ルクセンブルク旅行・観光の気候とベストシーズン

【雨と気温】ルクセンブルクの天気・気候の特徴と観光・旅行のベストシーズン

ルクセンブルクの地理と天気・気候の特徴


西ヨーロッパに位置する内陸国であるルクセンブルクの気候は、比較的温暖な海洋性気候に属する。
国土面積は神奈川県ほどの小さな国なので、地域による気候の違いはない。

また、日本のように四季があり、季節の時期も日本と同じである。
東京と比べると夏は涼しくて過ごしやすいが、冬の冷え込みは厳しい。

気温と服装は?


ルクセンブルクの夏の最高気温はせいぜい25℃ほどで、30℃を超えることはほとんどなく、真夏の7〜8月でも日陰に入れば涼しく感じるほどで、乾燥しているので蒸し暑さを感じることもない。

日本の夏のように日中はTシャツで過ごせるが、朝晩や雨の後は夏でも10℃前後まで冷え込むので、持ち歩けるような薄手の上着があると便利。

冬の最高気温は5℃前後なので日中でもかなり寒く、朝晩は0℃以下まで冷え込む日も珍しくない。
積雪はそれほど多くないが、日本の真冬のような防寒対策が必須で、できればニット帽や手袋も用意したい。

降水量は?


ルクセンブルクの年間降水量は800〜900㎜ほどで、年間を通じて毎月50〜90㎜ほどの雨が降る。
特に雨が多いという時期はなく、日本の梅雨のように1日中激しい雨が降る続くこともほとんどない。
まとまった雨が降るというより、パラパラとした小雨が降ったり止んだりすることが多い。

土砂降りになることはほとんどないので、小さい折りたたみ傘1つで事足りるが、現地ではフードのついたカッパのようなジャケットを着る人や、小雨を気にせずに濡れながら歩いている人も見受けられる。

観光のベストシーズンは?


目的にもよるが、ルクセンブルク観光のベストシーズンは涼しくて過ごしやすい6〜9月になる。
特に7〜8月は夏の避暑地として多くの旅行者で混雑するが、日照時間の長いルクセンブルクの夏は夜の9時頃まで明るいので、ゆっくりと時間をかけて観光することができる。

秋から冬にかけては比較的雨が多いが、この時期は隣国で狩猟が始まりジビエが美味しい季節となり、町の公園などでは綺麗に色付いた紅葉が見れる。

冬は16:00時頃には暗くなってしまうので町歩きには向かないかもしれないが、本格的なオペラやコンサートのシーズンとなるので、芸術を楽しみたい人には旅行者の少ないこの時期が最適かもしれない。

春先には各地でキリスト教のカーニバルが行われ、特に有名なのはペトリュス渓谷のカーニバル。
クリスマスツリーや十字架を丘の上で燃やす伝統的な祭りで、これで寒い冬に別れを告げる

また、4〜5月は旧市街の大聖堂を中心に、1600年代から続く伝統的な宗教の行事が行われる。
大聖堂ではミサやコンサートが行われ、町の広場にはお土産屋や屋台が軒を連ねる。
このように、四季折々の様々な魅力を持つルクセンブルクは、いつ訪れても素晴らしい旅行となるでしょう。

ルクセンブルクの天候グラフ


ルクセンブルクの気候と観光・旅行のベストシーズン
ルクセンブルクの2017〜2018年の天候データ
出典:気象庁ウェブサイト

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