憧れの田舎暮らしを始めたものの、理想とはほど遠いと感じる移住者も少なくないでしょう。
移住を検討しているが、失敗が怖くて行動に移せない人もいるでしょう。
でも、あきらめないでください。
この記事では、離島移住経験者の視点から、田舎暮らしに適応できないと感じた時の7つの対処法をご紹介。
田舎ならではの魅力を再発見し、大自然の中で新たな人生を始める手がかりが見つかるはず。
1. まず深呼吸、焦らず、じっくりと考える時間を持とう
田舎暮らしがイメージ通りにいかず、不安や焦りを感じるのは自然なこと。
しかし、あわてて引越しの決断する必要はありません。
ゆっくりと深呼吸をして、自分自身と向き合う時間を持ちましょう。
1-1. 田舎暮らしを始めた理由を思い出す
なぜ田舎暮らしを選んだのか、もう一度初心に返ってみましょう。
自然の中で暮らしたい、のんびりとした生活を送りたいなど。
田舎に移住した理由を思い出すことで、目的意識を取り戻せるかもしれません。
1-2. 現状を冷静に分析する
田舎暮らしのどんなところに適応できないと感じているのか、具体的に整理してみましょう。
仕事、人間関係、インフラなど、問題点を洗い出すことで、対処すべき課題が見えてきます。
書き出してみる、問題は意外と少なかったりします。
その問題を、解決可能な問題と解決不可能な問題に分けましょう。
解決可能な問題だけに集中し、できることがないか考えてみてください。
1-3. 時間をかけて考えることを恐れない
人生の岐路に立った時、すぐに答えを出そうと焦ってしまいがち。
しかし、大切な決断ほど時間をかけてじっくり考える必要があります。
周りからのプレッシャーに惑わされず、自分のペースで向き合いましょう。
2. 地域の人々とのつながりを大切にする
田舎暮らしで孤独を感じているなら、地域とのつながりを持つことが大切。
近所付き合いを始めたり、地域行事に参加したりして、少しずつ輪を広げていきましょう。
心の支えになる存在が見つかるかもしれません。
2-1. 近所の人に挨拶をする
散歩中や買い物の途中など、近所の人とすれ違った時は、まず笑顔で挨拶をしましょう。
それだけでも、だんだんと顔見知りが増えていきます。
挨拶から始まる何気ない会話が、大切な人間関係のきっかけになることも。
2-2. 地域の行事やボランティアに参加する
お祭りや清掃活動など、地域の行事に参加してみるのもオススメ。
共通の目的を持つことで、自然と地域の輪に溶け込めるでしょう。
役割を引き受けることで、存在意義も感じられます。
2-3. 趣味や興味を通じて仲間を見つける
スポーツ、音楽、園芸など、自分の好きなことを通じて仲間を見つけるのもオススメ。
共通の話題があれば、心を通わせやすくなります。
サークル活動に参加したり、習い事を始めたりするのもいいでしょう。
3. 田舎ならではの楽しみ方を見つける
都会にはない田舎の魅力を、もう一度見つめ直してみましょう。
豊かな自然、のんびりとした時間の流れ、おいしい食べ物など、田舎にしかない楽しみ方がたくさんあります。
新しい発見があなたを待っているはず。
3-1. 大自然を満喫する
山や川、海など、雄大な自然に囲まれているのが田舎の特権。
季節の移ろいを感じながら散歩やハイキング、サイクリングを楽しんでみては。
体を動かす心地よさとともに、自然のエネルギーももらえるでしょう。
3-2. 地元の食材でクッキング
新鮮な野菜や魚介類など、地元ならではの食材を楽しむのも田舎暮らしの醍醐味。
自分で料理するのはもちろん、農家レストランや地域の食事会に参加するのもオススメ。
食を通して、土地との結びつきを感じられるはず。
3-3. ゆったりとした時間を過ごす
都会の喧騒から離れ、のんびりと自分の時間を過ごせるのが田舎暮らしの魅力。
好きな本を読んだり、趣味に没頭したり、ぼんやりと景色を眺めたり。
何もしない時間を心ゆくまで満喫しましょう。
4. 新しいことにチャレンジしてみる
田舎での暮らしに慣れない時は、新しいことにチャレンジしてみるのがオススメ。
興味があったが始められなかったこと、田舎ならではの体験など、未知の世界に飛び込んでみましょう。
新しい自分を発見できるかもしれません。
4-1. 趣味や習い事を始める
陶芸、ガーデニング、山登りなど、田舎ならではの趣味にチャレンジしてみるのはいかがでしょう。
都会ではなかなかできなかったことが、のびのびと始められるはず。
好奇心を持って、自分の可能性を広げていきましょう。
4-2. 地域活動に積極的に参加する
お祭りの運営、地域の防災活動など、地域を支える様々な活動に参加してみるのもオススメ。
自分の特技を活かせる場や、やりがいを感じられる役割が見つかるかもしれません。
行動範囲が広がれば、視野も広がります。
4-3. 田舎ならではの仕事に就く
農業や林業、地場産業など、田舎ならではの仕事に携わるのも面白い挑戦。
自然の恵みに直接触れる喜びや、ものづくりの楽しさを感じられるでしょう。
経験を積みながら、田舎での新しい生き方を模索してみては。
5. インフラの不便さを工夫してカバー
都会に比べて買い物や移動が不便なのが田舎暮らしの難点ですが、ちょっとした工夫で乗り越えられます。
通販を利用したり、計画的に行動するだけでも、ストレスは軽減できるはず。
5-1. ネットショッピングを活用する
日用品や食料品などの買い物は、アマゾンなどの通販を利用するのが便利。
地元の店の通販サービスもチェックしてみましょう。
5-2. 計画的に行動する
車での移動が多くなる田舎暮らしでは、効率的なスケジュール管理が欠かせません。
買い物や通院など、まとめて済ませられることはないか考えましょう。
無駄足を減らすことで、時間とエネルギーを節約できます。
5-3. 地域の支援サービスを活用する
田舎では、地域の助け合いを大切にしているところが多いものです。
役場や社会福祉協議会に相談すれば、移動支援や買い物代行など、様々なサービスを教えてもらえるかもしれません。
一人で抱え込まずに、周りの力を借りることも必要です。
6. リモートワークなどの新しい働き方を取り入れる
仕事の選択肢が少ないのが田舎の弱点ですが、リモートワークなら可能性が広がります。
自宅にいながら都会の企業の仕事ができたり、地域課題の解決に取り組んだりできるでしょう。
働き方のアップデートで、田舎暮らしをもっと楽しめるはず。
6-1. 在宅勤務の仕事を探す
プログラミングやWebデザイン、ライティングなど、リモートで完結できる仕事は増えています。
自分のスキルを活かせる案件がないか、クラウドソーシングサイトなどで探してみるのもよいでしょう。
6-2. 地域課題解決に取り組む
過疎化や高齢化など、地方ならではの課題解決に挑戦してみるのはどうでしょう。
行政や地域団体と連携しながら、持続可能なビジネスモデルを考案する。
そんな地域に根差した仕事は、やりがいが感じられるでしょう。
6-3. 複業・副業で幅を広げる
本業の傍らで、複業・副業に取り組むのもオススメ。
田舎ならではの特産品を扱うネットショップを立ち上げたり、趣味のスキルを活かしてワークショップを開いたり。
アイデア次第で、色んな可能性が広がります。
7. 必要なら都会と行き来する二拠点生活も
どうしても田舎に慣れない、仕事の関係で都会にも住む必要がある場合は、二拠点生活を検討してみてはいかがでしょう。
都会の利便性と田舎の魅力、両方を享受できるライフスタイルは、新しい時代の選択肢。
7-1. 時期や期間を区切って二拠点生活を送る
農繁期とオフシーズンで住み分けたり、平日は都会で週末は田舎で過ごしたり。
自分のペースに合わせて、都会と田舎を行き来する暮らしを考えます。
メリハリが利いた生活で、ストレスも軽減されるでしょう。
7-2. 拠点ごとに役割を決める
都会は仕事、田舎は余暇と休養など、それぞれの拠点の役割を明確にしておくのがポイント。
メリハリのある時間の過ごし方を意識することで、二拠点生活のメリットを最大化できるでしょう。
7-3. 移動時間とコストを考慮に入れる
二拠点の往復には、時間も交通費もかかります。
体力的・経済的な負担を考慮に入れて、無理のない計画を立てることが大切。
拠点間の移動手段や頻度などの部分をしっかり詰めておきましょう。
まとめ
田舎暮らしは、都会での生活とは勝手が違うもの。
すぐに慣れなくて当然です。
しかし、自分なりに創意工夫を重ねることで、きっと新しい喜びが見つかるはず。
自分のペースでゆっくりと、田舎暮らしに向き合っていきましょう。
そこには、かけがえのない宝物が隠れているかもしれません。
今日からできることから、一つずつ始めてみませんか。