一泊二日の旅行や出張に行くとき、あなたはどのくらいの荷物を持っていきますか。
荷物が多いと移動が大変ですし、荷造りにも時間がかかります。
逆に荷物が少なければ身軽に動け、短時間で準備も完了します。
そこでこの記事では、ミニマリストの視点から、一泊二日の荷物を最小限に抑える7つのコツをわかりやすく簡単にご紹介。
あなたも旅行や出張の荷物を減らして、ストレスフリーな一泊二日を過ごしましょう。
1. 下着と靴下はホテルで洗って乾かす!持っていく枚数を最小限に
荷物の中で意外とかさばるのが下着と靴下です。
しかし、一泊二日なら1組持っていけば十分。
ホテルに着いたら汗をかいた下着と靴下を手洗いし、一晩で乾かすのが賢明です。
コツは吸水性の高い速乾性の下着を選ぶことです。
1-1. 化繊の下着がオススメ
下着は化学繊維製のものを選びましょう。
ポリエステルやナイロンは吸水性が低く乾きが早いので、ホテルでの洗濯に最適です。
一方、綿は吸水性が高いため乾くのに時間がかかります。
素材表示をチェックして、ホテル洗濯向きの下着を用意しましょう。
1-2. 靴下も薄手で速乾性の高いものを
靴下も下着と同様、化学繊維製で薄手のものがオススメです。
メッシュ状の通気性の良いランニング用の靴下なら、洗ってもすぐ乾きます。
厚手の靴下は洗濯後の乾燥に時間がかかるので避けた方が無難です。
薄手の靴下なら1足持っていけば事足ります。
1-3. 部屋干しグッズを活用する
ホテルの部屋には洗濯物を干すスペースがないことが多いです。
そんなときは携帯用の部屋干しグッズが役立ちます。
折り畳み式のハンガーやピンチ付きのロープなどを使えば、狭いホテルの部屋でも洗濯物を干せます。
100円ショップでも手に入るので、ぜひ旅行の荷物に加えてください。
2. 化粧品・洗面用具はホテルのアメニティを最大限活用!事前にチェックを
荷物の中で意外と場所をとるのが化粧品や洗面用具です。
しかし、ホテルには十分なアメニティが用意されています。
できる限りホテルのものを使うことで、荷物をコンパクトに抑えられます。
出発前にホテルのアメニティ情報をチェックしておきましょう。
2-1. シャンプーや石鹸はホテルで調達
ビジネスホテルでも、大抵はシャンプー、リンス、ボディソープ、洗顔料が備え付けられています。
パウチ入りのものが多いですが、量的には一泊二日分は余裕でまかなえます。
もしアメニティがない場合でも、フロントで尋ねればたいていは提供してくれます。
大きなボトルを持っていく必要はありません。
2-2. 歯ブラシやカミソリ、クシも借りられる
歯ブラシ、カミソリ、クシ、ヘアブラシなども、大半のホテルで用意されています。
部屋に備え付けがない場合でも、フロントに頼めば貸し出してくれます。
使い捨ての粗悪品のことも多いですが、一泊二日なら問題ないでしょう。
ホテルのものを使えば洗面用具を最小限に抑えられます。
2-3. メイクはシンプルに割り切る
メイク用品は意外とかさばります。
旅行や出張のメイクはシンプルにし、必要最小限のアイテムに絞りましょう。
ポイントメイクに絞る、下地レスで済ます、リップとアイシャドウを兼用するなど、荷物を減らす工夫をします。
短期の旅なら多少手を抜いても問題ないはずです。
3. 電子機器は厳選!スマホやノートPCだけで済ませる
電子機器類は意外と重く、充電器などの付属品も場所をとります。
一泊二日の旅なら、持っていく電子機器は必要最小限に抑えましょう。
カメラ、ゲーム機、タブレットなどは思い切って置いていくのがオススメです。
最近のスマホは多機能なので、工夫次第で1台で事足ります。
3-1. スマホをカメラやゲーム機の代わりに
最近のスマホのカメラ性能は一眼レフ並みに高性能です。
海や山などの旅行なら、わざわざカメラを持っていく必要はないでしょう。
スマホにはゲームアプリも豊富にあるので、ゲーム機の代わりにもなります。
暇つぶしもスマホで十分なはずです。
3-2. ノートPCはコンパクトな機種を選ぶ
仕事で資料作成などが必要な場合は、ノートPCの持参は避けられません。
そんなときはなるべくコンパクトな機種を選びましょう。
11〜13インチクラスの軽量モバイルノートなら、カバンにも楽に収まります。
大画面にこだわらず、荷物に余裕を残す選択をしてください。
3-3. 充電器や周辺機器も最小限に
充電器やケーブル類も意外とかさばります。
できるだけ機器を共通化して、ケーブル類を減らしましょう。
最近はスマホとノートPCで同じ規格の充電ケーブルを使えるものが増えてきました。
変換アダプターを使えばさらに荷物がコンパクトになります。
4. 洋服は1〜2着が限界!上手にコーディネート
一泊二日なら上下のセットを1〜2組が限度です。
それ以上は荷物が膨らみすぎてしまいます。
できるだけシンプルな服装にし、小物などで上手にアレンジしましょう。
あらかじめコーディネートを考えておくことが肝心です。
4-1. トップスは2着が理想的
Tシャツやシャツなどのトップスは、1着あれば十分でしょう。
1日目と2日目で着回すことを前提に選びます。
シンプルなデザインの無地や、どんなボトムスにも合わせやすい定番柄がオススメです。
季節に合った素材選びも大切です。
4-2. ボトムスは1着で乗り切る
ボトムスはジーンズやチノパン1本で乗り切るのが賢明です。
トップスを変えるだけで印象は大きく変わります。
どうしても2パターン欲しい場合は、スカートを1着追加してもいいでしょう。
ただしあまり奇抜なデザインは避け、着回しのきくベーシックなアイテムを選びます。
4-3. 小物でアクセントをつける
服装が単調になりがちな一泊二日の旅こそ、小物の出番です。
スカーフ、ネックレス、ブレスレットなど、コーディネートのアクセントになるものを持参しましょう。
柄物を選べば、シンプルな服装も華やかな印象になります。
かさばらない程度の小物なら、何種類か用意しても荷物になりません。
5. 着替えは多めに見積もらない!1着は現地調達でもOK
「念のため」と着替えを多めに持っていきがちですが、あまり賢明ではありません。
一泊二日の短期滞在なら、最小限の着替えで乗り切るのがミニマリスト流です。
宿泊初日に買い物に行き、その地域ならではのTシャツなどを調達するのもおすすめです。
旅先で手に入れた服は、旅の良い思い出にもなります。
5-1. 1着くらいなら現地で調達できる
旅先のショッピングを楽しみにしている人なら、あえて服を最小限にしておくのもいいでしょう。
行く先々で、気に入った服を1着ずつ買うのです。
普段着れるデザインのものを選べば、おみやげ選びも兼ねられます。
その地域ならではの素材を使った服なども見つかるかもしれません。
5-2. 現地の気候に合わせて服を選ぶ
旅先の気候に合わせて服を選ぶのも大切です。
暑い地域なら半袖が中心になるでしょうし、寒い地域なら長袖やジャケットが必要です。
数日前の天気予報をチェックし、現地の気候に適した服を厳選しましょう。
「念のため」のアイテムは思い切って置いていきます。
5-3. 汚れてもすぐ洗える服がベスト
旅行中は汗をかいたり汚れたりしやすいので、できるだけ手軽に洗濯できる服を選びましょう。
綿やリネンなどの天然素材は、ホテルの部屋で手洗いしても乾きやすくておすすめです。
シワになりにくい化学繊維を選ぶのもいいでしょう。
ドライクリーニングが必要なデリケートな服は、ミニマリスト旅行には不向きです。
6. 靴は1足に絞る!履き心地重視で選ぶ
一泊二日の旅なら靴は1足で十分です。
歩きやすさを最優先に、できるだけシンプルなデザインの靴を選びましょう。
ヒールの高い靴やパンプスは疲れやすいので避けた方が賢明です。
旅先で靴擦れしてしまっては元も子もありません。
6-1. スニーカーが無難な選択
旅行や出張では、スニーカーが一番無難な選択肢と言えるでしょう。
歩き回る観光にも、ビジネスシーンにも対応できる汎用性の高さが魅力です。
特に薄めのスニーカーなら、スーツスタイルにもマッチします。
何足も靴を持っていけないミニマリスト旅行には最適のアイテムです。
6-2. サンダルは夏の旅行の必需品
暑い時期の旅行なら、サンダルを1足持っていくのがおすすめです。
宿泊先ではくつろぎたいものですが、素足ではなんとなく落ち着きません。
スリッパの用意がないこともあるので、サンダルがあると重宝します。
男女問わず履けるシンプルなデザインなら、ホテルでもちょっとした外出でも使えます。
6-3. 旅行前に靴の履き心地をチェック
せっかくの旅行で靴擦れしては台無しです。
履き慣れていない新しい靴は、旅行に持っていくのは避けましょう。
前もって何度か履いてみて、自分の足に合うかどうかを確認してください。
特に長時間歩くことが予想される旅なら、履き心地重視で選ぶことが大切です。
7. キャリーケースは機内持ち込み可能なサイズにする
荷物の量が少ないなら、キャリーケースは機内持ち込み可能なサイズを選びましょう。
預け入れ荷物の受取りを待つ必要がないので、空港でのストレスが減ります。
荷物の紛失リスクもなくなるので、安心して旅行を楽しめます。
機内持ち込み可能サイズのキャリーケースなら、電車移動のときにも便利です。
7-1. 40リットル以下のキャリーケースを選ぶ
国内線の機内持ち込み手荷物は、3辺の合計が115cm以内というのが一般的な基準です。
これを満たすキャリーケースは、だいたい40リットル前後の容量になります。
一泊二日分の荷物なら、40リットルあれば十分収まるはずです。
少し大きめの機内持ち込み可能サイズなら、50リットル程度のものもあります。
7-2. ソフトタイプのキャリーケースがおすすめ
機内持ち込み用のキャリーケースは、ソフトタイプがおすすめです。
ハードタイプに比べて軽量で、飛行機の機内収納にも収まりやすいのがメリット。
小回りが利くので、混雑した場所での移動も楽にこなせます。
電車移動のときも、身軽に動けるソフトキャリーが重宝するでしょう。
7-3. バックパックを併用するのもアリ
40リットルのキャリーケースでは荷物が入りきらない場合は、バックパックを併用するのもおすすめです。
20〜30リットル程度のバックパックなら機内持ち込みが可能で、両手も自由に使えます。
貴重品や頻繁に使うアイテムはバックパックに入れ、衣類などの嵩張る荷物はキャリーケースに詰めるのが定石です。
この2点持ちスタイルなら、一泊二日の幅広いシーンに対応できるでしょう。
まとめ
一泊二日の旅行はシンプルな装備が基本です。
小物にこだわり、衣類や靴は最小限に抑えましょう。
ホテルのアメニティを活用するのも賢明です。
必要に応じて現地調達し、旅先ならではのアイテムを有効活用します。
機内持ち込み可能なサイズのキャリーケースにまとめれば、移動もスムーズです。
荷物を最小限に抑えて、一泊二日を思う存分楽しみましょう。
旅先のミニマリストスタイルを身につければ、日常でも身軽な暮らしが実現しますよ。