【雨と気温】マレーシアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
この記事では、
地域別の気温と降水量、ベストシーズンをグラフ付きで書いています。
天気を知れば不安が解消され、旅行を満喫できるでしょう。
この記事の目次
マレーシアの地理と島々の天気・気候の特徴
マレーシアってどこにあるの?
インド洋と南シナ海の中間にあるマレーシアは、マレー半島とボルネア島という2つの離れた国土を持ちます。
日本より少し小さい33万㎢の国土は、原生林やビーチリゾートなど多様な自然に彩られます。
マレーシアの気候の特徴は?
赤道付近に位置するマレーシアは熱帯雨林気候に属し、年間を通じて日本の夏のような気候です。
気温の変化がないため、日本のような四季はなく、季節は大きく乾季と雨季に分かれます。
地域による気温の違いはあまりないが、乾季と雨季の時期は地域によって大きく異なります。
乾季でも全く雨が降らない訳ではなく、短時間で止む激しいスコールに見舞われることがあります。
しかし、雨季でも日本の梅雨のように1日中雨が降り続くことはほとんどないです。
マレーシアの気温は?
年間平均の最高気温は32℃、最低気温は23℃で、数字だけ見ると日本より暑い国に思えるが、実際は日本の夏のように35℃を超えることは少なく、雨のあとは涼しく感じるほど気温が下がったりします。
地域別の天気・気候
地域ごとにベストシーズンを書いていますが、それ以外の時期が観光に向かない訳ではなく、1年中観光可能です。
クアラルンプール周辺
- 3〜4月、10〜12月は雨が多く、1ヶ月の降水量は250〜300㎜ほど。
- 最も雨が少ないのは6〜7月で、1ヵ月の降水量は120㎜ほど。
- ベストシーズンは雨が少ない1〜2月と6〜8月です。
マレー半島:クアラルンプールの気温と降水量
高原地帯
マレーシア半島中央部の高原地帯にはいくつものリゾート地があり、避暑地として親しまれます。
代表的なリゾート地として、標高1800mのキャメロン・ハイランド、2000mのゲンティン・ハイランド、1524mのフレイザーズ・ヒルなどがあります。
これらの地域の平均最高気温は22℃、最低気温は15℃で、日本の春のような気温で過ごしやすく、時期による気温の変化は少ないです。
- 9〜11月の1ヶ月の降水量は250〜350㎜で、雨の日が1ヶ月に20日以上のことも。
- 3〜5月と8月の1ヶ月の降水量は200〜250㎜。
- 1ヶ月の降水量が100〜150㎜の1〜2月と6〜7月が観光のベストシーズンです。
マレー半島西部の島々
マレー半島西部にはランカウイ島、ペナン島、パンコール島などのビーチリゾートの島があります。
ランカウイ島の気候は、
- 1ヶ月の降水量は雨季の6〜10月は250〜350㎜、4〜5月と11月は200㎜前後。
- 雨季でも1日中降り続くことはなく、リゾートも年間を通じてオープンしている。
- 乾季の12〜3月の1ヶ月の降水量は20〜90㎜で、晴天に恵まれる観光のベストシーズン。
ペナン島の気候は、
- 雨が多い9〜10月が350㎜、4〜8月と11月が200〜250㎜。
- こちらも通年観光可能で、リゾートも年間を通じてオープンしている。
- 乾季の12〜3月の1ヶ月の降水量は60〜120㎜で、晴天に恵まれる観光のベストシーズン。
ペナン島の気温と降水量
マレー半島西海岸
マラッカ海峡に面したマレー半島西海岸には、アロー・スター、タイピン、マラッカなどの歴史ある美しい町が点在しています。
- 南西モンスーンの影響で、4〜11月は1ヶ月に150〜250㎜の雨が降る。
- 乾季の1ヶ月の降水量は多くても100㎜前後で、最も晴天に恵まれるのは1〜2月。
- この地域の乾季は12〜3月で、この時期が観光のベストシーズン。
ただし、西海岸の南端の町ジョホール・バルははっきりとした乾季や雨季はなく、年間を通じて毎月150〜250㎜ほどの雨が降りますが、比較的雨が少ないのは1〜3月と6〜9月。
マレー半島:マラッカ(ムラカ)の気温と降水量
マレー半島東海岸
東海岸の代表的な町はコタ・バル、クアラ・トレンガヌ、クアンタン、メルシンなどで、リゾート地として人気のプルフンティアン島やティオマン島などの島々も点在しています。
- 北東モンスーンの影響で11〜3月は雨季となり、リゾート地の島々は閉鎖されてしまう。
- 1ヶ月の降水量は、最も雨多い11〜12月が500〜700㎜、1〜3月は150〜250㎜ほど。
- 乾季の4〜9月の1ヶ月の降水量は100〜150㎜で、この時期が観光のベストシーズン。
マレー半島:コタバルの気温と降水量
ボルネオ島
世界で3番目に大きな島であるボルネオ島は、マレー半島の東に位置することから「東マレーシア」とも称され、独自の文化を持つ先住民の暮らしや手つかずの大自然が残されています。
代表的な町はコタ・キナバル、ミリ、シブ、クチン、サンダカン、そしてシパダン島など。
- 北東モンスーンの影響で11〜3月が雨季で、1ヶ月の降水量は300〜600㎜。
- 観光のベストシーズンは雨の少ない4〜9月だが、それでも1ヶ月の降水量は150〜250㎜。
- 北東部のタワウやシパダン島は雨季がなく、降水量は毎月100〜200㎜。
北部のコタ・キナバルやラブアン島の1ヶ月の降水量は、5〜12月は200〜350㎜。
この地域は降水量が50〜150㎜の1〜4月が観光のベストシーズン。
ボルネオ島:コタ・キナバルの気温と降水量
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