ボリビア旅行・観光の気候とベストシーズン

【雨と気温】ボリビアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

ボリビアの地理と天気・気候の特徴


ボリビアは南米大陸のほぼ中央に位置する内陸国で、日本の約3倍の国土面積を誇る。
その広大な国土の大半は、標高3000mを超えるアンデス山脈とアマゾンの熱帯が占め、その自然環境の影響を受け、地域によって気候が異なる。
また、季節は大きく4〜10月の乾季と11〜3月の雨季に分けられる。

アルティプラーノ(高原地帯)の天気・気候


チリやペルーと国境を接するボリビア西部には、アンデス山脈が西部と東部に分岐して走っており、この2つの山脈の囲まれた高原地帯がアルティプラーノといわれ、標高は3000m以上にもある。
ラ・パスやポトシといった主要都市を有するアルティプラーノは、ボリビアで最も人口が集中する地域。

標高3560mに位置するラ・パスは年間を通じて気温の変化はあまりなく、雨季より乾季のほうが2〜3℃下がる程度。

年間の最高気温は12〜15℃、最低気温は3〜-2℃で、朝晩はかなり冷え込むので、いつ訪れるとしても完全な防寒対策が必須となる。

乾季はほとんど雨がふらず、1ヶ月の降水量が100㎜を超えるのは12〜2月だけなので、雨季でもそれほど雨の心配をする必要はない。

通年観光可能だが、ベストシーズンは雨の降らない乾季となる。

ラ・パスの天候グラフ

気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。

ボリビアの気候と観光・旅行のベストシーズン

ラ・パスの2012〜2013年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

ポトシの天候グラフ

気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。

ボリビアの気候と観光・旅行のベストシーズン

ポトシの2012〜2013年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

バリェ(渓谷地帯)の天気・気候


東部に走るアンデス山脈の南東に位置し、河川や氷河の浸食によって形成された地域をバリェという。
スクレやコチャバンバなどの盆地はこの地域に属し、この辺りの標高は3000m以下になる。

標高2750mのスクレも年間を通じて気温の変化はあまりなく、雨季より乾季のほうが2〜3℃下がる程度。

年間の最高気温は19〜21℃、最低気温は8〜12℃で、日中は涼しくて過ごしやすいが、朝晩はかなり冷え込み、乾季には氷点下になることもあるので防寒対策が必須となる。

この地域も乾季はほとんど雨がふらず、1ヶ月の降水量が100㎜を超えるのは12〜2月だけなので、雨季でもそれほど雨の心配をする必要はない。

標高2560mに位置するコチャバンバは、スクレより気温が3〜5℃程度高くなる以外に違いはあまりない。

どちらも通年観光可能だが、ベストシーズンは雨の降らない乾季となる。

コチャバンバ

気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。

ボリビアの気候と観光・旅行のベストシーズン

コチャバンバの2017〜2018年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

リャノ(東部平原地帯)


ボリビア東部に位置し、国土の大半を占める広大な平原地帯をリャノという。
地域によって環境が異なり、北部にはアマゾンの熱帯密林地帯が、南部にはチャコ地方と言われるサバンナのように乾燥したエリアが広がっている。

標高416mのサンタ・クルスは、雨季は最高気温が30℃を超えるが、朝晩は20℃前後まで下がる。
乾季の最高気温は25℃程度で、朝晩は15℃前後まで冷えるので薄手の上着があるといいでしょう。

雨季には毎月100㎜ほどの雨が降り、乾季にもたまに雨が降ることがある。
通年観光可能だが、ベストシーズンは気温が低く雨も降らない乾季となる。

サンタ・クルスの天候グラフ

気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。

ボリビアの気候と観光・旅行のベストシーズン

サンタ・クルスの2017〜2018年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

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