定年後の人生をもっと楽しく、充実したものにしたいと思っている方は多いのではないでしょうか。
そんなあなたにオススメなのが、田舎への移住です。
自然豊かな環境で、ゆったりとした時間を過ごせる田舎暮らしは、セカンドライフを送るのにぴったり。
しかし、いざ移住となると「うまくやっていけるかな？」と不安になってしまいますよね。
この記事では、離島移住経験者の視点から、田舎移住を成功させるための7つのポイントをご紹介します。
移住後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この機会に理解を深めましょう。
失敗しない移住計画を立てて、理想の田舎ライフを実現しましょう！
1. 移住の目的をはっきりさせよう
田舎暮らしを始める前に、まずは移住の目的を明確にすることが大切。
定年後の人生をどう過ごしたいのか、田舎に何を求めているのかをよく考えましょう。
自分が本当にやりたいことを見つけることで、充実した田舎暮らしを送れるはず。
1-1. 自分の趣味や好きなことを思い出してみる
仕事一筋だった現役時代とは違い、定年後は自分の時間がたっぷり。
だからこそ、これまでできなかった趣味や好きなことに心ゆくまで取り組めます。
例えば、園芸や DIY、絵画や音楽など。
田舎の自然の中で、そうした趣味を思う存分楽しむのもいいですね。
1-2. 第二の人生の目標を考える
人生100年時代と言われる昨今、リタイア後の人生はまさに第二の人生。
単に悠々自適に過ごすだけでなく、新たな目標を持つのもいいでしょう。
例えば、地域活動に参加したり、ボランティアに励んだり。
あるいは、小さな農園を営むのも素敵です。
自分なりの目標を見つけて、充実した毎日を送りましょう。
1-3. パートナーや家族の意見もしっかり聞く
いくら自分が移住に前向きでも、パートナーや家族が乗り気でなければ話になりません。
事前にしっかりと話し合い、移住後の生活についてイメージを共有することが大切。
お互いの考えや希望をすり合わせて、みんなが納得できるプランを立てましょう。
- 移住の目的を明確にする
- 趣味や目標を見つめ直す
- 家族とよく話し合う
2. 移住先の候補地をよく調べる
移住を決めたら、次は移住先選び。
田舎と一口に言っても、その土地柄は実に様々。
自分に合った地域を見つけるためには、候補地について入念にリサーチすることが大切。
気候や交通の便、医療機関の有無など、生活する上で重要なポイントをしっかりチェックしておきましょう。
2-1. 気候や自然環境をチェック
夏は涼しくて過ごしやすいのか、冬の寒さは厳しくないか、自然災害のリスクは低いか。
田舎といえども、気候はその土地によってかなり違います。
パンフレットや現地の情報サイトなどを見て、1年を通した気候の特徴を確認しておくと安心。
2-2. 交通アクセスや生活インフラを確認
都会に比べると田舎は交通の便が悪いもの。
しかし、日常の買い物や通院のために、ある程度の利便性は必要不可欠。
電車やバスなどの公共交通機関はどうなっているのか、スーパーや病院へのアクセスはどうかをあらかじめ調べておきましょう。
2-3. 地域の催しや活動にも注目
移住先の選択肢を広げるためには、その地域のお祭りやイベント、地域活動なども要チェック。
自分の趣味や関心に合った催しが盛んなところだと、移住後の生活もより楽しくなるはず。
田舎の魅力を知るためにも、下調べは念入りに行いましょう。
- 気候や自然環境をよく調べる
- 交通や医療などの利便性をチェック
- 地域の催しや活動にも目を向ける
3. 住まいの確保に動き出す
移住先が決まったら、いよいよ住まい探し。
一戸建てを購入するのか、賃貸に住むのか。
リフォー厶は必要かなど、さまざまな選択肢がある中で、自分に最適な住まいを見つけ出すことが大切。
時間をかけてじっくり探し、理想の我が家を手に入れましょう。
3-1. 物件情報を幅広く集める
不動産情報サイトを活用したり、現地の不動産屋を回ったりして、多くの物件情報を集めることから始めましょう。
中古物件のリフォームを検討してみるのもオススメ。
自治体の空き家バンクに目を向けるのもいいでしょう。
私が離島で借りた二階建ての一軒家の家賃は、15,000円と格安でした。
3-2. 現地にも足を運んで実際の雰囲気を確かめる
写真や間取り図だけでは分からない、その物件の空気感。
実際に現地に行って、目で見て肌で感じることが大切です。
何度か足を運んで、季節による違いも体験しておくと安心。
時間とお金はかかりますが、後悔しない住まい選びのためには必要なプロセスです。
私は移住前に現地に行って内見し、その土地の旅館に一泊しました。
女将さんに「移住しようと思っている」と話し、色々と情報を得ることができました。
3-3. 移住後の生活を具体的にイメージする
その物件に住んだ後の日常生活を、具体的に思い描いてみましょう。
例えば、朝は縁側で新聞を読みながらコーヒーを飲み、昼間は趣味の園芸に没頭。
夕暮れ時は家族みんなで夕食を囲む。
そんな風にイメージを膨らませることで、自分に本当に合った住まいが見えてくるはず。
- 幅広く物件情報を集める
- 実際に現地の空気感を確かめる
- 移住後の生活をしっかりイメージする
4. 移住に向けた家財道具の整理を
移住が決まったら、引っ越しに向けて家財道具の整理を始めましょう。
長年住んだ家には、思い出の品から不要なものまで、実にさまざまなモノがあるもの。
新生活をスッキリと始められるよう、この機会にモノとの向き合い方を見直してみるのもいいかもしれません。
4-1. 思い切って不要なモノを手放す
ついつい溜め込んでしまう不要なモノたち。
服や本、古い家電など、使っていないものは思い切って処分を。
まとめて業者に引き取ってもらうのもオススメ。
モノが減れば引っ越し費用も安くなり、心も体も軽やかに。
断捨離のチャンスと前向きに捉えましょう。
4-2. 田舎暮らしに役立ちそうなモノは確保
その一方で、田舎暮らしで役立ちそうなモノは確保しておくのがオススメ。
例えば、DIYや農作業で使える工具類や、アウトドア用品など。
移住先の環境に合わせて、ニーズに合ったモノをピックアップしておくと安心です。
処分と確保のバランスを取りながら、賢く整理を進めましょう。
4-3. 思い出の品は形見として大切に
家財道具の中には、思い出がつまったモノも多いはず。
アルバムや子供の作品、家族の形見など、捨てがたいもの残しておきたいですね。
うまく整理して、田舎での新生活でもそっと飾るのも素敵です。
思い出を大切にしつつ、前に進むことが大切です。
- 不要なモノは思い切って手放す
- 田舎で役立ちそうなモノは確保
- 思い出の品は形見として残す
5. 健康管理には特に気を付けよう
定年後は体力や気力の衰えを感じる機会も増えてくるもの。
せっかくの田舎暮らしを満喫するためにも、日頃からの健康管理が何より大切です。
バランスの取れた食事と適度な運動を心がけ、体調のチェックも怠らないように。
元気が一番の宝物ですから。
5-1. 食生活は地元の食材を活かして栄養バランスよく
田舎には、新鮮でおいしい地元食材がいっぱい。
旬の野菜や果物をふんだんに使った料理を、毎日の食卓に取り入れてみませんか。
季節の恵みを味わいつつ、栄養バランスのとれた食生活を送るのが理想。
5-2. 適度な運動を日課に
のどかな田舎の風景の中を、ウォーキングやサイクリングで探索するのもオススメ。
体を動かす習慣は、健康維持にもってこい。
地域の健康教室に通うのもいいでしょう。
楽しみながら体力づくりができれば、元気に過ごせること間違いなし。
5-3. 体調管理を怠らずに
定期的な健康診断はもちろん、日頃から体調の変化にはよく気を配りましょう。
疲れを溜めすぎないことも大切。
無理のない範囲で体を動かし、早めに休養を取る。
そんな体づくりが、病気の予防にもつながります。
かかりつけ医を見つけておくのも安心ですね。
- 地元食材で栄養バランスを整える
- 適度な運動を日課にする
- 日頃から体調管理を怠らない
6. 地域とのつながりを大切に
住み慣れた街を離れて、新しい土地に移り住むのは誰でも不安なもの。
しかし、田舎にはあなたを温かく迎え入れてくれる地域コミュニティがあります。
移住者も地元の人も分け隔てなく交流し、助け合える。
そんな環境づくりも積極的に関わっていきたいですね。
6-1. 地域行事には積極的に参加する
お祭りや運動会、公民館活動など、地域の催しにはできるだけ顔を出すようにしましょう。
世代を超えた交流の場にもなります。
最初は勇気がいるかもしれませんが、まずは参加してみることが第一歩。
心を開いて、地元の方々とふれあいを楽しみましょう。
6-2. ご近所付き合いも大切に
日頃からご近所さんとの付き合いを大切にするのも、コミュニティ形成に役立ちます。
野菜のおすそ分けをしたり、ちょっとした困りごとを助け合ったり。
何気ない毎日の中で、顔の見える関係性を築いていくことが大切。
6-3. 地域活動にも関わってみる
自治会や老人クラブ、ボランティアサークルなど、地域を支える様々な活動に目を向けてみるのもオススメ。
自分にできることから少しずつ関わり、地域の一員としての自覚を深めていく。
そうした積み重ねが、充実したセカンドライフにつながるでしょう。
- 地域行事に積極的に顔を出す
- 日頃のご近所付き合いを大切に
- 様々な地域活動にも関わってみる
7. セカンドライフを心豊かに過ごそう
定年後の人生をどう過ごすか。
それは誰でも一度は考える大きなテーマです。
セカンドライフをより豊かに、充実した時間にするためのヒントをご紹介します。
明日の自分はきっと、今日の選択で変えられる。
「ゆとり」と「チャレンジ」を胸に、セカンドライフを思い切り楽しみましょう。
7-1. 趣味の時間をたっぷりと
定年後は、これまで仕事に費やしてきた時間を、趣味に当てられるのが魅力。
ガーデニングに陶芸、釣りに登山。
アクティブに体を動かすもよし、のんびりと読書三昧の日々を過ごすのも至福のひととき。
ゆったりとした空気の中で、好きなことに時間を費やせる贅沢を味わいたいですね。
7-2. 新しいことにもチャレンジ
一方で、新しいことへのチャレンジも大歓迎。
例えば、カルチャースクールに通って、一つ上の教養を身につけるのもオススメ。
歴史、文学、絵画、音楽。
学びの分野は尽きません。
新しいことに脳をフル回転させるのは健康長寿の秘訣。
7-3. 家族や仲間との時間を大切に
何より大切なのは、家族や仲間とのかけがえのない時間。
子や孫と一緒においしいごはんを作ったり、友人たちと旅行に出かけたり。
今まで以上に、大切な人との絆を育む機会を作れるのがセカンドライフの醍醐味。
ゆっくりじっくり語らい、笑顔の花を咲かせましょう。
- 趣味の時間をたっぷり楽しむ
- 新しいことにもチャレンジする
- 大切な人との時間をしっかり確保
まとめ
セカンドライフを充実させるポイントは、移住の目的をはっきりさせ、しっかりと準備を進めること。
人との「つながり」を大切にしながら、趣味や生きがいをもって前向きに過ごすことが大切です。
「老後は田舎で悠々自適に暮らしたい」
そんな夢を叶えるためには、まずは行動あるのみ。
気になる土地を訪ねてみたり、移住セミナーに参加してみたり。
一歩ずつでも、理想の暮らしに向けて動き出してみませんか。
きっと新しい出会いと発見の連続で、人生はこれまで以上に彩り豊かなものに。
心揺さぶる体験を重ねながら、第二の人生をエンジョイしてください。
あなたはどんな田舎暮らしを描きますか？
田舎暮らしに憧れている方も、すでに移住をスタートさせた方も。
この記事が、充実したセカンドライフを送るためのヒントになれば幸いです。
ご自身のペースでじっくりと計画を立てて、ステキな第二の人生を歩んでくださいね。
