日本でもノマドワークという言葉を耳にする機会が増えてきました。
しかし「ノマド」とは一体どのような意味なのでしょうか。
また、なぜ近年日本でこの働き方が広まっているのでしょうか。
この記事では、ノマドワークの語源から、その本質的な魅力に迫ります。
さらに、ノマドの職種や仕事の探し方についても触れていきます。
ノマドワーカーになってどんな生活を送りたいか?
イメージしながら読んでみてください。
1. そもそもノマドとは?語源から読み解く
ノマドワークを理解するには、まずノマドという言葉の意味を知ることが大切です。
ノマドの由来は、遊牧民を意味する英語(nomad)となっています。
遊牧民とは、狩猟や放牧のために定住せず、移動しながら生活する人々のこと。
つまり、ノマドとは「定住しない」「移動する」という意味合いが込められているのです。
1-1. ギリシャ語が語源
ノマドという言葉の語源と歴史は古く、ギリシャ語の「nomas」にさかのぼります。
nomasは「放牧する」という意味の動詞から派生した言葉。
これが英語のnomadとなり、日本でもカタカナ語として定着しました。
ギリシャの地理的特性から、遊牧の文化が根付いていたことがわかります。
1-2. 日本語の「遊牧」とは少し違う
日本語にも遊牧という言葉がありますが、これはやや意味合いが異なります。
日本の遊牧は主に家畜の放牧を指しますが、ノマドは人間の移動生活全般を表します。
そのため狩猟や採集なども含む、より広い概念だと言えるでしょう。
日本の遊牧民といえば北海道のアイヌ民族が有名ですが、彼らもノマドの一種と言えます。
1-3. 現代に生きるノマドのイメージ
現代社会において、ノマドというとやや異なるイメージを持つ人も多いでしょう。
バイクや車で各地を旅するアウトドア派の人や、国内外を転々とするフリーランスなどを指します。
ITの発達で場所に縛られない生活が可能になったことで、新たなノマドの形が生まれているのです。
遊牧民の暮らしを現代風にアレンジした、自由な生き方の象徴と言えるでしょう。
2. ノマドワークとは?新しい働き方の形
ノマドの語源が「移動する」であることはお分かりいただけたでしょう。
では、ノマドワークとはどのような働き方なのでしょうか。
一言で言えば、「場所に縛られないで働くこと」です。
オフィスに通勤する代わりに、カフェやコワーキングスペース、自宅など、自分の好きな場所で仕事をします。
2-1. 自由な働き方を実現するリモートワーク
ノマドワークを可能にしているのが、リモートワークの広がりです。
インターネットを活用することで、場所に関係なく仕事ができるようになりました。
会社に属しながらリモートワークを行うテレワーカーも増加の一途。
フリーランスともなれば、より自由度の高いノマドワークが可能となります。
2-2. 仕事と遊びを両立するワーケーション
観光地やリゾート地でノマドワークを行うスタイルもトレンドになっています。
仕事(ワーク)と休暇(バケーション)を組み合わせた造語で、ワーケーションと呼ばれます。
リフレッシュしながら集中して働くことで、モチベーションとパフォーマンスの向上が期待できます。
非日常の環境に身を置くことは、創造性を刺激する効果もあるでしょう。
2-3. 多様な働き方を受け入れる時代に
ノマドワークの広がりは、働き方の多様化が進んでいることの表れでもあります。
従来の「会社に勤める」という画一的なスタイルから、個人の事情に合わせた柔軟な働き方が選べる時代になったのです。
育児や介護、病気療養などとの両立も、ノマドワークなら無理なく可能。
誰もが自分に合った最適な働き方を追求できる社会へと、着実に変化しつつあります。
3. ノマドワーカーに向いている仕事とは?
自由に働けるノマドワークですが、全ての仕事に適しているわけではありません。
では、どのような仕事がノマドワーカーに向いているのでしょうか。
PC1台あれば作業ができる、いわゆるデスクワークが基本となります。
具体的には下記のような職種が挙げられます。
3-1. ライター・ブロガー
文章を書くのが仕事のライターやブロガーは、ノマドワークに最適な職種と言えるでしょう。
取材や情報収集はオンラインで可能ですし、とにかくアウトプットさえしっかりすればOK。
個人の発信力次第で、収入アップも目指せる魅力的な仕事だと言えます。
実際に旅をしながら情報発信するトラベルライターは、正にノマドワーカーの理想形でしょう。
3-2. デザイナー・イラストレーター
グラフィックや映像を制作するクリエイター職も、リモートに対応しやすい仕事です。
高性能のPCとソフトウェアさえあれば、制作作業はどこでも進められます。
クライアントとのやり取りもオンラインで完結するため、わざわざ会う必要はありません。
作品を生み出すインスピレーションを求めて、国内外を旅するアーティスト気分も味わえるでしょう。
3-3. エンジニア・プログラマー
ITエンジニアやプログラマーも、ノマドワークと相性抜群の職種です。
プログラミングはどこでも可能ですし、自分のペースで仕事を進められるのが大きな魅力。
シリコンバレーのように、世界中のIT企業が集まる地域に滞在しながら働くのも面白いでしょう。
エンジニア仲間と交流しつつ、最先端の技術力を高められる環境は、ノマドワーカーにとって天国と言えるかもしれません。
4. 日本でノマドワークが広まったきっかけは?
日本でもノマドワークが浸透してきましたが、そのきっかけは何だったのでしょうか。
ここでは、ノマドワークが日本で広まった主な理由を見ていきます。
社会の変化に伴い、働き方の選択肢が増えてきたことがわかるはずです。
ノマドワークもそのひとつの現れと言えるでしょう。
4-1. インターネット環境の発達
日本でもスマートフォンとWi-Fiの普及により、どこでもネットに接続できる環境が整ってきました。
カフェやコワーキングスペースのフリーWi-Fiを利用すれば、快適にリモートワークができます。
自宅の回線速度も飛躍的に向上し、動画通話やクラウドへのアクセスもストレスフリーに。
ネット環境さえ整っていれば、場所を選ばず働けるようになったのです。
4-2. クラウドソーシングの台頭
個人で仕事を請け負えるクラウドソーシングの市場が拡大したことも、ノマドワークが広まった理由のひとつです。
ランサーズやクラウドワークスなどのサイトでは、ライティングやデザイン、プログラミングなど、様々な仕事が発注されています。
会社に属さなくてもフリーランスとして収入を得られるようになったため、ノマドワーカーが増加しているのです。
隙間時間を活用して、スキルのあるタスクをこなせば、副業としても役立ちます。
4-3. 働き方改革の後押し
政府主導の働き方改革により、企業の意識改革も進んできました。
テレワークの導入が推奨され、リモートワークを認める会社が増加。
それに伴い、オフィス外で働く社員が増えてきたのです。
コロナ禍をきっかけに在宅勤務が浸透し、更にノマドワークへの理解が深まりました。
5. ノマドワークに必要な心構えとは?
自由な働き方ができるノマドワークは魅力的ですが、成功するにはいくつかの心構えが必要です。
オフィス勤務とは異なるマインドセットが求められるため、しっかり準備したいところ。
ここでは、ノマドワーカーに求められる心構えを3つ挙げてみました。
自律的に働ける力を身につければ、ノマドワークでの成功は近いはずです。
5-1. 高い自己管理能力
ノマドワークでは、自分で仕事を管理する必要があります。
上司や同僚がいないため、スケジュール管理からタスクの優先順位付けまで、全て自分で行わなければなりません。
締め切りを守り、質の高い成果物を出し続けるには、高い自己管理能力が欠かせません。
自らの意思で仕事を進められる力を養いましょう。
5-2. 積極的なコミュニケーション
ノマドワーカーは、クライアントや協力者とのコミュニケーションが重要です。
リモートでも円滑に情報共有できるよう、SNSやチャットツールを活用する必要があります。
報告や相談を怠ると、仕事が滞ってしまう恐れも。
オンラインでも積極的にコミュニケーションを取り、信頼関係を構築することが大切です。
5-3. 柔軟なマインドセット
ノマドワークでは、環境の変化に柔軟に対応することが求められます。
仕事場所が変われば、そこで働くための工夫も必要になってきます。
Wi-Fi や電源を確保したり、集中できる場所を見つけたり、臨機応変に動く力が重要。
固定観念にとらわれず、柔軟にマインドを切り替える習慣をつけましょう。
6. ノマドワーカーの仕事の探し方
ノマドワークを始めるなら、まずは仕事探しからスタートしましょう。
しかし、自分に合った案件を見つけるのは簡単ではありません。
ここでは、ノマドワーカーが仕事を探す方法をいくつか紹介します。
自分のスキルを活かせる仕事に出会えるよう、複数の方法を試してみてください。
6-1. クラウドソーシングサイトを利用する
ランサーズやクラウドワークスなどのサイトでは、様々な仕事が発注されています。
ライティングやデザイン、プログラミングなど、自分のスキルに合った案件を探すことができます。
まずはプロフィールを充実させ、スキルアピールを行いましょう。
報酬は安めですが、クライアントの評価を得て実績を積むことが大切です。
6-2. SNSで情報収集する
TwitterやFacebookなどのSNSでも、仕事の情報が得られます。
興味のある企業やフリーランスをフォローし、日頃から交流を深めておくと良いでしょう。
自分の専門性を活かせそうな投稿があれば、コメントを残すのも効果的。
気になる案件があれば、ダイレクトメッセージで詳細を聞いてみるのも一つの手です。
6-3. エージェントを活用する
フリーランスエージェントに登録するのも、仕事探しの有効な方法です。
エージェントが、クライアントとフリーランスのマッチングを行ってくれます。
報酬交渉や契約手続きも代行してくれるため、スムーズに案件を開始できるでしょう。
レバテックフリーランスやMIDWORKSなど、ITエンジニアに特化したサービスもおすすめです。
7. ノマドワークで自由に働こう
以上、ノマドワークの魅力とその始め方についてお伝えしてきました。
「どこでも自由に働ける」というのは、多くの人にとって夢のような話かもしれません。
しかし、インターネットとスキルさえあれば、その夢は現実になるのです。
オフィスに縛られず、自分らしい働き方を追求してみませんか?
ノマドワークという選択肢は、きっとあなたの人生を豊かにしてくれるはずです。
まずは小さく始めることから。
一歩ずつ理想のライフスタイルに近づいていきましょう。
まとめ
ノマドワークとは「場所に縛られない働き方」のことで、日本でも浸透してきました。
その背景には、インターネットの発達やリモートワークの普及など、社会の変化があるでしょう。
自由に働けるノマドワークは魅力的ですが、自己管理能力やコミュニケーション力など、求められるスキルもあります。
仕事探しには、クラウドソーシングサイトやSNS、エージェントなどを活用するのが有効です。
あなたも、ノマドワークで理想の働き方を実現してみませんか?
一歩踏み出す勇気があれば、きっと新しい世界が広がるはずです。