メキシコの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
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正式国名
メキシコ合衆国 Estados Unidos Mexicanos
国土面積
約196万㎢(日本の約5倍)
首都
メキシコ・シティ Mexico City
人口
約1億2701万人
宗教
国民のほとんどがキリスト教徒で、約90%がカトリック。
言語
公用語はスペイン語だが、カンクンやロスカボスなどの観光地では英語が通じる場所も多い。
また、先住民族はそれぞれ異なった独自の言葉を使っている。
通貨と両替
通貨はペソ(Peso)で表記は$、補助通貨はセンタボ(Centavo)で表記はC。
国際通貨コードはMXN。
メキシコのホテルや旅行会社のツアー料金はUSドル表記されていることがあるが、それでもUSドルでの支払いは不可で、ペソしか使えない場所が多いので注意が必要。
USドルからペソへの両替は1回につきUS$300、1ヶ月にUS$1500までという上限がある。
この上限を確認するため、両替時にはパスポートや滞在許可証のコピーを取られることがある。
これは2010年にメキシコ政府が、国内のUSドルの流通を制限するために発した通達で、現在もメキシコ各地でこの通達が遵守されている。
ただし、カンクンやロスカボスなど一部の観光地ではUSドルで支払える場所もあるほか、日本円などの他の貨幣からペソへの両替に上限は設けられていない。
チップの相場
メキシコにはチップの習慣があるため、受けたサービスに応じてチップを渡しましょう。
タクシーは基本的には不要だが、キリの良い金額に切り上げて支払うか、少額のお釣りを受け取らずにチップとして置いていくのが一般的。
サービス料の含まれていないレストランでは料金の10%が相場。
ホテルで荷物を運んでもらったりルームサービスを頼んだ際は$10〜20ほどが目安。
ツアーやアクティビティのガイドには$20〜50ほど。
飲料水
衛生的に問題があるため水道水は飲まない方が良い。
飲料水は市販のミネラルウォーターを。
コンセント:電圧とプラグ
110V、120N、127Vの60Hzで、プラグの形状は日本と同じA型が主流。
短時間であれば日本の100V用の電気製品をそのまま使用できるが、電圧が不安定なため変圧器を使用した方が無難で、ホテルによっては貸し出ししている所もある。
習慣とマナー
- 宗教上のもの
国民の大半がキリスト教徒であるメキシコでは、キリスト教のマナーが根付いている。
観光名所になっている教会や修道院でも彼らにとっては信仰の場であるため、見学する際には脱帽するなどして敬意を払い、大きな声で話したりしてはいけない。
また、内部の写真撮影を禁止している場所もあるので、無断で撮影せずに関係者に確認すること。 - アルコールと飲酒
路上での飲酒が禁止されているメキシコでは、売店などで購入してそのまま道を歩きながら飲むのは違法行為で、場合によっては警察に拘束されることもあるので注意が必要。 - シエスタ(昼寝)
メキシコにはシエスタという習慣があり、昼食後の13:00〜16:00頃に昼寝をする。
公務員や会社勤めはこの時間帯も働くが、個人経営の店などは閉まってしまう所もある。
日本との時差
広大なメキシコには4つの時間帯があり、地域によって時差が異なる。
サマータイム期間中の4月第1日曜〜10月最終日曜は、下記の時差より-1時間遅れになる。
また、カンクンのあるキンタナ・ロー州とソノラ州はサマータイムを実施していない。
- 北西部は日本より17時間遅れ
北バハ・カリフォルニア州のティファナなど。 - 西部は日本より16時間遅れ
南バハ・カリフォルニア州、ナジャリ州、ソノラ州、シナロア州など。 - 中部は日本より15時間遅れ
メキシコ・シティ、グアダラハラ、アカプルコなどメキシコ主要部はこのエリアに属する。 - 東部は日本より14時間遅れ
カンクンのあるキンタナ・ロー州など。
日本からのフライト
成田からメキシコ・シティのベニート・フアレス国際空港への直行便をアエロメヒコ航空が運航しており、フライトは所要13時間ほど。
その他の航空会社のフライトはアメリカ経由が一般的で、最も時間のロスが少ないのはロスアンゼルス経由、乗り継ぎ時間も含めて所要16〜19時間ほど。
また、アメリカ経由の便で向かう場合は、事前にESTAの申請・取得が必要。
ESTAに関する詳細はこちら。
アメリカへの入国とESTA申請・取得方法
ビザ
日本人の観光目的でのメキシコへの入国は、180日以内の滞在であればビザ不要。
パスポートは、入国時に残存有効期間が滞在日数以上必要。
気候に関してはこちら
メキシコの気候と観光・旅行のベストシーズン