「ミニマリストやめました」の3つの理由!なぜやめたと宣言するのか?

「ミニマリストやめました」の3つ理由!なぜやめたと宣言するのか?

ミニマリストに憧れる人が多い一方で、ミニマリストをやめる人が多いことをご存知ですか?

ここ数年、ミニマリズムが流行し、多くの人がミニマリストを目指してきました。

しかし最近では、「ミニマリストをやめました」と宣言する人が増えています。

ではなぜ、ミニマリストをやめる人が増えているのでしょうか。

この記事では、ミニマリストをやめる理由をわかりやすく簡単に解説。

ミニマリストになってどんな生活を送りたいのか?

イメージしながら読んでみてください。

これからミニマリストを目指す人も、すでにミニマリストの人も、ぜひ参考にしてくださいね。

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1. ミニマリストをやめる理由トップ3とは?

まずはミニマリストをやめる理由のトップ3を具体的に見ていきましょう。

ミニマリストを実践している人も、これからミニマリストを目指す人も、参考にしてみてください。

1-1. ストレスを感じるようになったから

ミニマリストを実践していると、少し物が増えることにもストレスを感じるようになります。

また、何かを買うたびに「本当に必要かどうか」と悩むことにも疲れてしまうのです。

ミニマリストであることがストレスの原因になっているのなら、無理に続ける必要はないでしょう。

自分のペースでミニマリズムを実践できなくなったら、ミニマリストをやめることも視野に。

1-2. ライフステージが変わったから

一人暮らしでミニマリストを始めても、家族が増えたり、趣味が変わったりするとミニマリストが合わなくなります。

例えば、子供が生まれると玩具や衣類が増えるのは避けられませんし、DIYに目覚めれば道具が必要になります。

ライフステージの変化に合わせて、ミニマリストから卒業するのはごく自然なことだと言えるでしょう。

むしろ、状況の変化に合わせて生活スタイルを柔軟に変えられることは、ミニマリズムの本質とも通じます。

1-3. ミニマリストから学びを得たから

ミニマリストを実践することで、物の数を減らすことの意義や、自分にとって本当に大切なものは何かを学べた人も多いでしょう。

ある程度ミニマリズムから学びを得られたのなら、次のステージに進むために「卒業」を選択するのもあり。

ミニマリストをやめたとしても、そこで得た知見は無駄にはなりません。

ミニマリズムを通して身につけたものの見方や考え方は、その後の人生にも活かしていけるはず。

この章の要点
  • ミニマリストがストレスの原因になっているなら一旦離れる
  • ライフステージの変化に合わせてミニマリズムから卒業する
  • ミニマリズムから十分学びを得たら次のステージに進む

2. なぜやめましたと宣言するのか?

SNSなどで「ミニマリストをやめました」と宣言する人をよく見かけます。

なぜ、わざわざやめたことを公言するのでしょうか。

その理由は、ミニマリストであることのプレッシャーから解放されたいからです。

ミニマリストとして生きることは、ある意味で特別な生き方ですから。

2-1. ミニマリストであることへのプレッシャー

ミニマリストとして知られるようになると、周りの人から「ミニマリストらしくない」と指摘されることがあります。

新しいものを買ったり、部屋が散らかっていたりすると「ミニマリストじゃなかったの?」と陰口を叩かれることも。

ミニマリストというレッテルに縛られ、肩身の狭い思いをしている人は少なくないのです。

ミニマリストをやめると宣言することで、そのプレッシャーから解放されるのです。

2-2. ライフスタイルの変化に伴う価値観の変化

ミニマリストを始めた当初は、そのライフスタイルに魅力を感じていても、生活環境の変化によって価値観が変わることがあります。

例えば、一人暮らしから家族と同居するようになったり、都会から田舎に引っ越したりすると、これまでのミニマリストの考え方が合わなくなる場合も。

そのような時には、「ミニマリストをやめました」と宣言することで、新しい生活スタイルに合わせた価値観で生きていくことを表明できるでしょう。

ミニマリストは、時代や状況に合わせて柔軟に変化していく必要があると言えます。

2-3. ミニマリストから学んだことを活かす

ミニマリストをやめたからといって、ミニマリズムから学んだことが無駄になるわけではありません。

シンプルに生きる知恵、モノを大切にする心、自分にとって本当に必要なものを見極める目。

これらはミニマリストを実践する中で身につけた貴重なスキルです。

ミニマリストをやめた後も、こうした学びを日常生活の中で活かしていくことが大切だと言えるでしょう。

この章の要点
  • ミニマリストであることのプレッシャーから解放されたい
  • ライフスタイルの変化に伴い価値観も変化する
  • ミニマリストから学んだことを活かし続けることが大切

3. ミニマリストはやめた方がいいと言われる3つの理由

ミニマリストには一定の効果や魅力がある一方で、デメリットもあると指摘されています。

ここからは、ミニマリストはやめた方がいいと言われる3つの理由を解説します。

ミニマリストを続けるかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

ただし、ミニマリズムの考え方自体は有益なものも多いので、完全に否定する必要はないでしょう。

3-1. コストがかかる

ミニマリストの生活を送るには、ある程度のコストがかかります。

ミニマリストがよく使うアイテムは、機能性や質の高さを重視しているため、どうしても値段が高くなりがち。

また、ものを所有しないかわりに、シェアリングサービスを利用する機会が増えるので、そちらにもお金がかかります。

ミニマリストに憧れつつも、経済的な理由でなかなか手が出せないという人も多いでしょう。

3-2. 不便な面もある

ミニマリストの生活は便利な面もありますが、不便な面もあります。

例えば、急な来客があっても、お茶くらいしか出せないことがあるでしょう。

また、何か必要なものが生じた時に、すぐに家に取りに帰れないことも。

ミニマリストになると、このような不便さを受け入れる覚悟が必要です。

3-3. 物欲を抑え込むストレスがある

ミニマリストは、常に物欲との戦いを強いられます。

欲しいものがあっても、本当に必要かどうかを何度も自問自答し、結局は買わないということが多々あるのです。

物欲を抑え込むことはストレスがたまる一因にもなります。

ミニマリストを長く続けるには、物欲との付き合い方を工夫する必要がありそうです。

この章の要点
  • ミニマリストにはコストがかかる
  • ミニマリストの生活には不便な面もある
  • 物欲を抑え込むストレスがある

4. ミニマリストは時代遅れなのか?

ミニマリストブームが過ぎ去り、「ミニマリストは時代遅れなのでは?」という声も聞かれるようになりました。

果たして、ミニマリズムは古い考え方になってしまったのでしょうか。

結論から言うと、ミニマリズムの考え方自体は色あせていません。

その理由を以下の3点から説明していきます。

4-1. 現代社会におけるミニマリズムの意義

現代はモノであふれ、情報が氾濫し、常に何かに追われているような時代。

こうした社会の中で、ミニマリズムの「豊かさとは何か」を問い直す姿勢は、以前にも増して重要性を帯びています。

シンプルに生きることの価値は、時代が変わっても色褪せることはありません。

ミニマリズムの考え方は、現代人が直面する課題に対する1つの解決策になるでしょう。

4-2. ミニマリズムは多様化している

一般的にミニマリズムは、物の数を減らすことと結びつけられがちです。

しかし、最近では「情報のミニマリスト」「人間関係のミニマリスト」など、ミニマリズムの概念が拡張されつつあります。

これは、ミニマリズムがより多くの人に受け入れられるようになった証拠だと言えるでしょう。

時代遅れどころか、ミニマリズムはその概念を広げ、より多様な生き方を提案し始めているのです。

4-3. ミニマリズムから派生したムーブメント

近年、ミニマリズムから派生したようなムーブメントが世界的に広がりを見せています。

例えば「エッセンシャリズム」は、人生で本当に大切なことに集中するためのフレームワークとして注目を集めています。

また、「タイニーハウス」に代表されるように、コンパクトな住まいで質の高い暮らしを目指す人々も増えています。

ミニマリズムの影響力は、むしろ拡大しているといえるでしょう。

この章の要点
  • ミニマリズムの考え方は現代社会でこそ重要
  • ミニマリズムの概念は拡張され、多様化している
  • ミニマリズムから派生したムーブメントが世界的に拡大中

5. ミニマリストはいつからブームになった?

そもそもミニマリストブームが起きたのはいつ頃のことなのでしょうか。

ミニマリズムという言葉自体は以前から存在していましたが、日本で爆発的に広まったのは2010年代に入ってからだと言われています。

ここでは、日本におけるミニマリストブームの変遷を振り返ってみましょう。

5-1. 2010年代前半:ミニマリストブームの始まり

2010年代に入ると、日本でミニマリストに関する書籍が数多く出版されるようになりました。

2011年に出版された「人生がときめく片づけの魔法」(近藤麻理恵著)は、全世界で1,300万部以上のベストセラーとなり、多くの人に影響を与えました。

この頃から、部屋の片付けやモノの整理に関心を持つ人が増え始めたと言えるでしょう。

5-2. 2010年代半ば:ミニマリストの多様化

2010年代半ばになるとSNSの普及もあり、様々なタイプのミニマリストが登場するようになりました。

例えば、ファッションの面でミニマリストを実践する人、デジタル機器をできるだけ持たないデジタルミニマリストなど。

ミニマリズムの概念が拡張され、多様なライフスタイルを包含するようになったのです。

5-3. 2010年代後半:ミニマリストブームの衰退?

2010年代も後半になると、ミニマリストブームに陰りが見えてきました。

ミニマリストであることを批判的に捉える声も上がるようになり、「ミニマリストをやめました」と公言する人も現れ始めたのです。

とはいえ、ブームは過ぎ去ったものの、シンプルに暮らすことの大切さは多くの人の心に残ったのではないでしょうか。

ミニマリズム的な考え方は、一過性の流行に終わるのではなく、今後も人々の生活に影響を与え続けるでしょう。

この章の要点
  • 日本でミニマリストブームが起きたのは2010年代
  • 2010年代半ばには多様なミニマリストが登場
  • ブームは過ぎ去ったが、ミニマリズムの考え方は残った

6. ミニマリストが本末転倒になってしまう3つの理由

ミニマリストを目指す人の多くは、シンプルで自由な生活を手に入れたいと考えています。

しかし、ミニマリストになろうと頑張れば頑張るほど、本来の目的から離れていってしまうことがあるのです。

ミニマリストが本末転倒になってしまう3つの理由を見ていきましょう。

心当たりがある人は要注意ですよ。

6-1. 物を減らすことが目的化する

ミニマリストの基本は、不要なモノを手放すことです。

ところが、物を減らすこと自体が目的になってしまい、必要なモノまで手放してしまう人がいます。

その結果、生活に支障をきたし、ストレスを感じるようになってしまうのです。

ミニマリストは物を減らすことが目的ではなく、あくまでもシンプルで豊かな生活を手に入れるための手段だということを忘れてはいけません。

6-2. ミニマリストであることにこだわりすぎる

ミニマリストを長く続けていると、いつの間にか「自分はミニマリストだ」というアイデンティティが芽生えます。

そうなると、ミニマリストらしくない行動をとることに罪悪感を抱き、世間体を気にしたりするようになります。

しかし、ミニマリストは生き方の一つの選択肢に過ぎません。

ミニマリストであることにこだわりすぎず、臨機応変に生活スタイルを変化させていくことが大切。

6-3. ミニマリストの考え方を押し付ける

ミニマリストになると、その素晴らしさを周りの人にも伝えたくなるものです。

しかし、ミニマリズムはあくまでも個人の価値観に基づく生き方です。

ミニマリストの考え方を一方的に押し付けても、相手には響かないどころか、反発を招くだけです。

多様な価値観を認め合い、お互いを尊重し合うことが何より大切ですよ。

この章の要点
  • 物を減らすことが目的になってはいけない
  • ミニマリストであることにこだわりすぎない
  • ミニマリストの考えを押し付けるのはNG

7. ミニマリストが完璧主義になってはいけない3つの理由

ミニマリストを極めようとするあまり、完璧主義に陥ってしまう人がいます。

部屋は常に整理整頓され、モノは最小限しか持たず、無駄なことは一切しない。

そんなミニマリストに憧れを抱く人も多いでしょう。

しかし、ミニマリストが完璧主義になってはいけない理由があります。

7-1. ストレスが溜まる

完璧主義のミニマリストは、些細なことにもストレスを感じてしまいます。

例えば、部屋にほんの少しでも散らかったモノがあると、すぐに片付けないと気が済まなくなるのです。

そのような状態が続くと、心に大きな負担がかかってしまいます。

ミニマリストは完璧を求めるのではなく、ほどよい適度さを心がける必要があります。

7-2. 柔軟性が失われる

完璧主義のミニマリストは、自分で決めたルールを絶対のものとして扱います。

そのため、状況の変化に合わせてルールを変える柔軟性に欠けてしまうのです。

しかし、人生には予期せぬ出来事がつきもの。

時と場合によって臨機応変に対応できるよう、ミニマリストもある程度の柔軟性を持つ必要があります。

7-3. 周りから浮いてしまう

完璧主義のミニマリストは、周囲の人々から浮いた存在になりがち。

例えば、友人との旅行の際、荷物の量にこだわりすぎて同調できなかったり、ちょっとした親切を「ムダ」として拒否してしまったりします。

そのような態度を取り続けると、次第に周りから孤立してしまうでしょう。

ミニマリストは一人で生きているわけではありません。

周りの人々とのバランスを大切にする必要があります。

この章の要点
  • 完璧主義はストレスの元
  • ミニマリストも柔軟性は必要
  • 完璧主義では周りから浮いてしまう

8. ミニマリストが幸せに生きる3つのコツ

ミニマリストには批判的な意見もありますが、ミニマリストとして幸せに生きることは十分に可能です。

大切なのは、自分に合ったミニマリズムの形を見つけ、無理のない範囲で実践していくこと。

ここでは、筆者の経験をもとに、ミニマリストが幸せに生きるための3つのコツをご紹介します。

8-1. 比較をやめる

ミニマリストを志す人の中には、他人と比べて「自分はまだまだ物が多い」と落ち込んでしまう人がいます。

しかし、ミニマリズムに正解はありません。

人によって必要なモノの量は異なるので、他人と比べる必要はないのです。

自分にとって心地よい暮らしができているかが大切ですよ。

8-2. 時には贅沢を楽しむ

ミニマリストは常に倹約家でいなければならない、と考えるのは間違いです。

本当に大切なことにはお金を使う、それがミニマリストの考え方。

無駄なものにお金を使わない分、趣味や家族との時間などに贅沢をすることができるのです。

時には贅沢を楽しむことで、質の高い人生を送ることができるでしょう。

8-3. ミニマリストに囚われない

「ミニマリストでいなければならない」と自分に強要するのは得策ではありません。

ライフステージの変化に応じて、ミニマリストから卒業することも全く問題ありません。

大切なのは、その時々の自分に合ったライフスタイルを選択すること。

ミニマリストというレッテルに囚われず、柔軟に生き方を変化させていくことが幸せに繋がりますよ。

この章の要点
  • 他人と比べずに自分に合ったミニマリズムを
  • 本当に大切なことには贅沢をする
  • ミニマリストであることに囚われ過ぎない

まとめ

いかがでしたか?

この記事では、ミニマリストをやめる人が増えている理由を解説しました。

ミニマリストに憧れを抱く人が多い一方で、その考え方に疑問を感じる人も多い。

ミニマリストを目指すかどうかは、一人一人の価値観次第だと言えるでしょう。

しかし、ミニマリズムの根底にある「シンプルで豊かに生きる」という考え方自体は、多くの人にとって学ぶべき点が多いはずです。

ミニマリストかどうかに関係なく、自分に合ったミニマリズムの取り入れ方を見つけていきましょう。