オマーンの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
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正式国名
オマーン国 Sultanate of Oman
国土面積
約31万㎢(日本の約4分の1)
首都
マスカット Muscat
人口
約442万人
宗教
イスラム教(イバード派が主流)
言語
公用語はアラビア語だが、外国人や旅行者の多い都市部では英語が通じる所もある。
通貨
通貨はリヤル・オマーン(Riyal Oman)で表記はRo、補助通貨はバイザ(Baizas)でBzsと表記。
国際通貨コードはOMR。
チップの相場
基本的にはチップの習慣はないが、観光地では外国人旅行者の増加でチップの習慣が根付きつつあり、気持ちのいいサービスを受けたと感じた時はチップを渡した方がスマート。
ホテルで荷物を運んでもらったりルームサービスを頼んだ際には200〜300Bzs程度が目安。
庶民的な店では必要ないが、高級レストランでサービス料が含まれていない場合は料金の10%が相場。
タクシーは、少額のお釣りを受け取らずにチップとして置いていくか、端数を切り上げて多く支払う程度で問題ない。
飲料水
水道水が飲用可能とされているが、現地の多くの人は市販のミネラルウォーターを飲んでいる。
旅行者も水道水は飲まずに、市販のミネラルウォーターを飲んだほうが無難である。
外務省ホームページには下記のように記されている。
都市部の水道水は海水を脱塩化処理して真水(蒸留水)を精製し,それに電解質を加え殺菌処理をし,家庭へ供給しています。理論上は無菌ですが,低品質材料による供給用パイプや貯水槽が原因で鉄錆や微生物の混入を認めることがあるので,水道水を直接飲料には使用しない方が無難です。
コンセント:電圧とプラグ
240Vの50Hzで、日本の100V用の電気製品を使用するには変圧器が必要で、ホテルによっては貸し出ししている所もある。
プラグの形状はBF型とB3型が主流。(日本はA型)
習慣とマナーとタブー
- 宗教上のもの
イスラム教の戒律が厳しく守られており、男女ともに海水浴場やホテルのプール以外では露出の多い服装は控えた方がいい。
家に入る時には靴を脱ぐが、相手に足の裏を見せてはいけない。外国人旅行者が絶対に守らなければいけない訳ではないが、イスラム教では左手は不浄とされているため、飲食はなるべく右手で行う。
オマーンには不敬罪があり、町中に飾られている国王の写真を侮辱や非難するような行為が発覚した際には逮捕され、厳罰に処される場合があるので注意が必要。ラマダン(断食)の期間中の日が出ている間は、人前での飲食や喫煙は控えたほうがいい。
- アルコール
旅行者は町のスーパーなどでは購入することができず、レストランやカフェ、ショッピングモールのフードコートでも基本的にはお酒は扱っていない。唯一自由に飲めるのはホテル内のレストランくらいである。
たくさん飲みたい人は空港の免税店で購入すれば、2ℓまで持ち込み可能。 - 女性の服装
ホテル内であれば問題ないが、外出時にはワンピース、ノースリーブ、ショートパンツなどの肌の露出が多い服装や体の線が出るものは控えたほうがいい。 - 写真撮影
軍事施設、港湾施設、空港、王宮などは許可がない限り撮影はNG。
人物を撮る場合、女性を撮影するのは基本的にはタブーで、男性でも嫌がる人が多いので声をかけて許可を取ってから撮影すること。「写真を撮って」と集まってくる子供は撮影してもいいが、その場に保護者がいる場合は許可を得てからのほうがいいでしょう。
一部例外もあり、砂漠に暮らすベドウィンの人々は寛容で快く応じてくれる場合が多い。
日本との時差
日本より5時間遅れ。(日本の正午はオマーンのAM7:00)
日本からのフライト
現在、日本からオマーンへの直行便はなく、U.A.Eかアジアの都市を経由してオマーンのマスカット国際空港に入るのが一般的で、便によってはサラーラ国際空港に入るものもある。
主な経由地は、エミレーツ航空やカタール航空のドバイ経由、タイ国際航空のバンコク経由、スリランカ航空のコロンボ経由などで、フライトは所要12〜14時間ほど。
ビザ
日本人の観光目的での入国にはビザが必要だが、入国時に取得できるので事前の申請は不要。
滞在可能期間はビザによって異なり、10日か30日滞在可能なシングルビザ、複数回出入国できるマルチプルビザの3種類がある。
ビザに関しての詳細はこちら
オマーンへの入国とビザ申請・取得方法