ミニマリスト向け!今年でやめると伝える年賀状じまいの手順と例文

ミニマリスト向け!今年でやめると伝える年賀状じまいの手順と例文

年賀状を送るのは日本の伝統的な風習ですが、ミニマリストの中には年賀状をやめる人が増えています。

しかし、いきなり年賀状をやめると周りの人を困惑させてしまうかも。

そこで、この記事ではミニマリストが年賀状をやめる理由と、年賀状じまいの手順と例文をわかりやすく簡単にご紹介。

年賀状をやめるかどうか迷っている人は、ぜひ参考にしてみてください。

年賀状をやめると時間とお金を節約でき、ミニマルなライフスタイルを実践できますよ。

1. そもそも年賀状とは?ミニマリストから見た年賀状の意義と課題

年賀状とは、1年の始まりに親しい人に送るあいさつ状のことです。

一般的には、お世話になった人や親戚、友人などに送ります。

年賀状には、1年の抱負や近況報告、相手への感謝の気持ちなどが書かれます。

しかし、ミニマリストから見ると、年賀状にはいくつかの課題があります。

1-1. 形式的なあいさつになりがち

年賀状は、一年に一度のあいさつとして定着していますが、形式的なものになりがちです。

出す側も受け取る側も、義務感から年賀状をやり取りしている場合があります。

「出さないと失礼」「返事を書かないと申し訳ない」といった気持ちから、本当は送りたくない相手にも年賀状を出してしまうことがあるのです。

ミニマリストは、このような形式的なやり取りを好みません。

1-2. 手間とコストがかかる

年賀状を送るためには、ハガキや切手を買う必要があります。

また、住所を調べたり、文章を考えたり、投函したりと、それなりの手間がかかります。

ミニマリストは無駄を嫌うので、年賀状にかける時間とコストをなるべく削減したいと考えるのです。

年賀状の準備に数時間費やすよりも、大切な人と直接会って過ごす時間を優先したいですよね。

1-3. 大量の紙資源を消費する

日本では毎年大量の年賀状が送られています。

年賀はがきの発行枚数は、ここ数年で減少傾向にあるものの、2023年用は16億4000万枚が発行されました。

大量の紙資源を消費することで、環境負荷が高まることは否定できません。

ミニマリストの中には、エコや脱炭素の観点から、紙の年賀状をやめる人もいます。

この章の要点
  • 年賀状は日本の伝統的なあいさつだが、形式的なものになりがち
  • 年賀状を送るには手間とコストがかかる
  • 大量の年賀状の発行は環境負荷が高い

2. ミニマリストが年賀状を送らない3つの理由

ミニマリストの多くは、年賀状を送るのをやめる傾向にあります。

その理由は人それぞれですが、代表的なものを3つ挙げてみましょう。

年賀状をやめることで、ミニマリストらしいシンプルな生活を送れるようになります。

ただし、いきなりやめるのではなく、相手への配慮も必要です。

2-1. モノを増やしたくない

ミニマリストは、不要なモノを増やさないことを重視します。

年賀状を送ることは、相手の家にハガキを増やすことにつながります。

受け取った年賀状をしばらく保管する人もいれば、すぐに捨ててしまう人もいるでしょう。

いずれにせよ、年賀状は相手にとって必要ないモノである可能性が高いのです。

2-2. ムダな出費を控えたい

ミニマリストは、ムダな出費を徹底的に見直します。

年賀はがき1枚63円に加え、追加印刷や宛名印刷、インクなどの費用もかかります。

数十枚の年賀状を送ると、数千円の出費になってしまいます。

ミニマリストはこの出費をムダだと感じ、節約のために年賀状をやめることを選ぶのです。

2-3. 時間を有効活用したい

年賀状に費やす時間は、もっと有効に使えるはずです。

ミニマリストは、自分にとって本当に大切なことに時間を使いたいと考えます。

例えば、家族と過ごす、趣味に没頭する、仕事のスキルを磨くなど、自分の人生をより豊かにすることに時間を充てるのです。

年賀状をやめることで浮いた時間を、有意義なことに使うことができます。

この章の要点
  • 年賀状は相手にとって不要なモノを増やすことになりがち
  • 年賀状にかかる費用はムダな出費と感じるミニマリストが多い
  • 年賀状の時間は、もっと有意義なことに使えるはず

3. ミニマリストは届いた年賀状をどう扱う?3つの選択肢

ミニマリストは年賀状を送らないことが多いですが、自分のもとには年賀状が届きます。

そんなときは、次の3つから自分に合った方法を選びましょう。

年賀状の扱い方は、ミニマリストそれぞれの考え方や状況によって異なります。

一つの正解はないので、自分なりの方法を見つけることが大切です。

3-1. 返信はせずにすぐ処分する

届いた年賀状にはお返事を出さず、見たらすぐに捨てるという方法です。

年賀状は一時的なあいさつと割り切り、家に置いておく必要はないと考えます。

この方法なら、年賀状を保管するスペースも必要ありません。

相手からすると少し冷たく感じられるでしょうが、仕方ありませんね。

3-2. 一定期間保管した後で処分する

届いた年賀状を、1年など一定期間保管してから処分する方法です。

年賀状を送ってくれた相手への感謝の気持ちを示すためにも、すぐに捨てるのは抵抗があるという人におすすめです。

ただ、年賀状を保管しておくスペースが必要になります。

処分のタイミングを決めて、定期的に整理することが大切です。

3-3. 電話やメールで返信する

年賀状への返信は、電話やメールで行うという方法です。

特に親しい人からの年賀状なら、直接話をして近況を聞くのも良いでしょう。

一言メールを送るだけでも、相手に想いが伝わります。

ミニマリストでも、大切な人とのつながりは大事にしたいですからね。

この章の要点
  • 返信せずにすぐ処分するのは手っ取り早いが、冷たく感じられるかも
  • 一定期間保管してから処分するなら、保管スペースの確保が必要
  • 特に親しい人には、電話やメールで返信するのもおすすめ

4. 年賀状をやめたい人におすすめ!「年賀状じまい」の進め方

毎年出していた年賀状をやめたい。

しかし「いきなりやめると失礼に当たるのでは?」と悩んでいる人も多いでしょう。

そんな人におすすめなのが「年賀状じまい」です。

年賀状じまいとは、今年を最後に年賀状をやめることを宣言する取り組みのこと。

4-1. 年賀状じまいの手順

年賀状じまいは、次のような手順で進めます。

  • 一言添えて、普段通り年賀状を送る
  • やめる理由を簡潔に伝える
  • 今後は年賀状以外の方法で連絡を取り合うことを提案する

4-2. 年賀状じまいの例文

年賀状じまいで添える一言は、次のような例文を参考にしてください。

  • 今年をもちまして、年賀状を最後とさせていただきます。
    今後は、メールやSNSで近況報告をさせていただければと思います。
  • 私ごとではございますが、年賀状はこれで最後にしたいと思います。
    事情をご理解いただけますと幸いです。
  • モノを増やさない暮らしを目指し、今年限りで年賀状をやめることにしました。
    今後ともよろしくお願いいたします。

4-3. 年賀状じまいのメリット

年賀状じまいには次のようなメリットがあります。

  • 段階的に年賀状をやめられる
  • やめる理由を伝えられる
  • 今後の連絡方法を提案できる

年賀状じまいをすれば、唐突に年賀状が届かなくなって相手を困惑させずに済みます。

この章の要点
  • 年賀状じまいは、年賀状をやめることを宣言する取り組み
  • 今年の年賀状に一言添えて、やめる理由と今後の連絡方法を伝える
  • 年賀状じまいなら、段階的にやめられるのがメリット

5. 年賀状をやめるデメリット3つ!気をつけたいポイント

年賀状をやめることはメリットが多い一方で、気をつけたいポイントもあります。

ここでは、年賀状をやめるデメリットを3つ紹介しましょう。

メリットとデメリットを天秤にかけて、年賀状をやめるかどうか慎重に判断することが大切です。

やめ方を工夫することで、デメリットを最小限に抑えることもできるでしょう。

5-1. 人間関係が疎遠になるおそれ

年に一度の年賀状が唯一の連絡手段だった相手とは、疎遠になってしまうかもしれません。

とはいえ、それほど親しくない相手なら、むしろ自然な流れと言えます。

それでも気になる相手とは、年賀状以外の方法で連絡を取り合うようにしましょう。

一方的に年賀状をやめるのではなく、新しいコミュニケーションのきっかけにするのです。

5-2. 連絡先を知られなくなる

転居する際、年賀状で新住所を伝えている人は少なくありません。

年賀状をやめると、知人に新住所を知られる機会が減ってしまいます。

ただ、最近はSNSのプロフィールで住所変更を報告する人が増えています。

自分から積極的に知らせたい人とは、メールやSNSでつながっておくと良いですね。

5-3. 手書きのあたたかみが失われる

年賀状は、手書きならではのあたたかみがありました。

特に高齢の方は、手書きの年賀状を楽しみにしている人が多いです。

しかし、手書きでなくてもメッセージ性は十分伝えられます。

年賀状という形にこだわらず、相手の性格に合った連絡方法を選ぶことが大切でしょう。

この章の要点
  • 年賀状をやめると、人間関係が疎遠になる可能性がある
  • 年賀状で住所変更を伝えていた人は、連絡先を知られにくくなる
  • 手書きの年賀状ののあたたかみは失われるが、 メッセージ性は十分伝えられる

6. 年賀状をやめるのは縁を切るわけではない!大切な人とのつながり方

年賀状をやめると「相手との縁を切ることになるのでは?」と心配する人もいるでしょう。

しかし、年賀状をやめるのは、相手との関係を完全に断つことではありません。

むしろ、新しいつながり方を見つけるチャンスと捉えることができます。

大切な人とは、年賀状以外の方法で積極的に連絡を取り合いましょう。

6-1. 直接会って過ごす時間を作る

年賀状のやり取りをしていた人とは、直接会う機会を増やすのがおすすめ。

ランチやお茶、イベントなどに誘って、顔を合わせる時間を作りましょう。

対面でのコミュニケーションは、お互いの近況を知り、絆を深めるのに最適です。

ただ、遠方の人と頻繁に会うのは難しいですよね。

6-2. 電話やメールで定期的に連絡する

会えない人とは、電話やメールを活用して連絡を取りましょう。

1〜2ヶ月に1度、近況を伝え合う習慣をつけると良いです。

最近の出来事や感じたことを報告し合うことで、つながりを維持できます。

ただ、電話が苦手な人やメールの頻度を増やしたくない人もいるでしょう。

相手のペースや好みに合わせることが大切です。

6-3. SNSを活用してつながる

FacebookやTwitter、InstagramなどのSNSは、手軽につながれる便利なツールです。

年賀状をやめた相手とSNSでつながることで、近況を知ることができます。

お互いの投稿にコメントし合うだけでも、十分なコミュニケーションになります。

ただし、SNSを使っていない人もいるので、つながり方は相手に合わせて考えましょう。

この章の要点
  • 年賀状をやめても、縁を切るわけではない
  • 大切な人とは直接会ったり、電話やメールで連絡を取り合おう
  • SNSを活用すれば、手軽につながることができる

まとめ

年賀状をやめることは、ミニマリストにとってメリットが多い選択肢です。

不要なモノを増やさずに済み、ムダな出費と手間を減らすことができます。

しかし、年賀状をやめる際は、相手への配慮を忘れないようにしましょう。

急にやめるのではなく、「年賀状じまい」で丁寧に説明すると良いでしょう。

そして、年賀状以外の方法で大切な人とのつながりを維持することが何より大切です。

年賀状というツールにこだわらず、相手に合ったコミュニケーションを心がけましょう。