40代で田舎暮らしを始める人が増えています。
都会の喧騒から離れ、自然の中でゆったりと暮らしたいという憧れから、移住を決意する人も少なくありません。
しかし、40代で田舎暮らしを始めるとなると、不安や心配もつきものですよね。
この記事では、離島移住経験者の視点から、40代で田舎暮らしを始めるメリットとデメリットを詳しく解説。
移住後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この機会に理解を深めましょう。
「自分はどんな田舎暮らしをしたいか?」
イメージしながら読んでみてください。
ちなみに私は34才で単身で離島に移住しました。
1. 40代で田舎暮らしを始める3つの理由
まず、40代で田舎暮らしを始める理由について見ていきましょう。
40代というと、子育てが一段落ついて、人生の折り返し地点に差し掛かる時期。
仕事や家庭に追われる毎日から、少しゆとりを持った生活を求める人が多いのです。
1-1. 自然の中でゆったりした時間を過ごせる
田舎には豊かな自然があります。
四季折々の景色に癒され、ゆっくりとした時間の流れを感じられるでしょう。
こうした環境は、都会の慌ただしい生活にストレスを感じていた人にとっては、心身ともにリフレッシュできる最高の場所と言えるでしょう。
1-2. 住宅費を削減できる
田舎の物価は都会に比べて安く、特に住宅費は大きく下げることができます。
都会のワンルームの家賃で、田舎なら広い一軒家に住めるなんてことも。
老後の生活を見据えたとき、住宅費の削減は大きなメリットになるでしょう。
私が離島で借りた二階建ての一軒家の家賃は、15,000円と格安でした。
1-3. 地域コミュニティとのつながりが持てる
都会では希薄になりがちな地域コミュニティですが、田舎では濃密な人間関係が残っています。
地域の行事に参加したり、近所付き合いを大切にすることで、心の通った交流ができるでしょう。
都会の孤独な生活とは違った、温かみのある人間関係を築けるかもしれません。
2. 田舎暮らしで直面する3つの課題
40代での田舎暮らしには、いくつかの課題があります。
都会での生活とは違う環境に戸惑うこともあるでしょう。
どんな問題が待ち受けているのか、移住前に知っておくことが大切。
2-1. 仕事の選択肢が限られる
田舎では、都会ほど仕事の選択肢が多くありません。
希望の職種に就けず、キャリアチェンジの可能性も。
リモートワークができる環境を整えたり、起業を検討するなど、仕事のことは移住前によく考えておきましょう。
2-2. 都会的な便利さを手放さなければならない
田舎には都会のような便利な施設やサービスが少ないのが現状。
買い物や通院、子供の教育など、生活に不便さを感じることもあるでしょう。
都会的な利便性は、ある程度諦める必要があります。
2-3. 都会の友人や家族と離れ離れになる
田舎に移住すると、それまで築いてきた人間関係から距離ができてしまいます。
会いたくても会えない寂しさを感じることもあるでしょう。
新しい土地で友達を作ったり、帰省の機会を設けたりするなど、大切な人との関係を維持するための努力が欠かせません。
3. 移住に向けて準備すべき3つのこと
田舎暮らしを始める前に、十分な準備をしておくことが大切。
生活環境が大きく変わるため、事前の下調べは欠かせません。
ここでは、移住に向けて準備しておくべきポイントを3つ紹介します。
3-1. 移住先の下見をしっかり行う
気になる土地があれば、実際に足を運んでみましょう。
現地の雰囲気を肌で感じることが何より大切。
住む場所の候補を決めたら、一定期間滞在してみるのもオススメ。
日常生活をイメージしやすくなるはずです。
私は移住前に物件の内見に行き、現地の人々とコミュニケーションを取り、現地の旅館に一泊しました。
女将さんに「移住しようと思っている」と話し、現地の情報を得ました。
3-2. 収入源を確保する
仕事の選択肢が少ない田舎では、移住前に収入源を確保しておくことが重要。
リモートワークができる仕事を見つけたり、移住先で働く場所を見付けておくなど、生活の基盤となる収入を得る道筋をつけておきましょう。
3-3. 家族の理解と協力を得る
移住は、家族全員の人生に関わる大きな決断。
事前に家族でよく話し合い、それぞれの考えを共有することが大切。
家族全員が納得し、協力し合える体制を作ってから移住に踏み切りましょう。
4. 田舎暮らしを楽しむ3つの心構え
いざ田舎暮らしが始まったら、どのように過ごせばいいのでしょうか。
慣れない環境に戸惑うかもしれませんが、前向きな気持ちを忘れずに、田舎暮らしを楽しみましょう。
4-1. 地域に溶け込むように心がける
新しい土地では、地域の一員として溶け込むことが何より重要。
自治会活動に参加したり、地域のお祭りを手伝ったりするなど、できることから少しずつ地域に関わっていきましょう。
周りの人たちと良好な関係を築くことが、楽しい田舎暮らしの第一歩。
4-2. 田舎ならではの楽しみ方を見つける
田舎には、都会にはない魅力がたくさんあります。
自然の中で体を動かしたり、地元の食材で料理を楽しんだり。
自分なりの田舎の楽しみ方を見つけることが、充実した毎日につながるでしょう。
時には都会の便利さを思い出すこともあるかもしれませんが、田舎ならではの豊かさに目を向けることが大切。
4-3. 焦らずゆっくりと適応していく
田舎での新生活に慣れるには、ある程度の時間がかかるもの。
最初のうちは不便さを感じることもあるでしょうが、焦らずゆっくりと適応していくことが大切。
地域に馴染み、自分のペースで田舎暮らしを楽しめるようになりましょう。
5. 田舎暮らしを充実させる3つの過ごし方
せっかく田舎に移住したのだから、その土地ならではの過ごし方を楽しみたいですよね。
都会では味わえない、田舎ならではの充実した時間を過ごすヒントを紹介します。
5-1. 自然の中で体を動かす
田舎には豊かな自然が広がっています。
山登りやハイキング、サイクリングなど、自然の中で体を動かす機会に恵まれているのが田舎暮らしの醍醐味。
体を動かすことで心身ともにリフレッシュでき、自然の美しさを体感できるでしょう。
5-2. 地域の行事に積極的に参加する
お祭りや運動会など、田舎では地域の行事が盛んに行われています。
こうした行事に積極的に参加することで、地域の人々とのつながりを深められるでしょう。
おいしい食べ物を囲んだり、みんなで楽しく過ごしたりと、心温まる時間を過ごせるはず。
5-3. 田舎ならではの趣味を見つける
田舎には、都会では体験できない趣味がたくさんあります。
家庭菜園を始めてみたり、魚釣りに挑戦してみたり。
自然の中で体を動かしながら、のんびりと趣味の時間を楽しむのはいかがでしょうか。
きっと新しい発見や喜びが待っているはず。
6. 40代の田舎暮らしは人生を豊かにする
人生の折り返し地点である40代。
これまでの人生を振り返り、これからの生き方を考えるには最適な時期。
そんな40代に田舎暮らしを始めることは、人生をより豊かにするすばらしい選択になるでしょう。
6-1. 本当の自分を見つめ直すチャンス
田舎暮らしは、自分自身と向き合う機会を与えてくれます。
都会の喧騒から離れ、ゆっくりと自分と対話する時間を持てるでしょう。
これまでの人生を振り返り、本当の自分を見つめ直すことで、新たな人生の目標を見いだせるかもしれません。
「自分は本当は何を望んでいるのか?」
きっと答えが見つかるでしょう。
6-2. 家族との絆を深められる
田舎暮らしは、家族との時間を大切にできる環境でもあります。
都会の忙しない生活から離れ、家族との団らんを楽しめるでしょう。
自然の中で一緒に過ごす時間は、きっと家族の絆を深めてくれるはず。
6-3. 人生の新たなスタートを切れる
40代で田舎暮らしを始めることは、人生の新たなスタートを切るチャンスでもあります。
都会での生活に区切りをつけ、自然豊かな環境で新しい生活を始める。
そこには、これまでとは違う人生の可能性が広がっているはず。
勇気を持って一歩を踏み出せば、きっと充実した人生が待っているでしょう。
まとめ
いかがでしたか?
40代で田舎暮らしを始めるメリットとデメリット、充実した田舎暮らしのヒントを紹介しました。
都会の生活とはまったく違う環境に飛び込むのは、勇気のいること。
しかし、一歩踏み出す勇気さえあれば、きっと素晴らしい人生が待っているはず。
気になる地域があったら一度訪れてみましょう。
現地の雰囲気を知ると、移住後の生活をよりリアルにイメージできます。
自然豊かな土地で、のびのびと暮らしてみませんか。
新しい生活への第一歩を踏み出しましょう。