インドネシア観光・旅行での入国とアライバルビザ申請・取得方法と滞在期間延長方法
この記事では、
ビザの取得方法と滞在期間の延長について書きました。
この記事の目次
インドネシアの入国にビザは必要か?
2015年6月より、日本人の観光目的での入国は、30日以内の滞在であればビザは不要になりました。
パスポートは入国時に残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が3ページ以上必要。
入国審査時に出国用航空券の提示を求められることがあります。
ビザなしで出入国できる場所は?
ビザなしで出入国できるのは、当初はインドネシアの主な5大国際空港と9海港のみでした。
しかし、2016年6月から29の空港、88の海港、7の陸路国境で出入国可能となり、実質ほとんどの場所からビザなしでの出入国が可能です。
ビザなしで入国できる場所の一覧はこちら。
在インドネシア日本国大使館:インドネシアへの入国・滞在
インドネシア入国時に取得できるアライバルビザ(到着ビザ)について
このアライバルビザは「VOA」とも呼ばれ、商用訪問(会社訪問、商談、会議出席、就労を伴わないもの)や、観光目的での30日以上の滞在を希望する場合は、インドネシア入国時にアライバルビザを取得します。
アライバルビザで長期滞在可能か?
アライバルビザの滞在可能日数は30日で、入国後に滞在期間延長の手続きを行うと、最大60日の滞在が可能です。
延長できるのは1回のみで、ビザなしで入国した場合は延長できません。
アライバルビザの取得に必要なもの
- パスポート:入国時に残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が3ページ以上必要
- 出国用航空券
- 料金:US35ドル
支払いは日本円やインドネシアルピアでも可能ですが、レートが変動するのでUSドルがおすすめです。
現金のみで、カードは使えません。
アライバルビザの申請方法は?
空港に到着してすることは、
- 入国審査するエリアの手前にアライバルビザを申請する「VOAカウンター」がある。
- ここで上記の3点を提出し、領収書を受け取る。
- 入国審査に進み、パスポート、搭乗してきた飛行機のチケット、領収書を提示する。
- 渡航目的などの質問に答える。
- 審査が終了すると、パスポートが返ってくる。
- パスポートにVOAのシールとスタンプがあるかを自分で確認する。
空港での手続きは以上です。
注意点として、返ってきたパスポートにVOAのシールとスタンプがあるか必ず確認しましょう。
これが無いと滞在期間の延長ができません。
アライバルビザの申請・取得が可能な場所は?
2024年現在の、アライバルビザの申請・取得が可能な場所の一覧です。
- 空港
ジャカルタ(スカルノハッタ、ハリム)メダン、バリ、マナド、スラバヤ、パカンバル、バリクパパン、スラカルタ、パダン、マカッサル、クパン、ジョクジャカルタ、マタラム、バタム、バンドン、アチェ、パレンバン、スマラン、ポンティアナック - 海港
ジャカルタ、バタム、ビンタン、タンジュン・ピナン、バリ(バドゥン、カランアセム)、シボルカ、ジャヤプラ、ドゥマイ、パダン、ベラワン、クパン、マカッサル、タンジュン・バライ・カリム、タンジュン・マス、ビトゥン、マウメレ、パレパレ、スラバヤ - 陸路チェックポイント
エチコン(西カリマンタン)
アライバルビザの延長について
滞在期間延長の手続きをする場所は?
インドネシア国内の全てのイミグレーション(出入国管理局事務所)で手続きが可能。
インドネシアの主な出入国管理局事務所の一覧はこちら。
imigration-office-indonesia(PDF)
延長手続きの手順は?
延長手続きをするには、合計3回イミグレーションに行く必要があります。
長くなりますが、時系列順に書いていきます。
イミグレーション:1日目
必要書類は、
- パスポート
- パスポートの顔写真のページのコピー
- パスポートのVOAシールのページのコピー
- 出国用航空券(コピーでも可)
- 申請書:イミグレで入手可能
イミグレでやることは、
- 申請書に必要事項を記入する。
- 受付カウンターに上記の必要書類を提出する。
- 名前が呼ばれるまで待つ。
- 名前が呼ばれたら、手続き用紙を受け取る。
この手続き用紙が最後まで必要なので無くさないように。
この用紙に次にイミグレに来る日が書いてあります。
パスポートは預けたままになるので、あらかじめ自分用のパスポートのコピーを取っておきましょう。
2日目までにすること
2日目までにすることは、
- もらった手続き用紙を持って銀行に行く。
- 銀行窓口に用紙を提示し、VOAの料金を支払いたいと伝える。
- 手数料35万5000ルピアを支払い、領収書を受け取る。
2019年2月現在のレートで、35万5000ルピアは約2800円。
イミグレーション:2日目
大体1日目の3〜4日後です。
必要なものは、
- 1日目に渡された手続き用紙
- 銀行で渡された領収書
イミグレでやることは、
- 受付カウンターに領収書を提出し、順番待ちのチケットを受け取る。
- 順番が来たら手続き用紙を提出し、渡航目的などの質問に答える。
- 写真撮影をした後、両手の指紋を取る。
- 手続き用紙が返却される。
2日目は以上で、返ってきた用紙に3日目の日にちが書いてあります。
イミグレーション:3日目
大体2日目の3〜4日後です。
必要なものは手続き用紙、することはパスポートの受け取りです。
手順は、
- 受付カウンターに用紙を渡す。
- 名前を呼ばれるまで待つ。
- パスポートを受け取る。
- パスポートに延長のスタンプが押されているか確認する。
ビザ延長の手続きは以上です。
ビザ延長の注意点
延長の手続きは、全て終わるまでに1週間ほどかかります。
ビザの滞在期間がなくなる前に手続きを終える必要があるため、時間に余裕を持って行いましょう。
ビザについての最新情報はこちら
在本邦インドネシア共和国大使館
在インドネシア日本国大使館
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