ポルトガルの世界遺産・ギマランイス歴史地区

【日本から個人で】ギマランイス歴史地区への行き方【ポルトガルの世界遺産】

ギマランイス歴史地区とは?


ポルトガル第二の都市ポルトの北東に位置し、初代ポルトガル国王アフォンソ・エンリケス生誕の地であるギマランイスの町の入口には、“ここにポルトガル誕生す(Aqui Nasceu Portugal)”と記されている。

宗主国に反旗を翻したエンリケスは戦いに勝利し、さらにイスラム勢力を打ち破り領土を広げると、ポルトガル王アフォンソ1世を名乗り、1143年にローマ教皇の仲介によってポルトガル王国の建国を果たす。

このような歴史をもつギマランイスは“ポルトガル王国発祥の地”といわれ、建国当時の中世の面影を色濃く残す旧市街は、2001年に“ギマランイス歴史地区”として世界遺産に登録された。


ポルトガルの世界遺産:ギマランイス歴史地区

ギマランイスはどんな町?


各地から列車でやってくると、町の中心部から約500m南のギマランイス駅に到着する。
ここから町の中心部に向かっていくと、観光案内所があるモレイナ・デ・サ広場に出る。

さらに進んでいくと、“ここにポルトガル誕生す(Aqui Nasceu Portugal)”と記されたトウラル広場があり、レストランやカフェが建ち並ぶ周辺は地元民や旅行者で賑わっている。
また、各地からのバスは町の西側のバスターミナルに到着し、中心部までは約600m。

ポルトからギマランイスへの行き方は?


ポルト市内や空港からギマランイスへの移動は、列車やバスを利用する。
ポルト市内のサン・ベント駅からギマランイス行きの列車が毎日12〜16便あり、所要60〜90分ほど。
このサン・ベント駅から約1㎞北のバス乗り場から、ARRIVA社がギマランイス行きのバスを平日は大体1時間おきに、土・日・祝日は1日3〜5便運行しており、所要60分ほど。

ポルト空港からはギマランイス行きのシャトルバスが毎日5〜6便あり、所要50分ほど。
チケットは到着ロビーを出た所の窓口、乗車時に運転手から、もしくはウェブサイトから購入できる。

公式サイトはこちら。
ARRIVA(バス会社)
Get Bus(空港シャトルバス)

ポルトガルの世界遺産:ギマランイス歴史地区

アクセス:日本からの行き方


現在、日本からポルトガルへの直行便はなく、ヨーロッパの主要都市で乗り継いでポルトガルのリスボン空港に向かうのが一般的。
所要は乗り継ぎ込みで17〜20時間ほどで、日本を昼頃に出れば現地時間で同日の夜に着く。

ここからポルト空港までは国内線で所要約1時間で、毎日10便程度フライトがある。
バスでポルトに行く場合は、リスボン市内のバスターミナルまで移動する必要がある。

空港からリスボン市内への移動について

空港からリスボン市内まで約7㎞あり、移動手段は空港バス、地下鉄、タクシーなどがあるが、旅行者が最も利用しやすいのはYellow Bus社が運行する空港バス。

空港バスはAerobusと呼ばれ、空港ターミナル1の到着ロビーの正面が乗り場になっている。
料金は€3.50で、チケットは乗車時に運転手から買うか、到着ロビーの観光案内所で買う。

バス会社公式サイトはこちら。
Yellow Bus

市内へのルートは2つあり、Linha1(City Center)はエントレカンボス、ポンバル公爵広場、ロシオ、コメルシオ広場などを経由しカイス・ド・ソドレ駅へ、Linha2(Financial Center)はエントレカンボス、セッテ・リオス、エスパーニャ広場などを経由しジョゼ・マリア通りへ行く。

Linha2のセッテ・リオスバスターミナルからポルトへのバスがあり、ポルトまで所要3時間30分ほど。
列車の場合は、サンタ・アポローニア駅からポルト行きの列車があり、ポルトのカンパニャン駅やサン・ベント駅まで所要3時間ほど。

通貨と言語とビザについて

通貨はユーロ(Euro)で表記は€、補助通貨はセント(Centimo)で表記は¢。
公用語はポルトガル語だが、観光地にある旅行者向けのホテルやレストランでは英語が通じる所も多い。

シェンゲン協定加盟国であるポルトガルへの入国は、90日以内の滞在であればビザは不要。
パスポートは残存有効期間がポルトガル出国予定日から3ヶ月以上と査証欄の余白が2ページ以上必要。

シェンゲン協定に関しての詳細はこちら
シェンゲン協定加盟国への入国方法

この世界遺産に関する詳細はこちら
ギマランイス歴史地区:観光・旅行情報まとめ

基本情報はこちら
ポルトガルの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など

気候に関してはこちら
ポルトガルの気候と観光・旅行のベストシーズン

合わせて読みたい記事はこちら