都会育ちの人々が、ゆったりとした田舎暮らしに憧れるケースが増えています。
しかし、実際に移住するとなると、不安や心配ごとは尽きないもの。
都会で生まれ育ち、田舎で暮らした経験が無いならなおさらです。
この記事では、離島移住経験者の視点から、都会から田舎へ移住する理由とメリットをご紹介します。
「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この機会に理解を深めましょう。
「自分が移住したらどんな生活を送りたいか?」
イメージしながら読んでみてください。
1. 自然に囲まれたロケーションで心身ともにリフレッシュ
都会の生活に疲れを感じている人にとって、田舎の豊かな自然は魅力的に映ります。
山や川、緑に囲まれた環境で過ごすことで、心身ともにリラックスできるでしょう。
都会の喧噪から離れ、鳥のさえずりや川のせせらぎに耳を傾けるだけで、心が癒されていきます。
1-1. 大自然の中で深呼吸、ストレス解消に最適
田舎の澄んだ空気を吸い込むと、体の隅々まで酸素が行き渡るのを感じられます。
ストレスが溜まっている時こそ、大自然の中で深呼吸してみましょう。
森林浴の効果で、心が落ち着き、ストレスが解消されていくのを実感できるはず。
都会では味わえない贅沢な時間が、田舎では日常的に味わえます。
1-2. 四季折々の自然美を堪能
日本の四季は美しく、田舎では特にその移ろいを感じられます。
春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の雪景色。
季節ごとに表情を変える自然美を、ゆっくりと堪能してみてください。
写真に収めたくなるような絶景が、身近な場所で見られるのも田舎暮らしの醍醐味。
1-3. アウトドアアクティビティを思う存分楽しめる
山登りや川遊び、キャンプなどのアウトドアアクティビティは、自然豊かな田舎ならではの楽しみ。
都会から日帰りで行くにはちょっと大変だった場所も、田舎に住めばいつでも気軽に訪れることができます。
自然の中で体を動かすことは、心身の健康づくりにもつながるでしょう。
2. 家族との絆を深められる環境
都会の慌ただしい毎日では、家族との団らんの時間もなかなか取れないもの。
一方、田舎暮らしは家族との絆を深めるチャンスに恵まれています。
ゆっくり話をしたり、一緒に自然の中で過ごす時間を持つことで、家族の結びつきはより強くなるでしょう。
2-1. 夕食の団らんが日課に
都会の生活では、仕事や学校が忙しくてなかなか家族そろって夕食を取ることができません。
田舎では、家族みんなで食卓を囲む時間が自然と増えます。
おいしい料理を食べながら、一日の出来事や悩みを話し合う。
そんな何気ない団らんが、家族の絆を深めていきます。
2-2. 週末は家族でアクティビティを楽しむ
田舎には、家族で楽しめるアクティビティがいっぱい。
山歩きやサイクリング、川遊びなど、自然の中で体を動かす楽しさを家族で共有できます。
休日に少し足を伸ばし、美しい景勝地や温泉地へ家族旅行に行くのもオススメ。
2-3. 子育てに適した環境
田舎は子育てに適した環境が整っています。
自然が豊かで、子どもたちものびのびと遊べる場所がたくさん。
都会より治安もよく、地域のつながりも強いので、子育ての悩みを相談しやすいのも魅力。
健やかな子どもの成長という点でも、田舎暮らしは大きなメリットがあるでしょう。
3. 生活コストを大幅に節約できる
都会の生活は便利な反面、出費も多くなりがち。
家賃や食費、交通費など、生活コストが高くつくのが悩みの種。
一方、田舎は都会に比べて物価が安く、生活コストを大幅に節約できる可能性があります。
3-1. リーズナブルな家賃で広い家に住める
田舎の家賃は都会と比べてかなり安く、都会より広い家や庭付きの一軒家に住めます。
都会の狭いワンルームマンションしか借りられなかった人も、田舎では3LDKの広々とした部屋を借りられるかも。
私が移住先で借りた二階建ての一軒家、家賃はなんと15,000円でした。
3-2. 新鮮で安い地元の食材
田舎では、地元で採れた新鮮な野菜や果物、お米などの食材が手に入ります。
しかも、都会のスーパーよりも安く買えるのが魅力。
安全でおいしい食材を使った自炊を楽しめば、食費もぐっと抑えられるでしょう。
3-3. 車の維持費が浮いた分、趣味に回せる
都会では車を所有するだけで、駐車場代や燃料代、高速道路の料金などがかさみます。
一方、田舎では駐車場代が安く、渋滞に巻き込まれることも少ないので、燃料代を節約できます。
車の維持費が浮いた分、趣味のお金に回せるのは嬉しいポイント。
4. スローライフを満喫できる
都会の生活は忙しく、ついついせかせかと過ごしてしまいます。
対照的に、田舎ではゆっくりとした時間が流れています。
スローライフを満喫することで、心に余裕を持てるようになるでしょう。
4-1. 田舎時間の流れに身を任せてみる
田舎に移住したら、まずはその土地の時間の流れに身を任せてみましょう。
のんびりと散歩を楽しんだり、ぼーっと自然を眺めて過ごしたり。
何もしないことを贅沢だと感じられたら、あなたはすでに田舎暮らしに順応しています。
4-2. 趣味の時間をたっぷりと
忙しい都会の生活では、なかなか趣味の時間が取れないもの。
田舎に移住したら、思う存分趣味を楽しんでください。
ガーデニングや読書、釣りなど、自然の中で没頭できる趣味は心を豊かにしてくれるはず。
のんびりと趣味の時間を過ごすことで、創造性も高まるでしょう。
4-3. 人との触れ合いを大切にする
田舎では、人との触れ合いを大切にする文化が根付いています。
近所の人と立ち話をしたり、地域のお祭りに参加したり。
都会では味わえない、人と人との温かいつながりを感じられます。
そんな触れ合いが、あなたの心を豊かにしてくれるはず。
5. 生きがいを見つけるチャンス
都会の生活に疑問を感じ、新しい生きがいを見つけたいと思っている人も多いのでは?
田舎への移住は、そんな生きがい探しのチャンスにもなります。
5-1. 自然の中で新しい自分を発見
日々忙しく過ごしていると、自分らしさを見失いがち。
でも、田舎の自然の中で過ごす時間は、新しい自分の一面を発見するチャンス。
山登りにチャレンジしたり、野草に詳しくなったり。
知らなかった自分の可能性に気づけるかもしれません。
5-2. 地域活動を通して地元に貢献
田舎では、地域活動が盛んです。
お祭りの準備や、川掃除など、地域の行事に参加することで、地元に貢献できます。
都会では味わえない、地域の一員としてのやりがいを感じられるでしょう。
新しい生きがいを見つけるきっかけになるかも。
5-3. 第二の人生をデザインする
田舎への移住は、第二の人生をデザインする絶好のチャンス。
好きなことを仕事にしたり、新しい趣味に没頭したり、のんびりスローライフを楽しんだり。
都会では実現しにくかった夢を、田舎で叶えてみませんか。
6. リモートワークで仕事と田舎暮らしを両立
田舎暮らしに憧れつつも、仕事のことが気がかりで踏み出せない人も多いはず。
しかし、リモートワークの普及で、仕事と田舎暮らしを両立するチャンスが広がっています。
6-1. 都会の仕事をオンラインで続けられる
フリーランスや副業など、オンラインで完結する仕事なら、田舎に移住しても仕事を続けられます。
都会の会社に勤めている場合も、リモートワークが可能か相談してみる価値はあるでしょう。
仕事を辞めずに済めば、移住へのハードルはぐんと下がります。
6-2. 通信環境の整備が進む
以前は、田舎の通信環境の悪さがネックでしたが、近年は光回線の普及や5Gの整備など、状況は改善しつつあります。
リモートワークに適したシェアオフィスやコワーキングスペースを備えた自治体も増えてきています。
6-3. ワーケーションの拠点にも
リモートワークの仕事をしつつ、田舎でバカンスを楽しむワーケーション。
そんな過ごし方にもぴったりなのが田舎の環境。
都会の喧騒から離れ、自然の中で仕事に集中する。
リフレッシュしながら効率よく働けると、ワーケーション先として田舎を選ぶ人も増えています。
7. 移住に政府の支援も
地方創生や地方移住を後押しする政府の取り組みにより、田舎暮らしへの移住を支援する制度が充実してきました。
7-1. 自治体の移住支援制度を活用
移住者に向けた支援制度を用意している自治体は数多くあります。
移住費用の補助や、住宅の補助、仕事の斡旋など、支援内容は自治体によって様々。
移住先の候補に挙がった自治体に、支援制度の有無を確認してみましょう。
7-2. 地域おこし協力隊に参加する
地域おこし協力隊は、都市部から過疎地域に移住し、ボランティア活動をしながら地域協力活動をする制度。
最長3年間、地域に滞在しながら仕事をし、様々な活動を行います。
もちろんお給料ももらえます。
移住をお試しで体験してみたい人にもオススメ。
7-3. 移住フェアやツアーに参加してみる
全国各地で、移住フェアや移住ツアーが開催されています。
複数の自治体が出展するフェアでは、気になる地域の魅力を一度に知ることが。
現地に赴いて雰囲気を体験できるツアーは、移住への一歩を踏み出すきっかけになるかもしれません。
まとめ
いかがでしたか?
都会から田舎へ移住する理由とメリットをご紹介しました。
自然豊かな環境で心身をリフレッシュしたり、家族との絆を深めたり、新しい生きがいを見つけたり。
田舎暮らしには、都会にはない魅力がたくさんあります。
一方で、生活環境の変化には十分な準備が必要。
仕事や子育て、医療面でのリスクを事前にチェックしておきましょう。
都会とは勝手が違う田舎の暮らしに、柔軟に適応していく心構えも大切。
移住は人生の大きな決断。
しかし、都会の喧騒に疲れたら、思い切って田舎暮らしを選択肢に入れるのもあり。
自治体の支援制度を上手に活用しつつ、田舎での新しい人生をデザインする。
そんなセカンドライフのスタートを切るきっかけになれば幸いです。