【雨と気温】コロンビアの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン
この記事の目次
コロンビアの地理と天気・気候の特徴
南米大陸の北端に位置するコロンビアは日本の約3倍の国土面積を誇り、その広大な土地に熱帯雨林や山岳地帯、カリブ海沿岸や太平洋沿岸といった様々な自然環境をもち、地域によって気候が大きく異なる。
カリブ海沿岸の天気・気候
コロンビア北部、カルタヘナなどの町があるカリブ海沿岸は、年間を通じて温暖な気候で、気温の変化はあまりなく、年間平均気温は27℃ほど。
しかし、季節は12〜4月の乾季と5〜11月の雨季にはっきりと分かれる。
乾季はほとんど雨が降らないが、雨季には1ヶ月に100〜200㎜ほどの雨が降る。
また、カリブ海沿岸は東に行くほど雨が少なくなる特徴があり、カルタヘナの200㎞ほど東にあるサンタ・マルタの雨季の降水量は1ヶ月に50〜100㎜ほど。
カルタヘナの年間の平均最高気温は31〜32℃、最低気温は23〜25℃で、一年中東京の真夏のような気温で、夜になってもあまり気温が下がらないので寝苦しさを感じる日もあるでしょう。
この地域の観光のベストシーズンは乾季の12〜4月で、特に1〜3月は晴天に恵まれる。
カルタヘナの天候グラフ
気象庁にデータが無い月は、グラフの線が切れている。
太平洋沿岸の天気・気候
太平洋沿岸は年間を通じて雨が多く、年間降水量は多い所では6000mに達することもある。
1年の気温の変化は少なく、年間平均気温は25℃前後で、南に行くほど気温は下がり、雨も少なくなる。
時期と降水量は地域によって異なるが、8〜12月が乾季、1〜7月が雨季となる。
太平洋沿岸の最南端に位置する町トゥマコでは、雨季は1ヶ月に200〜400㎜もの雨が降る。
乾季でも1ヶ月に100〜150㎜ほどの雨が降るので、この地域を訪れる際は雨具を用意した方がいい。
トゥマコの年間の平均最高気温は28〜29℃、最低気温は23〜24℃。
観光のベストシーズンは、雨の少ない乾季といえる。
山岳地帯の天気・気候
コロンビアの中央に位置し、首都ボゴタがある山岳地帯の年間平均気温は12℃ほどで、年間の気温の変化は少ないが、1日の寒暖の差が激しく、朝晩は冷え込むので防寒具の用意が必須。
ボゴタの標高は2640mで、山岳地帯は標高が高くなるほど気温は下がる。
地域や標高によって時期や降水量は異なるが、季節は7〜8・12〜3月が乾季、9〜11・4〜6月が雨季。
ボゴタの雨季の1ヶ月の降水量は70〜100㎜ほど、乾季でも1ヶ月に30〜50㎜ほどの雨が降る。
ボゴタの年間の平均最高気温は15〜17℃、最低気温は5〜8℃。
観光のベストシーズンは、雨の少ない乾季といえる。
ボゴタの天候グラフ
熱帯雨林の天気・気候
主に山岳地帯の東側に広がる熱帯雨季地帯は雨が多く、高温多湿で蒸し暑い。
年間を通じて気温の変化は少なく、年間平均気温は25℃前後。
日本の梅雨のように1日中降り続くことは少ないが、突然スコールのような激しい雨に見舞われる。
ブラジルとペルーの国境付近の町レティシアは、アマゾン川沿いに位置する熱帯雨林で、比較的雨の少ない6〜8月でも1ヶ月に150〜200㎜、9〜5月は1ヶ月に250〜350㎜の雨が降る。
年間の平均最高気温は29〜31℃、最低気温は21〜23℃。
観光のベストシーズンは、雨が少なく若干気温も下がる6〜8月となる。
レティシアの天候グラフ
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コロンビアの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
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カルタヘナの港,要塞群と建造物群