【日本から個人で】アテネのアクロポリスへの行き方【ギリシャの世界遺産】
この記事の目次
アテネのアクロポリスとは?
ギリシャの首都アテネは、3000年以上の歴史を持つ世界で最も古い都市のひとつである。
アクロポリスは“高い丘の上の都市”という意味で、かつてアテネを外部から守る要塞として機能していたが、紀元前8世紀頃から神殿が次々と造られ、人々の信仰を集める聖域となった。
アテネのアクロポリスには当時の遺跡が数多く残されており、1987年に世界遺産に登録された。
アテネ市内の交通機関と利用法
アテネ中心部の公共交通機関である、地下鉄、市内バス、トロリーバス、トラムの4つは同じ料金体系で、1枚の共通チケットで全て利用でき、時間内であれば何に何度乗り換えてもいいのでとても便利。
ただし、あくまでもアテネ市内でのみ有効で、地下鉄で市内〜空港を移動する場合や、市内と空港を結ぶエアーポートバス、アテネ郊外行きの電車やバスは別料金なので注意が必要。
共通チケットは地下鉄各駅の券売機か窓口、バス停脇のチケット売り場で購入できる。
券売機は硬貨のみ使用でき、購入する金額のボタンを押してから硬貨を投入する。
また、バスターミナルの近くにあるペリープテロでも購入できる。
ペリープテロとは、日本の駅構内にある“キオスク”のような店で、バスターミナルや駅のそば、大通り沿いにある小さな売店。
いずれの交通機関も車内では購入できないので、必ずチケットを購入してから乗車しましょう。
チケットの種類
共通チケットは1時間10分有効で€1.20で、他にも24時間有効のデイリー・チケットが€4、5日間有効のファイブ・デイズ・チケットが€10なので、滞在日数によって何枚かまとめて買っておくと便利。
また、3日間有効なツーリスト・チケットというのもあり、このチケットは空港への往復を含む全ての交通機関で利用できて€20で、地下鉄各駅で購入できる。
地下鉄(Metro)
地下鉄(Metro)は3つの路線があり、車両には終点の駅名しか表示されていないので、路線図を確認しながら乗車しましょう。
改札は無人で、乗車の際は駅の入り口にある刻印機にチケットを差し込み、下車の際は何もせずに通り抜けるだけ。
市内バス
市内バスは白と青の車体が目印で、バス停にバスの路線番号が書かれているので、乗車前に目的地に行く路線番号を確認し、乗車したら車内に設置された刻印機にチケットを差し込む。
下車の際は日本のバスと同じように手すりか窓脇のボタンを押すのだが、バス停が近いことを知らせるアナウンスがないので自分で判断するしかない。
また、自分以外の客がボタンを押した場合、押したボタン付近のドアしか開かないことがあるのでご注意ください。
トロリーバス
トロリーバスは黄色い車体が目印で、路線番号が書かれたバス停のプレートの色も黄色い。
乗り降りは市内バスと同じ。
トラム
トラム(路面電車)は3つの路線があり、乗車の際は駅か車内どちらかの刻印機にチケットを差し込む。
車内アナウンスと画面表示があり、下車の際は赤いボタンを押し、停車したらドアに付いている緑のボタンを押すとドアが開く。
アクセス:日本からの行き方
現在、日本からギリシャへの直行便はなく、最低1回の乗り継ぎが必要になる。
一般的なのはヨーロッパの主要都市で乗り継ぐ方法で、日本からパリ、ローマ、ロンドン、フランクフルトまで11〜13時間ほどで、これらの都市からアテネ国際空港(エレフテリオス・ヴェニゼロス国際空港)まで2〜4時間ほど。
ヨーロッパ以外では、ドバイやアブダビ、イスタンブールやドーハなどで乗り継ぐ方法があり、所要時間はヨーロッパ経由とあまり変わらない。
空港からアテネ市内への移動について
空港からアテネ市内へはエアポートバスが便利。
バス乗り場は空港Bエリアの到着ロビーを出た所にあり、チケット売り場も近くにある。
行き先によってバスの番号が異なり、シンタグマ広場行きは95番。
このバスは24時間運行で料金は€5、アテネ市内まで1時間ほど。
地下鉄(Metro)で市内まで行く場合は、空港からLine 3でシンタグマ駅まで40分ほど。
このシンタグマ広場の南西に広がるのが、19世紀頃の町並みを残すプラカ地区。
プラタ地区は特別保存地域に指定され、数多くの歴史ある遺跡が点在する。
通貨と言語とビザについて
ギリシャへの入国は、シェンゲン協定加盟国での総滞在日数が90日以内であればビザは不要。
また、パスポートの残存有効期間が入国時に滞在日数+90日以上必要。
通貨はユーロ(€)で公用語は現代ギリシャ語だが、観光地やホテルなどでは英語が通じる所が多く、場所によってはフランス語、イタリア語、ドイツ語の方がよく通じる場合もある。
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