【雨と気温】メキシコの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
この記事の目次
メキシコの地理と天気・気候の特徴
日本の約5倍の国土を誇るメキシコの季節は、大きく雨季(5〜10月)と乾季(11〜4月)に分かれる。
しかし地域によって気候は異なり、カリブ海沿岸やメキシコ湾岸、高度2000mを超える高原地帯や砂漠に囲まれたエリアなどによって、気温や降水量に大きな違いがある。
雨は基本的には短時間で止むスコールがほとんどだが、地域によっては低気圧が停滞して雨が降り続くこともあり、カリブ海沿岸やメキシコ湾岸ではハリケーンの被害に見舞われることもある。
地域別の気候と特徴
メキシコ・シティと高原地帯
標高2240mの首都メキシコ・シティは、標高は高いが緯度は低く、年間を通じて温暖な気候をしている。
しかし1日の中の気温の変化が大きく、昼間はTシャツで過ごせても朝晩は冷え込むので注意が必要。
1年で最も暑い3〜6月の最高気温は25〜27℃、最低気温は10℃前後なので薄手の上着があると便利。
7〜2月の最高気温は21〜23℃、朝晩は5℃以下まで冷え込む日もあるので防寒着が必要になる。
乾季にはほとんど雨は降らないが、雨季の6〜9月の降水量は毎月130〜180㎜ほどで、季節の変わり目となる5月と10月にも50㎜程度の雨が降る。
また、雨季でも日本の梅雨のように1日中降り続くことはあまりなく、短時間で止むスコールが多い。
観光のベストシーズンは乾季の11〜4月となる。
メキシコ・シティの天候グラフ
グアダラハラと高原北西部
標高約1500mに位置するグアダラハラは、メキシコ・シティより温暖だが雨季の降水量が多い。
最も暑い3〜6月の最高気温は28〜31℃、7〜2月は23〜26℃で、日中はTシャツで過ごせる。
最低気温は4〜10月は15℃前後で比較的過ごしやすいが、11〜3月は10℃以下まで冷え込む日もあるので、朝晩は薄手の上着やジャケットが必要になるでしょう。
雨は乾季にはほとんど降らないが、雨季の6〜9月には毎月200〜250㎜以上の雨が降る。
しかし、1日中降り続くことは少なく、あとは季節の変わり目に少し降る程度。
観光のベストシーズンは乾季の11〜4月となる。
グアダラハラの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
カンクンとユカタン半島
ユカタン半島のカリブ海沿岸に位置するカンクンは、晴天に恵まれた常夏のリゾート地。
年間平均の最高気温は30℃、最低気温は24℃なので1年を通して日本の夏服で過ごせる。
最も暑い6〜9月の最高気温は33℃、比較的涼しい12〜2月は28℃ほど。
雨季は5〜11月で、前半はそれほど降らないが、後半にかけて降水量が増えてくる。
1ヶ月の降水量は、5〜8月が60〜80㎜、9〜11月が100〜200㎜ほど。
あまり雨の降らない乾季は乾燥していて過ごしやすく、暑さの和らぐ12〜4月が観光のベストシーズン。
メリダの天候グラフ
メリダはユカタン州の州都。
オアハカ州と高原地帯
標高約1500mに位置するオアハカ市は先住民の文化が色濃く残るエリアで、気候は温暖で過ごしやすい。
最も暑い3〜5月の最高気温は33℃、6〜2月は27〜29℃ほどで日中でも過ごしやすい。
最低気温は3〜10月は12〜15℃、11〜2月は10℃以下まで冷え込むので朝晩は上着が必要になる。
雨季の5〜9月の降水量は毎月100〜150㎜ほどで、季節の変わり目にも少し雨が降る。
気温も落ち着いて、ほとんど雨も降らない乾季の11〜3月が観光のベストシーズンとなる。
また、オアハカ州の太平洋沿岸部は高地よりも高温多湿で蒸し暑く、8〜10月はハリケーンの影響で豪雨に見舞われることもあるので注意が必要で、合羽や折り畳み傘などの雨具があると安心。
オアハカの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
ベラクルスとメキシコ湾岸
メキシコ湾岸に位置するベラクルスは熱帯気候に属し、降水量の多い雨季は高温多湿で蒸し暑い。
最も暑い5〜9月の最高気温は31℃、最低気温は24℃ほどで夜は寝苦しく感じる日もある。
比較的涼しい11〜3月の最高気温は24〜27℃、最低気温は18〜20℃で朝晩は過ごしやすい。
降水量はとても多く、雨季の6〜9月には毎月300㎜以上の豪雨に見舞われる。
しかし乾季にはほとんど雨が降らず、気温も落ち着く12〜4月が観光のベストシーズンとなる。
ハラパ・エンリケスの天候グラフ
ハラパ・エンリケスはベラクルス州の州都。
アカプルコと太平洋沿岸
太平洋沿岸に位置するリゾート地であるアカプルコは年間を通じて温暖で、雨季は雨が多く蒸し暑い。
1年の気温の変化はあまりなく、最高気温は31〜33℃、最低気温は23〜25℃。
昼間と朝晩の寒暖差もあまりなく、年間を通じて日本の夏服で過ごせる。
雨季の降水量はとても多く、6〜9月は毎月250〜300㎜以上の雨が降る。
乾季は全くと言っていいほど雨が降らず、気温も落ち着いている12〜4月が観光のベストシーズン。
アカプルコの天候グラフ
ロスカボスとハバ・カルフォルニア半島
ハバ・カルフォルニア半島の最南端に位置する地域ロスカボスは、カボ・サンルーカスとサンホセ・デル・カボの2つの町から成るビーチリゾートで、年間を通じて温暖で雨も少ない。
最も暑い6〜9月の最高気温は33℃、最低気温は21〜23℃ほどなので日本の夏服で過ごせる。
最も涼しい12〜3月の最高気温は26℃、最低気温は13℃ほどなので朝晩は薄手の上着が必要。
雨はとても少なく、雨季の6〜10月でも20〜60㎜ほどしか降らないので通年観光可能。
それ以外はほとんど雨は降らず、暑さも和らぐ11〜5月が観光のベストシーズンとなる。
ラパスの天候グラフ
ラパスはハバ・カリフォルニア・スル州の州都。
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
チワワ州と北部地域
標高約1400mに位置するチワワ市は、夏と冬の寒暖差が大きく、雨は少ない。
最も暑い5〜8月の最高気温は31〜33℃、最低気温は18℃前後で朝晩は過ごしやすい。
最も涼しい12〜2月の最高気温は17〜19℃、朝晩は5℃以下まで冷え込むので防寒着が必須となる。
降水量は雨季の7〜9月は毎月100㎜ほどで、乾季はほとんど雨は降らない。
通年観光可能だが、雨の降らない11〜4月が観光のベストシーズンとなる。
チワワの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
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