【生活費公開】移住者の離島暮らしは実際いくらかかるの?【田舎・地方】

【生活費公開】移住者の離島暮らしは実際いくらかかるの?【田舎・地方】

離島移住に興味があるけど、生活費ってどのくらいかかるんだろう?

離島は意外と物価が高いって聞くけど、実際どうなの?

この記事では、単身で離島移住した私の生活費について書きました。

島暮らしの生活費が気になる、そんなあなたの疑問にお答えします。

1. 私の1ヶ月の生活費は45,000円

離島での私の生活費は毎月約45,000円。

どうですか?安いですよね。

生活費の内訳は下記の通り。

家賃15,000円
ガス5,000円
電気2,500円
水道1,500円
スマホ(携帯電話)2,300円
シェアオフィス(ネットが使える施設)3,000円
食費15,000円
合計44,300円
離島での生活費

水道光熱費と食費は月によって変動しますが、毎月だいたいこれくらい。

2. 食べ物と日用品はほぼ全てAmazon

私が移住したのは熊本県上天草市の湯島という島。

人口260人の小さな島にはコンビニもスーパーもなく、あるのは小さい個人商店が2軒だけ。

このような環境で食品や日用品を調達する方法は、

  • 本土のスーパーに買いに行く
  • 本土のスーパーから送ってもらう
  • アマゾンなどの通販を利用する

の3つです。

2-1. 本土のスーパーに買いに行く

私が移住した島では、本土への定期船は1日5便、片道約30分、運賃は600円。

本土の港からスーパーは遠いので、7:30の船で行ったら、帰りは10:00の船に乗り、島に着くのは10:30。

つまり、買い物に行くだけで、3時間と往復運賃1200円がかかる。

不便だと思いませんか?

私は、用事で本土に行ったついでに買い物することはあっても、買い物するためだけに本土に行くことは一度もありませんでした。

2-2. 本土のスーパーから送ってもらう

私は移住した島では、本土のスーパーからの配送サービスがありました。

電話注文した商品が定期船で港まで届き、それを自分で取りに行く。

便利ですが、「生鮮食品は自分の目で見てから買いたい」という人には向きません。

当然送料もかかります。

2-3. Amazonなどの通販を利用する

私は食品と日用品はほぼ全てアマゾンで購入。

人口260人の小さな島でも、送料無料で普通に届きました。

一度だけ「ダンボールが破損して完全に中身が見えている」ことがありましたが、それ以外は特に不具合はなし。

3. 離島でAmazonのデメリット

デメリットは下記の5つ。

  • 生鮮食品は売ってない
  • 買えない商品がある
  • 食品はスーパーより高い
  • 日用品はさらに高い
  • 追加の送料がかかる場合がある

3-1. 生鮮食品は売ってない

スーパーに売ってるような肉や魚、野菜や果物は売っていないので、アマゾンだけだと食の選択肢が限られます。

3-2. 買えない商品がある

離島だと購入できない商品があります。

主に食品ですが、商品ページに下記の画像のように「配達できません」と表示されます。

移住前に確認する場合は、離島の郵便番号と適当な住所を設定して、気になる商品ページを見てみましょう。

3-3. スーパーより高い

アマゾンの食品価格はスーパーやドラックストアより高いものが多い。

私は主にお米と、パスタやうどんなどの麺類を買っていたが、アマゾンで1番安いものでもスーパーより高額。

例えばお米5kgは、Amazonの最安値は2000円前後だが、スーパーでは1600円くらい。

パスタやうどんも同様です。

3-4. 日用品の価格は100円ショップの数倍

ダイソーなどの100円ショップにあるものが、アマゾンでは価格が数倍することも。

例えばハンガーは、ダイソーなら5本で100円でも、アマゾンだと20本で1500円くらいする。

食器類やキッチン用品も同様で、必要なのは1つだけなのに「3個セットで1000円」しかなかったりします。

3-5. 追加の送料がかかる

離島への配送は、追加の送料がかかる場合があります。

送料無料と書いてあっても、商品情報をよく見ると「北海道、沖縄、離島へは送料がかかる」と書いてあったりします。

購入前に商品ページをよく見るようにしましょう。

4. 私は離島で何を食べていたのか?

食べ物のほぼ全てをアマゾンで購入して、私が食べていたのは下記のもの。

  • お米
  • パスタ
  • うどん
  • そば
  • 鶏肉
  • シリアル
  • 島民からのいただき物

私は毎日同じ食べ物でも平気なので、食事はほぼこれだけ。

シリアルは甘いものが食べたくなった時に、牛乳をかけずにそのまま食べてました。

質素に思えるかもしれませんが、私はこれで満足。

ただし、これは単身者だからで、家族がいたらこうはいきませんよね。

「自分はいいけど、家族には美味しいものを食べてほしい」と誰もが思うはず。

そうなると、離島での食費は都会より高くつく可能性も。

5. 物価高くてもが食費が安い理由

離島では全てのものに輸送費が掛かっている分、都会より物価が高いのは事実。

しかし、それでも食費が安い理由は下記の2つ。

  • 外食をしない
  • 衝動買いをしない

5-1. 外食をしない

そもそも飲食店が無いので、外食したくてもできません。

移住するまでほとんど料理をしなかった私でも、離島では毎日自炊でした。

5-2. 衝動買いをしない

スーパーに行くとついお菓子やジュースを買ってしまいますよね?

スーパーがない離島では、本土のスーパーで買いだめが普通。

買いだめといっても、船の乗り降りなどがあるので、持ち運べる量には限界が。

そうすると、自然と余計なものを買わなくなります。

まとめ

  • 私の離島での生活費は約45,000円。
  • 食品や日用品はほぼ全てAmazonで購入、スーパーより割高だが仕方ない。
  • 外食をしない、衝動買いをしないので、自然と食費は抑えられる。

離島移住に興味はあるが、物価の高さが気になる人も。

しかし、ライフスタイル次第で生活費は抑えられます。

離島ならではの不便さはありますが、シンプルで豊かな暮らしを楽しめるのが離島の魅力です。

「自分はどんな島暮らしがしたいのか?」「島暮らしに何を求めているのか?」をよく考えてみてください。

自分が何を求めているのかわかった時、あなたはきっとはじめの一歩を踏み出せるはず。

心が安らぎで満たされる島暮らし、あなたも始めてみませんか。