サウジアラビアの基本情報-時差、言語、人口、宗教、首都、飲料水など
この記事の目次
正式国名
サウジアラビア王国 Kingdom of Saudi Arabia
国土面積
約215万㎢(日本の約5.7倍)
首都
リヤド Riyadh
人口
約3089万人
宗教
イスラム教
言語
公用語はアラビア語だが、外国人の多い都市部では英語が通じる所も多い。
通貨
通貨はサウジ・リヤル(Saudi Riyal)でSRと表記、補助通貨はハララ(Halalas)で表記もHalalas。
国際通貨コードはSAR。
チップの相場
チップの習慣はないので基本的には不要だが、特別なサービスを受けたと感じた時には感謝の気持ちとしてチップを渡しても問題ない。
レストランなら総額の5〜10%ほどが目安で、ホテルでちょっとしたお願いを聞いてもらった時はSR1〜3ほどが相場である。
飲料水
衛生的に問題があるため水道水は飲まない方が良い。
飲料水は市販のミネラルウォーターを。
コンセント:電圧とプラグ
127Vか220Vの60Hzで、日本の100V用の電気製品を使用するには変圧器が必要で、ホテルによっては貸し出ししている所もある。
プラグの形状はA型、B型、BF型、C型など。(日本はA型)
習慣とマナー
- 宗教上のもの
サウジアラビアはアラブ諸国の中で最も敬虔なイスラム教国で、戒律が厳しく守られているため、豚肉やお酒の入手は不可。男女ともに露出の多い服装は控え、男性であっても半ズボンは不可。
お祈り中の人の前を横切る、敷物を踏む、写真を撮る、話しかけるということはタブーで、絶対にしてはいけない
また、ラマダン(断食)の期間中の日が出ている間は、人前での飲食や喫煙は控えたほうがいい。 - アルコール
輸入・生産・販売を全面的に禁止しており、個人での持ち込みも禁止されている。
そのため、一部のホテルやレストランではノンアルコールビールの提供をしている。 - 女性の服装
ホテル内であれば問題ないが、外出時にはワンピース、ノースリーブ、ショートパンツなどの肌の露出が多い服装は控え、なるべく肩や膝を隠すよう心掛けたい。現地の女性は外出時にはアバヤ(全身を覆う黒い布)の着用が義務付けられているが、外国人旅行者がこれを着用する必要はない。
しかし、髪の毛はスカーフなどで覆って目立たないようにした方がいいでしょう。 - 写真撮影
軍事施設、石油施設、空港、宮殿、政治関係の施設などは許可がない限り撮影はNG。
人物を撮る場合、女性を撮影するのは基本的にはタブーで、男性でも嫌がる人が多いので声をかけて許可を取ってから撮影すること。「写真を撮って」と集まってくる子供は撮影してもいいが、その場に保護者がいる場合は必ず許可を得てから撮影すること。
また、市内では宗教警察ムタワが取り締まりを行なっており、禁止されているものを撮影したと判断された場合はカメラやフィルムの没収、悪質と判断されると身柄の拘束・国外追放の処分になることもある。
心配な人はリヤドやジッダ市内、公共の場所での撮影は控え、カメラを肩や首に下げた歩くのも避けた方がいい。
日本との時差
日本より6時間遅れ。(日本の正午はサウジアラビアのAM6:00)
日本からのフライト
現在、日本からの直行便はないため、中東のドバイやドーハ、アジアの都市を経由してリヤドのキング・ハーリド国際空港に入るのが一般的で、フライトは所要15〜16時間ほど。
主な航空会社と経由地は、キャセイパシフィック航空の香港経由、エミレーツ航空のドバイ経由、カタール航空のドーハ経由、エティハド航空のアブダビ経由など。
この他にもジッダのキング・アブドゥルアズィーズ国際空港、ダンマームのキング・ファハド国際空港、マディーナのプリンス・ムハンマド・ビン・アブドゥルアズィーズ国際空港などへの便も運航されている。
ビザ
現在、サウジアラビアへの入国にはビザが必要だが、観光目的の日本人に対するビザの発給は行なっていないため、観光で入国することはできない。
現在もビザの発給が行われているのは外交・公用・巡礼など。
ただし、巡礼用のビザを申請・取得し「巡礼が目的のイスラム教徒」としてなら入国することができる。
ビザに関しての詳細はこちら
サウジアラビアへの入国とビザ申請・取得方法