田舎暮らしで車の運転ができない人でも、工夫次第で充実した生活を送ることができます。
この記事では、離島移住経験者の視点から、車なしでも田舎を満喫する6つの方法をご紹介します。
ただし、田舎といっても地域によって環境は様々。
あなたのライフスタイルに合ったものを取り入れてみてください。
1.自転車やバイクを活用する
田舎では、自転車やバイクが車の代わりになります。
近距離の移動に便利なだけでなく、のんびりと景色を楽しめるのが魅力。
電動アシスト自転車なら、坂道も楽に走行できます。
1-1.自転車の選び方
田舎の道路事情に合った自転車を選びましょう。
タイヤは太めで、サスペンションのあるモデルがオススメ。
荷物を載せられるバスケットやリアキャリアも便利です。
1-2.バイクの免許取得
原付や小型二輪のバイクなら、比較的簡単に免許が取れます。
安全運転を心がけ、ヘルメットの着用を忘れずに。
1-3.メンテナンスと安全対策
自転車やバイクは定期的なメンテナンスが大切。
パンク修理キットや工具を用意し、点検を習慣づけましょう。
ライトやリフレクターを付けて、夜間の視認性も高めます。
2.公共交通機関を利用する
田舎でも公共交通機関が整備されているエリアがあります。
事前にバスや電車の時刻表をチェックし、上手に活用しましょう。
定期券を購入すれば割安になります。
2-1.バスの利用方法
バス停や路線図を確認し、目的地までのルートを把握しておきます。
バス車内では、運転手さんに降りる停留所を告げるのもお忘れなく。
時刻表通りに来ないこともあるので、余裕を持って行動しましょう。
2-2.電車の利用方法
最寄り駅から目的地までの乗り換えを調べておきましょう。
SuicaなどのICカードを作れば、切符の購入が不要になり便利。
快速や急行など、様々な種類の電車を使い分けると、目的地までの時間を短縮できます。
2-3.タクシーの活用
荷物が多い時や急ぎの用事がある時は、タクシーを利用するのも一つの手。
田舎では予約制のタクシーが多いので、事前に電話をしておくと良いでしょう。
料金は都市部より割高になりがちですが、たまには利用する価値があります。
3.送迎サービスを頼る
田舎では、地域のボランティアによる送迎サービスを提供しているところもあります。
高齢者や障害者を対象にしたものが多いですが、一般の人でも利用できる場合があります。
社会福祉協議会や市町村の窓口で確認してみましょう。
3-1.病院の送迎サービス
通院が必要な人は、病院の送迎サービスを利用できる場合があります。
事前に病院に問い合わせ、予約を取っておきましょう。
送迎車は、車椅子での乗降も可能な福祉車両が多いです。
私は、妻の妊婦健診の際に送迎車を毎回利用していました。
3-2.買い物の送迎サービス
スーパーやショッピングセンターの中には、無料または有料で送迎サービスを行っているところも。
利用する際は、店舗に電話をして予約します。
大きな荷物を持ち帰る必要がある時に便利です。
3-3.地域のボランティア組織
社会福祉協議会や市民団体が、送迎ボランティアを募集していることもあります。
利用者と運転ボランティアをマッチングし、目的地まで送り届けてくれます。
利用料は無料、または実費程度のことが多いです。
4.宅配サービスを活用する
田舎では宅配サービスが発達している地域もあるので、買い物に行かなくても必要なものが手に入ります。
インターネットで注文すれば、自宅まで届けてくれるので大変便利。
4-1.生協の宅配サービス
生活協同組合の宅配サービスは、食品や日用品を中心に取り扱っています。
カタログやウェブサイトで注文し、指定した日時に自宅まで届けてくれます。
週1回の配達が一般的ですが、地域によって異なります。
4-2.ネットスーパーの利用
大手スーパーやデパートが運営するネットスーパーでは、店舗で販売されている商品をオンラインで注文できます。
当日または翌日に自宅まで配達してくれるので、重たい荷物を運ぶ必要がありません。
4-3.移動販売車の利用
一部の地域では、移動販売車が巡回しています。
青果や魚介類、惣菜などを販売しており、自宅近くまで来てくれるので便利です。
時間帯や曜日が決まっているので、事前に確認しておきましょう。
5.近所の人に助けを求める
田舎では、近所付き合いが都会より濃密なことが多い。
困った時は遠慮せずに、近所の人に助けを求めましょう。
日頃から挨拶を交わすなど、良好な関係を築いておくと頼みやすくなります。
5-1.買い物を頼む
近所の人が買い物に行く際に、一緒に必要なものを買ってきてもらえるよう頼むのもよいでしょう。
その際は、お金を渡すのを忘れずに。メモを書いてリクエストすると頼みやすい。
5-2.通院の送迎を頼む
近所に車を持っている人がいれば、通院の送迎を頼んでみるのもよいでしょう。
事前に日時を伝え、ガソリン代を払うなどの心遣いも大切です。
しかし、急を要する場合は救急車を呼ぶのが賢明です。
5-3.農作業の手伝いを頼む
田舎では、農作業を手伝ってくれる人を探していることもあります。
自分も手伝いを頼む代わりに、収穫物をお裾分けしてもらうなどの互助関係を築けば、良好な付き合いができます。
6.運転免許の取得を検討する
免許を持っていない人でも、運転免許の取得を検討してみる価値はあります。
車があれば行動範囲が格段に広がります。
ただし、教習所通いや維持費など、経済的な負担もあるので、よく考えて決めましょう。
6-1.教習所の選び方
自宅から通いやすい教習所を選ぶのが基本ですが、料金プランや指導方針なども比較しましょう。
入校日や期間に融通が利くところだと、スケジュールが立てやすくなります。
6-2.講習の流れ
仮免許を取得するまでは、教習所での座学と実技練習が中心です。
技能検定に合格すれば、仮免許証が交付されます。
その後、路上教習を経て本免許試験に臨みます。
6-3.車の購入とメンテナンス
免許を取得したら、車の購入を考えます。
新車か中古車かは予算と相談しながら決めましょう。
燃費や税金、保険料なども計算に入れます。
購入後は、定期的な点検や車検を怠らないようにしましょう。
まとめ
車の運転ができなくても、田舎暮らしを快適に過ごすための方法はたくさんあります。
自転車やバイク、公共交通機関をうまく活用し、宅配サービスや送迎サービスも利用しましょう。
近所の人との付き合いを大切にすることも忘れずに。
免許取得を検討するのもよいですが、メリットとデメリットをよく考えてましょう。
車なしでも田舎暮らしを満喫している人はいます。
あなたも地方移住して、田舎で暮らしてみませんか?