【離島移住】移住者がストレスフリーな島暮らしを送る7つのポイント【田舎・地方】

【離島移住】移住者がストレスフリーな島暮らしを送る7つのポイント【田舎・地方】

離島移住に憧れを抱く人は多いですが、実際に移住するとなると不安も大きいですよね。

私も移住前はそうでした。

この記事では、離島移住経験者の視点から、ストレスフリーな島暮らしを送るための7つのポイントをご紹介します。

これを読めば、島暮らしへの具体的なイメージが湧き、移住へのはじめの一歩が踏み出せるはずです。

1. 離島の生活リズムに適応しよう

離島では、都会とは違ったゆったりとした時間が流れています。

日の出とともに起き、日没とともに休む。

都会での忙しい生活に慣れている人にとっては、のんびりとした時間の流れに戸惑うかもしれません。

しかし、離島の生活リズムに合わせることが、ストレスフリーな島暮らしへの第一歩。

焦らずゆっくりと、のどかな島時間を体に染み込ませていきましょう。

1-1. 「島時間」のペースでマインドフルネスに

マインドフルネスとは?

今この瞬間だけに意識を向け、あるがままの状態を受け入れる心の在り方のことです。

主な特徴は以下の通り。

  1. 今現在の体験に意識を向ける
  2. 判断せずに、あるがままを受け入れる
  3. 思考や感情にとらわれず、客観的に観察する
  4. 意図的に注意を向け、集中力を高める
  5. 自分自身と周囲の環境に対する気づきを深める

マインドフルネスは、ストレス軽減、感情コントロール、集中力向上などのメリットがあり、瞑想やヨガなどの実践を通して習得できます。

日常生活の中でも、呼吸や身体感覚に意識を向けることで、マインドフルネスな状態を体験できます。

「島時間」と呼ばれるゆっくりとした時間の流れは、マインドフルネスに最適。

ストレス社会に疲れた現代人にとって、かけがえのない癒やしをもたらします。

何かに追われる必要もなく、周りに気を遣うこともない。

ただ心地良い時間をゆったり過ごす。

それが離島ならではの贅沢。

都会の生活に疲弊した心を、島暮らしでリセットしてみては?

1-2. 「やりたことをやる」より「やりたくないことをやらない」を優先

人は誰しも「やりたいこと」に突き動かされて生きているもの。

でも離島では、「やりたくないこと」から離れることを優先するのがオススメ。

都会での義務や社交辞令の付き合い、習慣など、心理的負担になっていたものを一旦リセット。

そうすることで、本当に大切なもの、自分にとって必要なものだけが残ります。

この章の要点
  • マインドフルネスで自分の心と向き合う
  • 「やりたくないことをやらない」を優先

2. 自給自足の知恵を身につける

島暮らしは、適度に自給自足を取り入れるとより豊かに。

離島は都会のようにスーパーやコンビニがない環境。

自分の手で食べ物を育て、加工する喜びを知れば、もうお店に頼る必要はありません。

移住したら、まずは島の先輩たちから自給自足の知恵を学ぶことから始めましょう。

私が移住した島にはコンビニもスーパーもなく、小さい個人商店が2軒だけでした。

2-1. 畑仕事の基本をマスター

離島では、家庭菜園をしている人が多い。

旬の野菜を自分で育てて食べるのは、自給自足の基本中の基本です。

初めての人でも大丈夫。
まずは島民に島の気候にあった野菜を教わり、アドバイスをもらいながら少しずつ基礎を身につけていきましょう。

野菜が育つ喜びが実感できたとき、あなたもきっと成長しているはずです。

2-2. 魚釣りや潮干狩りを楽しむ

海に囲まれた離島ならではの恵みといえば、なんといっても豊富な魚介類。

シーズンになれば、島民総出で魚釣りや潮干狩りを楽しむのが恒例行事。

自分で釣った魚、採った貝を肴に一杯やるのは格別の味わい。

釣り竿の手入れ、貝の選別など、先輩たちの技を盗むのも重要なポイントですよ。

2-3. 保存食づくりにチャレンジ

収穫した野菜や魚介類を保存食にして備蓄するのも、離島の生活の知恵。

天日干しや塩蔵、燻製など、昔ながらの保存技術を習得すれば、1年中自然の恵みを味わえます。

イモ類のアイスクリームづくりなど、アイデア次第でバラエティ豊かなアレンジも可能。

保存食づくりを通して、創意工夫の力も養われるでしょう。

この章の要点
  • 畑仕事の基本をマスターする
  • 魚釣りや潮干狩りを楽しむ
  • 保存食づくりにチャレンジ

3. モノを減らしてシンプルに暮らす

離島暮らしでは、必要最低限のモノだけでシンプルに暮らすのが鉄則。

広い家や大量の荷物を維持するのは大変ですし、荷物が多いと引越し費用も高額に。

離島の空き家は広いところが多いですが、物を減らすことで空間がより広く感じられ、心にゆとりが生まれます。

「捨てる」勇気を持つことで、本当に必要なものは何かを知ることができます。

私が島に移住した時に送った荷物はダンボール2つだけ。
ヤマトで送ったので、引越し費用も節約できました。

3-1. ミニマリストになる

ミニマリストとは、必要最小限のモノだけで生活する人のこと。

服は着回しができるものだけ、家電は本当に必要なものだけ、本は電子書籍だけ。

要らないモノは思い切って処分し、シンプルな暮らしを心がけます。

モノが減れば掃除や手入れの手間も省けて、心にゆとりが生まれるでしょう。

3-2.「つくる」「なおす」を習慣に

新しいモノを簡単に手に入れられない離島では、「つくる」「なおす」がキーワード。

道具を自作したり、壊れた物を修理して使い続けたりすることで、モノを大切にする心が育まれます。

不便を感じるどころか、自分の手でモノを管理する喜びを味わえるはず。

自然とDIYテクニックも向上するでしょう。

3-3. 不要品を譲り合う

使わなくなったモノは捨てるだけではもったいない。

島民同士で不要品を譲り合うのも、島暮らしの知恵のひとつ。

Aさんの使わなくなった服がBさんの役に立ち、Bさんの余った食材がCさんの助けになる。

モノの再利用を通して、離島のコミュニティにも温かなつながりが生まれていきます。

この章の要点
  • ミニマリストを目指す
  • 「つくる」「なおす」を習慣に
  • 不要品を島民同士で譲り合う

4. 自然の中で体を動かす

豊かな自然に恵まれた離島は、アウトドア活動の宝庫。

海や山、田畑を舞台に、存分に体を動かすことができます。

日々の労働やレジャーを通して適度に汗を流すことで、体の巡りが良くなり、ストレスも発散されるでしょう。

4-1. 農作業で体力アップ

離島の暮らしに欠かせない農作業は、身体への負荷も大きい体力勝負の仕事。

しかし、耕す、植える、収穫するなど、体全身を使う作業の繰り返しで、自然と体力がついていきます。

ジムに通うより、よっぽど自然な筋トレになるはず。

農作業で鍛えた体は、病気知らずの丈夫な体になるでしょう。

自然の恵みに感謝しながら、楽しく体を動かすのがポイント。

4-2. 海のアクティビティを楽しむ

海に囲まれた離島では、マリンスポーツも盛んです。

ダイビングでカラフルな熱帯魚を眺めたり、サーフィンで波乗りを楽しんだり。

漁の手伝いをするのも良い運動になります。

潮風を浴びながら海とふれあえば、心身ともにリフレッシュできるでしょう。

まさに自然との一体感を味わえる瞬間です。

4-3. 山歩きでリラックス

山道を歩けば、また違った自然の表情に出会えます。

せせらぎの音を聞きながら、野鳥のさえずりを楽しむ。

森林浴をしながら、マイナスイオンをたっぷり吸収。

山歩きには、心をリラックスさせる効果があります。

ゆっくりと深呼吸をしながら、自然のエネルギーに触れてみては。

この章の要点
  • 農作業で体力アップ
  • 海のアクティビティを満喫
  • 山歩きでリラックス

5. 離島の人々とのつながりを大切に

離島の小さなコミュニティでは、人と人とのつながりがとても大切。

島民同士、助け合いの精神で結ばれているからこそ、ストレスなく暮らせるのです。

移住者も溶け込めるよう、コミュニケーションを大事にしましょう。

5-1. 挨拶を忘れずに

「ユイマール」という沖縄の方言は、「寄り添う」「助け合う」という意味。

地域の支え合いを表す言葉ですが、これは沖縄以外の離島でも重要なキーワードです。

その第一歩は、やはり挨拶から。
「おはようございます」「こんにちは」と、出会った島民には、明るい声で積極的に挨拶を交わすこと。

それだけで自然と心の距離が近くなり、良好な人間関係が築けます。

5-2. 地域行事に参加する

村社会である離島では、お祭りをはじめとする地域行事が多数あります。

そうした行事に積極的に参加するのも、島民とのつながりを深める良い機会。

神社のお手伝いをしたり、豊作を祝う宴に加わったり。

共同作業の楽しさを知ることで、離島の一員としての自覚も芽生えるはず。

5-3. 「いただきもの」を配る

自家製の野菜や魚を島民にプレゼントするのも、島民と打ち解ける秘訣。

「畑で採れすぎたから」「釣りすぎたから」と、さりげなく配るのがポイント。

お裾分けのお返しに、島の特産品をいただくこともあるかも。

こうした「いただきもの」の交換を通して、自然に友好関係が築かれていくのです。

この章の要点
  • 挨拶を大切にする
  • 地域行事に積極的に参加
  • お裾分けで友好関係を築く

6. 趣味の時間を楽しむ

のんびりとした離島の暮らしだからこそ、自分の好きなことに時間を使えるのが嬉しいですよね。

ストレス発散にもなる趣味の時間を大切にして、豊かな余暇を過ごしましょう。

6-1. 離島ならではの趣味を見つける

離島に移住したら、その土地ならではの趣味を見つけるのがオススメ。

沖縄なら三線、奄美なら島唄など、島の伝統芸能を習ってみるのはどうでしょう。

島ならではの植物を使った染物づくりや、珊瑚を使ったアクセサリー制作など、ユニークな手仕事にチャレンジするのも面白い。

現地の人に教えてもらいながら、離島の魅力を趣味に取り入れてみては。

6-2. 読書で心を豊かに

忙しい日常から離れた離島生活は、読書をじっくり楽しむのにぴったり。

海を眺めながら、お気に入りの一冊をぼーっと読む。

そんな贅沢な時間が、心をより豊かにしてくれるはず。

離島の自然と調和するような、スローな本を選びたいですね。

図書館が近くになくても、電子書籍ならいつでも好きなだけ読めますね。

6-3. 離島の景色を写真に収める

透き通った海、白い砂浜、色鮮やかなサンゴ礁。

離島の美しい景色は、思わずカメラに収めたくなりますよね。

写真撮影を趣味にすれば、離島の自然の魅力を再発見できるはず。

島民と撮影スポットを教え合ったり、お気に入りの1枚を飾ったり。

写真を通して島の魅力を感じられる時間は、心豊かなひとときになるでしょう。

この章の要点
  • 島ならではの趣味を見つける
  • 読書で心を豊かに
  • 写真撮影で島の魅力を再発見

7. 「島時間」をプラスに変える

離島での生活は、時間の流れがゆっくりしているように感じられるもの。

しかし、毎日ダラダラ過ごすのではなく、そんな時間を有効に使うことで、人生をより豊かにできるはず。

7-1. やりたいことリストを作る

「ゆっくりとした時間は退屈」なんて思わないで。

「これまでやりたくてもできなかったこと」を思い出してみましょう。

楽器の練習、新しい言語の勉強、ヨガの習得など、やりたいことリストを作りましょう。

そして、島時間を使って、一つずつ実行に移していく。

そうすれば退屈なんてしている暇はないはず。
新しい自分に出会えるチャンスです。

7-2. 心の声に耳を澄ます

忙しい日々を送っていると、心の声を聞く余裕もないですよね。

しかし、離島の静かな環境では、自分の内なる声に耳を澄ますことができます。

穏やかな海を眺めながら、自分と向き合う時間を作ってみては。

本当の自分が何を望んでいるのか、ゆっくりと考えられるはず。

人生の指針を見つけるきっかけになるかもしれません。

7-3. 美しい景色を見て感動する

忙しくて時間に追われていると、「景色を見て感動する」なんて経験、おろそかになりがちですよね。

でも離島暮らしでは、心が洗われるような、美しい景色との出会いがいっぱい。

夕日を眺めたり、星空を見上げたり。

自然の織りなす美しさに身を任せ、感動する心を取り戻しましょう。

離島でのその体験は、きっと生涯忘れることのない思い出になるでしょう。

この章の要点
  • やりたいことリストを作る
  • 心の声に耳を澄ます
  • 美しい景色に感動する

まとめ

いかがでしたか?
ストレスフリーな島暮らしに大切なのは、島の生活リズムに適応し、自然との調和を大切にすること。

のんびりとした「島時間」を心の充実に活かせば、人生はより豊かなものになるはず。

移住生活で大切なのは、臨機応変に生きる柔軟さ。

不便さをマイナスに捉えるのではなく、プラスに変える発想を持つこと。

そうすればきっと、あなたらしいストレスフリーな人生が見えてくるはず。

のんびりとした島暮らしで、心も体もリフレッシュ。

思い切って離島の生活に飛び込んでみませんか。

新しい人生の扉が、そこに開かれているはずです。