆になる。
ニュージーランドにも四季があるが、季節によっての気温の違いは日本ほどは大きくなく、夏と冬の平均気温の差は10℃ほど。
しかしニュージーランドの気候は“1日の中に四季がある”といわれ、1日の中の寒暖の差が大きい。
日中はTシャツで過ごせても朝晩は冷え込むことがあるので、夏でも上着を用意した方がいい。
また、紫外線の強さは日本の約7倍といわれており、1年を通じて日差しが強いので、帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策が必要。
ニュージーランドは南北に長い国なので地域によっての気温の差もある。
北島北西部のオークランドの年間平均最高気温は19℃、最低気温は11℃ほど。
南島南端のインバーカーギルの年間平均最高気温は14℃、最低気温は5℃ほど。
その他のほとんどの地域はこの中間の気温となり、南に行くほど寒く、北に行くほど暖かくなる。
降水量も地域によって異なり、一部の地域を除いて雨が少ない南島の年間降水量は600〜800㎜ほど。
南島山岳部のサザンアルプス一帯の年間降水量は4000㎜ほどで、最も雨が多い地域である南島南部のフィヨルドランド一帯の年間降水量は7000㎜を超える。
この2つの地域の雨は、夏に多く冬に少ない。
北島のほとんどの地域の年間降水量は1000〜1400㎜ほどで、雨は冬に多く夏に少ない。
春(9〜11月)
春は花が綺麗に咲き誇り、各地が色鮮やかに彩られる。
“ガーデンシティ”といわれるクライストチャーチの植物園や庭園を巡るベストシーズン。
セントラル・オタゴ地方も美しい花があちこちで開花し、アレクサンドラではチェリーの開花期にブロッサム・フェスティバルが開催される。
北島北西部のオークランドの平均最高気温は18℃、最低気温は10℃ほど。
南島南端のインバーカーギルの平均最高気温は14℃、最低気温は5℃ほど。
夏(12〜2月)
夏は最も多くの旅行者が訪れる、ニュージーランド観光のベストシーズンとなる。
日中の気温は平地なら大体20℃台で、最高でも30℃ほどで東京の夏よりも涼しく過ごしやすい。
また、日照時間も長くなり、真夏は21:00を過ぎても明るいほど。
各地が多くの旅行者で賑わうので、宿泊施設や観光施設の予約などはお早めに。
北島北西部のオークランドの平均最高気温は23℃、最低気温は15℃ほど。
南島南端のインバーカーギルの平均最高気温は18℃、最低気温は9℃ほど。
秋(3〜5月)
秋は各地でポプラなどの樹木の葉が美しい色に染まる季節。
南島南部のアロータウンやワナカなどは特に美しく、秋の紅葉を楽しむのにオススメ。
また、ウェリントン沖では秋になるとシャチやイルカを目にすることもある。
北島北西部のオークランドの平均最高気温は20℃、最低気温は12℃ほど。
南島南端のインバーカーギルの平均最高気温は15℃、最低気温は6℃ほど。
冬(6〜8月)
ニュージーランドでも冬には雪が降り、各地でスキーが楽しめる。
冬といっても平地ではたまに雪が降る程度で、大雪が降るのは山岳部や南島の一部だけで、基本的に北島は東京の冬よりも暖かい。
北島中央部やカンタベリー地方、セントラル・オタゴ地方は本格的なスキーシーズンとなる。
また、クイーンズタウンやワナカ周辺ではいくつものスキー場がオープンし、ヘリスキー、ソリ、クロスカントリーなども楽しめる。
スキーリゾートなどは混むが、それ以外の旅行者は少ないのでホテルなども取りやすく、冬季割引をしている宿泊施設もある。
北島北西部のオークランドの平均最高気温は15℃、最低気温は8℃ほど。
南島南端のインバーカーギルの平均最高気温は10℃、最低気温は1℃ほど。
主要都市の天候グラフ
オークランドの天候グラフ
ウェリントンの天候グラフ
クライストチャーチの天候グラフ
ニュージーランドの世界遺産についてはこちら
トンガリロ国立公園
テ・ワヒポウナム
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