ブルネイの基本情報:国旗、時差、言語、人口、宗教、首都、治安、飲料水など
この記事には、知っておくと少し役立つ情報を書きました。
この記事の目次
国旗
内政自治を回復した1959年に制定され、黄色はスルタン(ブルネイの国王)、白と黒は大臣を表すとされています。
正式国名
ブルネイ・ダルサラーム国 Brunei Darussalam
国土面積
約5765㎢(三重県とほぼ同じ)
首都
バンダル・スリ・ブガワン Bandar Seri Begawan
人口
約41.2万人
宗教
国教はイスラム教で、国民の78.8%がイスラム教徒。
その他に仏教徒が8.7%、キリスト教徒が7.8%。
言語
公用語はマレー語だが、英語も広く使われています。
また、華人の間では中国語も使われています。
通貨
通貨はブルネイ・ドルで表記はB$、補助通貨はブルネイ・セントで表記はB¢。
条約によりブルネイ・ドルとシンガポール・ドルは等価と定められているため、紙幣に限りブルネイ国内でもシンガポール・ドルが使用できます。
ただし、一部の政府機関では使用できない場合もあるので注意が必要。
国際通貨コードはBND。
チップの相場
チップの習慣はないが、近年は外国人旅行者の増加で、観光地ではチップの習慣が根付きつつあります。
ホテルで荷物を運んでもらったりルームサービスを頼んだ際はB$1〜2が相場。
サービス料の含まれていないレストランでは料金の5〜10%が相場。
飲料水
水道水は一応は飲用しても問題ないとされているが、時々水が濁ることがあります。
心配な人は市販のミネラルウォーターを飲んだほうが無難でしょう。
コンセント:電圧とプラグ
230〜240Vの50Hzで、日本の100V用の電気製品を使用するには変圧器が必要です。
電源アダプタに100~240Vと書いてあればそのまま使用できます。
プラグの形状はBF型が主流(日本はA型)。
習慣とマナー
ブルネイでは国教であるイスラム教の戒律が厳しく守られているので、イスラム教徒でない旅行者でもこの戒律を意識した行動を心掛けましょう。
場合によっては、外国人旅行者もイスラム教に基づくシャリア刑法によって罰せられる。
- イスラム教徒の前で酒や豚肉を摂らない。
- 左手は不浄とされているので、握手や物の受渡しは右手で行う。
- 人差し指で人や物を指すことは失礼なこととされているため、親指を使う。
- 頭は神聖な部分とされているため、人の頭を触ったり子供の頭をなでてはいけない。
- 女性に対してこちらから握手を求めない。
- 日没後は祈りの時間が始まるので、日没後1時間程度は訪問や電話を避ける。
- イスラム教徒は毎年イスラム歴に従い約1ヶ月間「ラマダン」を行い、期間中は日の出から日没まで飲食や喫煙を断つ「断食」がある。
旅行者が断食をする必要はないが、期間中はイスラム教徒の前では飲食を控えるなどの配慮が必要。
ラマダンの期間は毎年異なるが2019年は5/5~6/4。
治安と緊急時の連絡先
こちらのリンクに治安と事例、警察窓口や病院の連絡先が記載されています。
これは日本の外務省が発行したPDFファイルです。
ブルネイ:安全の手引き
日本とブルネイの時差
日本より1時間遅れ(日本の正午はブルネイのAM11:00)。
日本からブルネイへのフライト
現在、日本からブルネイへの直行便はなく、クアラルンプール、コタ・キナバル、シンガポール、バンコク、マニラ、香港、上海などの周辺諸国を経由してブルネイ国際空港に向かうのが一般的。
フライト時間は日本から上記の国まで4〜7時間、そこからブルネイまでさらに2〜3時間。
直行便の運航が始まる?
2019年3月15日から週3便(水・金・日)で、成田とブルネイ国際空港を結ぶ直行便が運航開始する予定です。
ビザ:ブルネイへの入国
日本人のブルネイへの入国は、観光目的で14日以内の滞在であればビザ不要。
パスポートは、入国時に残存有効期間が6ヶ月以上と査証欄の余白が2ページ以上必要。
出国用航空券も必要とされているが、入国審査時に提示を求められないこともあります。
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