ブラジルとパラグアイの陸路の国境で入国

【陸路で入国】ブラジル〜パラグアイ国境越えのルートと移動手段

ブラジル側の町フォス・ド・イグアス(Foz do Iguacu)〜パラグアイ側の町シウダー・デル・エステ(Ciudad del Este)の国境が外国人に解放されており、日本人もこの国境を通過することができる。
この国境は、世界遺産に登録されている“イグアスの滝”へ向かう旅行者によく利用されている。

ブラジルからのルート


フォス・ド・イグアスへはリオデジャネイロから毎日4便程度バスがあり、所要約22時間。
また、サンパウロからも毎日8便程度バスがあり、所要約17時間。

これらのバスは、フォス・ド・イグアス郊外の長距離バスターミナルに到着する。
町の中心部までは約7㎞あり、タクシーやバスで15〜20分ほど。

シウダー・デル・エステ行きのバスは、町の中心部にある軍事基地と動物園の間にあるバスターミナルから出ており、バス停に“PARAGUAY”と表示されている。
長距離バスターミナルで“T.T.U”と表示されたバスに乗れば、このエリアに来ることができる。

シウダー・デル・エステ行きのバスに乗り、パラナ川に架かる友情の橋(Puente de la Amistad)を渡るとそこはパラグアイで、すぐにシウダー・デル・エステの町がある。
ここまで所要15〜20分ほどで、橋の両側に両国のイミグレーションがある。

パラグアイへの観光目的での入国は、90日以内であればビザ不要。
パスポートの残存有効期間は、パラグアイ入国時に6ヶ月以上必要。

パラグアイからのルート


シウダー・デル・エステへは、アスンシオン(Asunción)から毎日10便程度バスがあり、所要約5時間。
また、エンカルナシオン(Encarnación)からも1日に数便バスがあり、同じく所要約5時間。

シウダー・デル・エステ中心部のサン・ブラス通り(Av.San Blas)からフォス・ド・イグアス行きのバスに乗り、パラナ川に架かる友情の橋(Puente de la Amistad)を渡るとそこはブラジルで、すぐにフォス・ド・イグアスの町がある。
ここまで所要15〜20分ほどで、橋の両側に両国のイミグレーションがある。

ブラジルに入国するには事前にビザを取得する必要があるが、ビザはシウダー・デル・エステにあるブラジル領事館で申請・発給を受けることができる。

ビザに関しての詳細はこちら。
ブラジルへの入国とビザ申請・取得方法

イグアスの滝周辺の国境での入国審査の有無について


イグアスの滝周辺は、ブラジル、パラグアイ、アルゼンチンの国境があり、この中で唯一ブラジルだけは、入国にビザが必要な国である。
日本の在名古屋ブラジル総領事館のホームページの“よくある質問と回答”の欄には、

Q.アルゼンチンからブラジル側イグアスの滝を日帰りで観光する場合もビザは必要ですか。
A. はい。ブラジルを観光される日本国籍の方は、例え1日でも観光査証が必要です。

と記されている。

しかし実際には、パラグアイとアルゼンチンからイグアスの滝を日帰りで観光する目的で、滝周辺の国境から陸路で入国する多くの旅行者は、ビザの取得も入国審査もせずにブラジルへ入国している。

そのため、国境を通るバスはイミグレーションで停車することなく、手続きを一切せずに隣国へと入国してしまう。

その日のうちに滞在していた隣国に戻ればトラブルも起きないかもしれないが、手続きをせずにそのままその国に長期滞在したり、そこから第三国に移動する場合はトラブルになる。

隣国から国境を越え、その日のうちに滞在していた国に戻る予定がない人は、イミグレーションで入国審査を受け、パスポートにスタンプを押してもらう必要がある。

バスで国境を越える場合は、運転手にイミグレーションで止まるように伝えておいたほうがいい。
また、止まってくれたとしても、入国審査が終わるまでバスが待ってくれるとは限らない。

イミグレーションから国境に架かる橋は、歩いても渡れるほどの長さなので、そのまま歩いて渡るか、次のバスを待つかになる。

イグアスの滝に関しての詳細はこちら
イグアス国立公園 観光・旅行情報まとめ

基本情報はこちら
ブラジルの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
パラグアイの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など

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