【雨と気温】コスタリカの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
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コスタリカの地理と天気・気候の特徴
太平洋とカリブ海に海岸線を接するコスタリカは起伏に富んだ地形をしており、気候は基本的には熱帯に属するが、地域によって気候が大きく異なる。
季節は乾季と雨季に分かれるが、時期や降水量、気温などに違いがある。
気候の特徴は、首都サン・ホセ、アラフエラ、カルタゴ、エレディアなどの主要都市が集ま中央高原地帯、プンタレナスやリベリアなどの太平洋沿岸と周辺、港町プエルト・リモンがあるカリブ海沿岸の3つのエリアで分けることができる。
サン・ホセの気候と特徴
サン・ホセは標高約1100mに位置し、季節ははっきりと乾季(12〜4月)と雨季(5〜11月)に分かれる。
季節の変わり目の12月と4月は50㎜ほどの雨が降るが、乾季の真っ只中の1〜3月は全くと言っていいほど雨が降らず、この時期が観光のベストシーズンとなる。
雨季には毎月200〜350㎜の雨が降るが、日本の梅雨のように1日中降り続くことは少なく、午後にスコールのような激しい雨が降り、短時間で止むことが多い。
午前中や雨のあとは晴天に恵まれることもあり、観光に適さないという訳ではない。
折り畳み傘や合羽などの雨具があると安心で、雨季はツアーやホテルの料金が安くなることもある。
気温は年間を通じて変化がなく、最高気温は28〜30℃、最低気温は18〜19℃ほどなので日本の夏より過ごしやすく、朝晩は気温が下がるので寝苦しさを感じることもないでしょう。
服装は日本の夏服で過ごせるが、冷え込んだ時のために薄手の上着があるといいでしょう。
サン・ホセの天候グラフ
プンタレナスとリベリアの気候と特徴
太平洋沿岸の中部の町プンタレナス、北部の少し内陸の町リベリアは気温・降水量にあまり違いはなく、どちらも同じような気候をしている。
気候は乾季(12〜4月)と雨季(5〜11月)に分かれ、季節の変わり目を除けば全く雨が降らない乾季が観光のベストシーズンとなる。
雨季は毎月150〜300㎜ほどの雨が降るが、1日中降り続くことはほとんどなく、降水量自体もサン・ホセなどの高原地帯より少ないので、雨季でも比較的観光しやすい。
しかし、低地のため気温は高く、1〜5月は35℃を超えることも珍しくなく、湿度も高く蒸し暑い。
6〜12月の最高気温は32℃前後に落ち着くが、それでも日本の夏のような暑さで、日差しも強いので帽子やサングラス、日焼け止めなどの紫外線対策をした方がいいでしょう。
最低気温は年間を通じてあまり変化がなく、乾季が21℃、雨季は23℃ほど。
プンタレナスの天候グラフ
プエルト・リモンの気候と特徴
カリブ海沿岸は年間を通じて雨が多く、プエルト・リモンに乾季は存在しない。
特に雨が多いのは11〜1月、5〜8月で、この時期は毎月300〜450㎜の豪雨に見舞われる。
観光のベストシーズンは比較的雨の少ない2〜4月、9〜10月となるが、それでも毎月150〜250㎜ほどの雨が降るので雨具を用意しておいた方がいいでしょう。
気温は年間を通じて変化は少なく、最高気温は30℃、最低気温は22℃前後で、日本の夏服で過ごせる。
プエルト・リモンの天候グラフ
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