【雨と気温】ブータンの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
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ブータンの地理と天気・気候の特徴
熱帯モンスーン地域に属するブータンの国土は、標高2000〜7000m以上のエリアに広がっており、気候は大きく分けると6〜8月が雨季、9〜5月が乾季で、日本同様四季がある。
気温は季節よりも標高によって大きく異なり、朝晩の寒暖の差も大きいので、標高の高い地域を訪れる場合は夏でも防寒具は必須で、標高の低い地域でも上着を用意しておいたほうが良い。
乾季(9〜5月)
乾季はブータン観光のベストシーズンで、最も多くの旅行者が訪れる時期。
季節の変わり目の5・9月は雨が多いが、10〜4月は雨が少なく気候が安定している。
春のパロ・ツェチュ(3月19〜23日)と秋のティンプー・ツェチュ(10月11〜14日)の前後には特に旅行者が多くなり、ブータンが1年でもっとも混雑する。
春や秋と同じく冬も天候に恵まれているが、冬は雪や路面の凍結によって峠が不通になることがある。
また、ブータンではタイヤにチェーンを巻く習慣がないので、無理な移動は危険を伴う。
特に山岳地帯では、町から町へ移動する際に峠を越えることが多いので、長距離の移動をするような予定を組むと観光に支障をきたすリスクがある。
主な都市の最高気温と最低気温の平均は下記の通り。
- プナカ(標高約1350m)
冬の最高気温は18℃、最低気温は6℃、春と秋の最高気温は25℃、最低気温は14℃。 - ティンプー(標高約2400m)
冬の最高気温は13℃、最低気温は-1℃、春と秋の最高気温は20℃、最低気温は9℃。 - ブムタン(標高約3400m)
冬の最高気温は11℃、最低気温は-3℃、春と秋の最高気温は18℃、最低気温は5℃。
雨季(6〜8月)
雨季は朝や夕方にまとまった雨が降ることが多く、地域によって差はあるが1ヵ月の降水量は100〜200㎜ほどで、日本の梅雨のように1日中降り続くことは少ない。
しかし、ブータンの道は主要都市を結ぶ幹線道路以外はほとんど未舗装のため、四駆でなければ走破することのできない道があちこちにある。
そんな道が雨でぬかるんでしまえば四駆でも通行できなくなり、峠は地崩れや土砂崩れで不通になる。
もし雨季にネパールを訪れるのであれば、道路状況も考慮して計画を立てる必要がある。
主な都市の最高気温と最低気温の平均は下記の通り。
- プナカ(標高約1350m)
夏の最高気温は29℃、最低気温は20℃。 - ティンプー(標高約2400m)
夏の最高気温は23℃、最低気温は15℃。 - ブムタン(標高約3400m)
夏の最高気温は19℃、最低気温は12℃。
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