ブータン観光・旅行での入国とビザ申請・取得方法
日本人が観光目的でブータンへ入国するにはビザが必要で、パスポートの残存有効期間はブータン出国予定日より6ヵ月以上必要となる。
ブータンのビザは、ブータン政府に認可された現地の旅行会社を介して申請する仕組みになっており、個人が大使館や国境などで直接申請することはできない。
基本的に申請は英語でのやり取りになるので、英語に不安がある場合は日本語に対応している現地旅行会社か、ブータン旅行を扱っている日本の旅行会社を利用したほうがいいでしょう。
日本語で対応ができる現地の旅行会社はこちら。
Druk Sakura Tours
Zhidey Bhutan Tours&Treks
この記事の目次
ビザ申請の手順と入国手続き
旅行会社と話し合ってスケジュールを決め、それに応じた旅行代金を送金する。
旅行者が行うのはこれぐらいで、旅行会社の指示に従って手続きをするだけなので難しいことはない。
送金の確認が取れたら、旅行会社がブータン政府観光局(TCB)にビザを申請し、申請が受理されればビザ・クリアランス・レター(Visa Clearance Letter)という書類が発行される。
この書類には氏名、パスポート番号、日付、照会番号などが記載されおり、入国時に係員がこの書類と入国予定者の名簿を照合して、一致していればビザのスタンプを押してくれる。
ビザ代は送金した旅行代金に含まれているので、入国時に支払うことはない。
ごく稀に、ビザ・クリアランス・レターの記載内容に誤りがある場合があるので、書類が発行された時点で誤記がないか確認しておくといいでしょう。
また、ブータンは禁煙国家なのでたばこの持ち込みはひとり1カートンまでに制限され、200%の関税・消費税が徴収される。
空路での入国
現在、日本からブータンへの直行便はないため、バンコクなどアジアの第三国を経由して、ブータン唯一の国際空港であるパロ国際空港に向かう。
日本から最も利用しやすいのはバンコク経由で、パロまでは所要4〜5時間。
近隣諸国から向かう場合には、ドゥルックエアー社がシンガポール、タイのバンコク、ネパールのカトマンズ、バングラデシュのダッカ、インドのデリー、コルカタ、ガヤ、バグドグラ、グワハティ、ムンバイの5ヵ国10都市とパロを結んでいる。
公式サイトはこちら。
ドゥルックエアー社
ドゥルックエアー社日本代理店
インドから陸路での入国
ブータンは中国・インドと国境を接しているが、中国との国境は全て閉ざされている。
日本人がインドから入国できる国境は、プンツォリン、ゲレプ、サムドゥプ・ジョンカルの3ヵ所。
プンツォリンはインドのバグドグラ空港から所要約4時間。
ゲレプとサムドゥプ・ジョンカルの2ヵ所は、インドのアッサム州のグワハティ空港が最寄り。
この空港からゲレプまで所要約6時間、サムドゥプ・ジョンカルまで所要約2時間。
プンツォリンの国境は、インド人とブータン人はパスポート無しで通過できるため、日中はパスポートチェックを行っていないゲートがオープンしている。
つまり、事実上自由に出入りでき、日本人でも手続きなしで普通に通過できてしまう。
しかし法的にはビザが必要なので、うっかり入国してしまうとトラブルになる可能性がある。
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