田舎暮らしはお金がかかる?生活費が高くなる意外なデメリット【地方移住】

田舎暮らしはお金がかかる?生活費が高くなる意外なデメリット【地方移住】

田舎暮らしはお金がかかるって本当?

生活費が安いイメージがあるけど、実際どうなの?

そんな疑問を持つ人も多いでしょう。

田舎暮らしに憧れる人は多いですが、そのデメリットを知っていますか?

自然に囲まれた生活は魅力的ですが、意外とお金がかかる場合があることも知っておく必要があります。

移住後に「こんなはずじゃなかった」と後悔しないよう、この機会に理解を深めましょう。

この記事では、離島移住経験者の視点から、田舎暮らしの注意点とデメリットを6つのポイントで詳しく解説します。

1. 田舎暮らしの住宅コストは意外と高い?3つの理由

田舎の家は安いイメージがありますが、実は思ったほど安くないことも。

その理由は大きく3つあります。

私は離島で暮らしていた時の生活費は45,000円ほどでした。

1-1. 田舎の物件は選択肢が限られる

都会と比べて田舎の物件数は圧倒的に少ないため、希望条件に合う物件を見つけるのが難しい。

選択肢が限られると、予算オーバーになりやすくなります。

私は空き家バンクを利用して、二階建ての一軒家を15,000円で借りました。

1-2. リフォームや修繕のコストがかさむ

田舎の家は築年数が経っている物件が多く、リフォームや修繕が必要になることが少なくありません。

これらのコストは予想以上にかかるので要注意。

1-3. 冬の暖房費がかさむ

都会に比べて田舎は古い家が多い。

断熱性能が低いと光熱費が高額になることも。

また、古いエアコンは最新のものより消費電力が高いでの注意が必要。

この章の要点
  • 選択肢が限られるため希望条件の物件が見つからない
  • リフォームや修繕のコストがかさむ
  • 断熱性の低い家だと冬の暖房費が高額になる

2. 移動コストが意外とかかる!3つの落とし穴

田舎は移動がとにかく不便。

車がないと生活できないので、移動のコストが思った以上にかかります。

具体的には以下の3つの落とし穴があります。

2-1. ガソリン代がかさむ

田舎は移動距離が長いので、ガソリン代の負担が大きくなります。

都会ならどこでも歩いていけますが、田舎では徒歩圏内に何もないなんてことも。

都会で車なし、田舎で車持ちだと、生活費がさほど変わらない場合もあります。

2-2. 駐車場代もバカにならない

田舎でもお店や施設の駐車場は有料のことが多く、出かけるたびに駐車場代がかかります。

塵も積もれば山となる。

細かい出費の積み重ねが痛手になるのです。

2-3. 公共交通機関は不便

電車やバスが発達していない田舎では、クルマ以外の移動手段に頼れません。

運転できない家族がいると送り迎えが増え、さらにガソリン代がかさんでしまいます。

この章の要点
  • 移動距離が長くガソリン代の負担が大きい
  • 有料駐車場の利用でコストがかさむ
  • 公共交通機関が不便でクルマ依存になる

3. 食費もけっこうかかる!安くない3つの理由

自然の中で育った新鮮な食材が安く手に入ると思いきや、意外と食費がかかるのが田舎暮らしの現実。

その理由は次の3つです。

3-1. スーパーが少なく値段が高め

田舎にはスーパーの数が少なく、競争原理が働きにくいため、都会より食料品の値段が高い場合も。

3-2. 外食の選択肢が限られる

飲食店が少ない田舎では、外食の選択肢が限られる。

本当はファストフードやファミレスで十分なのに、近くにないから個人経営のお店へ。

結果的に外食費が高額になるなんてことも。

3-3. 食材の宅配コストがかかる

希望の食材が近所で手に入らない場合、わざわざ遠出するか、通販で取り寄せることになります。

その分、余計な交通費や送料がかかってしまいます。

また、アマゾンなどの通販が届くまで日数がかかるのも難点。

この章の要点
  • スーパーが少なく食料品の値段が高め
  • 外食の選択肢が限られて高めになりがち
  • 必要な食材の購入で余計な交通費・送料がかかる

4. 娯楽費用は都会より安い?比べてみた3つのこと

田舎は自然の中で低予算にレジャーを楽しめそうですが、実際はどうでしょうか。

3つのポイントで都会と比較してみました。

4-1. アウトドアを楽しむなら断然お得

山や海、川など自然の遊び場が身近にあるので、ハイキングや釣り、水遊びを低コストで楽しめます。

この点は田舎の大きなメリットと言えるでしょう。

4-2. 娯楽施設は少ない分、出費は抑えられる

映画館やゲームセンター、カラオケなどの娯楽施設は都会より少ない。

退屈してしまうかもしれませんが、娯楽費の出費は自然と抑えられるでしょう。

4-3. イベントは規模が小さいが参加費は安め

お祭りやフリーマーケットなど、田舎のイベントは規模が小さい。

にぎやかさには欠けますが、参加費は比較的リーズナブル。

気軽に参加できるのはうれしい点です。

この章の要点
  • 自然の中のレジャーは低コストで楽しめる
  • 娯楽施設は少ないが出費は抑えられる
  • イベントの規模は小さいが参加費は安め

5. 仕事が見つかりにくい?3つの課題

田舎は雇用が少ないため、仕事探しに苦労することも。

移住者が直面する課題を3つ挙げてみましょう。

5-1. そもそも求人が少ない

田舎には企業の数自体が限られているため、雇用の受け皿が少ないのが悩みの種。

スキルや経験を活かせる仕事に就くのが難しい場合も。

キャリアチェンジを余儀なくされるかも。

5-2. 給与水準が低い

田舎の求人は、都会と比べて給与水準が低いことが多い。

生活費も安いとは限りませんから、給与の低さは大きなデメリットになります。

5-3. 通勤距離が長くなる

自宅から職場までの距離が長くなりがちなのも、田舎ならではの悩み。

移動時間とガゾリン代などのコストの負担は無視できません。

走行距離が長くなれば、オイル交換などのメンテナンス頻度も高くなります。

この章の要点
  • そもそも求人数が少ない
  • 給与水準が都会より低いことが多い
  • 通勤距離が長くて時間とコストがかかる

6. 人間関係の悩みは3つある?

のどかな田舎にも人間関係の悩みがつきもの。

コミュニケーションをめぐる3つの課題をご紹介します。

6-1. 狭い地域社会に溶け込むのが大変

昔ながらの習慣や人間関係が残る田舎では、よそ者が溶け込むのに時間がかかります。

古くからの付き合いを持つ地元民に認められるには、相当な時間を要することも。

6-2. 噂話が広まりやすい

狭い地域社会では、一度噂が立つと瞬く間に広まってしまいます。

プライバシーを守るのが難しく、ストレスに感じる人もいるかもしれません。

6-3. 考え方の違いで軋轢が生じる

閉鎖的な田舎社会は、価値観が均一になりがち。

都会育ちの人には合わないこともあるでしょう。

お互いの考え方の違いを受け入れる柔軟さと寛容さが大切。

この章の要点
  • 狭い地域社会に溶け込むのに時間がかかる
  • 噂話が広まりやすくプライバシーの確保が難しい
  • 価値観の違いから軋轢が生じることも

まとめ

田舎暮らしには、住宅コストや移動コスト、食費など、意外と目に見えないデメリットが多くあります。

仕事探しや人間関係にも独特の悩みがあるでしょう。

しかし、自然の中での田舎暮らしの魅力は変わりません。

地方移住を考えている人は、ここで挙げた注意点を頭に入れつつ、自分に合ったライフスタイルを見つけてください。

大変なこともあるけれど、それ以上にすばらしい発見があなたを待っているはずです。