クウェートの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
この記事の目次
正式国名
クウェート国 State of Kuwait
国土面積
約1万7818㎢(日本の四国とほぼ同じ)
首都
クウェート Kuwait
人口
約428万人
宗教
国民の85%がイスラム教徒(スンニ派70%、シーア派30%)、その他にキリスト教、ヒンドゥー教、ゾロアスター教などが15%。
言語
公用語はアラビア語だが、外国人の多い都市部では英語が通じる所も多い。
通貨
通貨はクウェート・ディナール(Kuwait Dinar)で表記はKD、補助通貨はフィルス(Fils)で表記もFils。
国際通貨コードはKWD。
チップの相場
チップの習慣はないので基本的には不要だが、特別なサービスを受けたと感じた時には感謝の気持ちとしてチップを渡しても問題ない。
レストランなら総額の5〜10%ほどが目安で、ホテルでちょっとしたお願いを聞いてもらった時は250〜500Filsほどが相場である。
飲料水
衛生的に問題があるため水道水は飲まない方が良い。
飲料水は市販のミネラルウォーターを。
コンセント:電圧とプラグ
240Vの50Hzで、日本の100V用の電気製品を使用するには変圧器が必要で、ホテルによっては貸し出ししている所もある。
プラグの形状はB型、BF型、C型などが主流。(日本はA型)
習慣とマナー
- 宗教上のもの
アラブ諸国の中でクウェートは、サウジアラビアに次いで敬虔なイスラム教国で、戒律が厳しく守られている。男女ともに露出の多い服装は控え、お祈り中の人の前を横切る、敷物を踏む、写真を撮る、話しかけるということはタブーで、絶対にしてはいけない。
国家元首や王族を批判すると不敬罪で逮捕・勾留されることがあるので注意が必要。
また、ラマダン(断食)の期間中の日が出ている間は、人前での飲食や喫煙は控えたほうがいい。 - アルコール
全面的に禁止されているため飲酒や購入はできず、高級なホテルやレストランでもアルコールの提供は行なっていない。違反した場合は逮捕・勾留され,最高100KD(約3万5000円)の罰金、または10年以下の懲役という厳しい罰則が定められているので注意が必要。
- 女性の服装
ホテル内であれば問題ないが、外出時にはワンピース、ノースリーブ、ショートパンツなどの肌の露出が多い服装は控え、なるべく肩や膝を隠すよう心掛けたい。 - 写真撮影
軍事施設、石油施設、空港、宮殿、政治関係の施設などは許可がない限り撮影はNG。
人物を撮る場合、女性を撮影するのは基本的にはタブーで、男性でも嫌がる人が多いので声をかけて許可を取ってから撮影すること。「写真を撮って」と集まってくる子供は撮影してもいいが、その場に保護者がいる場合は許可を得てからのほうがいいでしょう。
日本との時差
日本より6時間遅れ。(日本の正午はクウェートのAM6:00)
日本からのフライト
現在、日本からの直行便はないため、中東のドバイやドーハ、アジアの都市を経由してクウェート国際空港に入るのが一般的で、フライトは所要11〜12時間ほど。
主な航空会社と経由地は、エミレーツ航空のドバイ経由、カタール航空のドーハ経由、エティハド航空のアブダビ経由など。
ビザ
日本人の観光・商用目的での入国にはビザが必要だが、クウェート入国時に取得できる。
パスポートは、入国時に残存有効期間が6ヶ月以上と、査証欄の余白が2ページ以上必要。
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クウェートへの入国とビザ申請・取得方法