お絵かきは楽しいアートの世界ですが、「絵心がない」「上手く描けない」と思い悩む人も多いでしょう。
私がまさにそうです、でも大丈夫。
マインドフルネスの考え方を取り入れれば、絵の上手下手に囚われず、お絵かき本来の楽しさを味わえます。
この記事では、マインドフルなお絵かきの方法と効果をご紹介します。
あなたどんな絵を描きたいですか?
イメージしながら読んでみてください。
1. マインドフルネスとは?お絵かきにどう活かせる?
マインドフルネスとは、「今この瞬間の体験に意識を向ける」という思考法の一種。
雑念にとらわれず、五感を通して感じることに集中します。
呼吸に意識を向けるのも、マインドフルネスの代表的な方法。
お絵かきにマインドフルネスを取り入れるとどうなるでしょう。
筆を走らせるときの感触、描く対象の形や色、自分の感情の動きなどに、じっくり意識を向けることができます。
「うまく描かなきゃ」というプレッシャーから解放され、お絵かきそのものを純粋に楽しめるのです。
1-1. 呼吸に意識を向けてリラックス
マインドフルなお絵かきを始める前に、まずは呼吸に意識を向けてみましょう。
ゆっくり深呼吸を繰り返すことで、心身がリラックスした状態になります。
絵を描くときの余計な力みが抜け、スムーズに筆を動かせるようになるでしょう。
1-2. 五感を研ぎ澄まして対象を観察
描く対象をよく観察することも大切。
花を描くなら、花びらの微妙な色合いや、茎のつやっとした質感などを目に焼き付けます。
香りや、触れたときの感触なども意識すると、より没頭できるでしょう。
対象の特徴を丁寧に捉えることが、生き生きとした表現につながります。
1-3. 描いている今の瞬間を味わう
絵を描いているまさにその瞬間を、味わってみてください。
筆と紙が触れ合ったときのかすかな音、インクの香り。
五感を研ぎ澄ませば、一見単調な作業も、実にさまざまな体験を伴っていることに気づかされます。
今ここでの体験に没頭することが、マインドフルネスの神髄なのです。
2. 「うまく描こう」というプレッシャーから自由になる
「絵心がない」
「下手だからお絵かきなんてムリ」
こんな思い込みが、お絵かきを遠ざけている原因かも。
でも、マインドフルに絵を描けば、そんなプレッシャーから解放されます。
マインドフルネスでは、「今ここ」に意識を集中するので、「うまく描けなかったらどうしよう」といった不安にとらわれません。
むしろ下手でも、自分なりの表現として受け止められるのです。
お絵かきの目的が「上達すること」から「楽しむこと」にシフトすると、グンと気持ちが楽になるでしょう。
子供が下手なりにもお絵かきに夢中になっている姿、イメージできますか?
まさにあの姿がマインドフルネスなのです。
2-1. 「ヘタでいい」と開き直る
とにかく「ヘタでいい」と開き直ることが大切。
プロの画家になるわけではないのですから、別に上手である必要はありません。
「へたっぴでも楽しければOK」くらいの気持ちで臨めば、グッと心がラクになるはず。
2-2. 他人の評価は気にしない
「人からどう思われるか」を気にするのも、お絵かきを遠ざける原因の一つ。
しかし、マインドフルに絵を描いているときは、他人の評価なんてどうでもよくなります。
自分の内なる体験に意識を向けていれば、周りの目なんて気にならないですからね。
「自分が楽しいから描いているんだ」という気持ちを大切にしましょう。
子供は好きなものを好きなように描いていますよね?
あれをでいいのですよ。
2-3. 「上達しなければ」という呪縛から解放
「もっと上手くならなきゃ」というプレッシャーも、実はお絵かきの楽しさを奪います。
描くたびに成長を求めるのは、なんだか疲れてしまいますよね。
マインドフルに絵を描けば、上達なんて二の次。
「今を楽しむこと」が最大の目的になるので、肩の力が抜けてのびのび描けます。
もちろん結果的に絵は上達するかもしれませんが、それはオマケみたいなものです。
どうしても描き始められない場合は、塗り絵でもOK。
3. 思考をコントロールしてネガティブ思考を減らす
マインドフルネスの特徴は、思考をコントロールする点にもあります。
雑念にとらわれず、意識を「今ここ」に向けるトレーニングは、ネガティブ思考を減らす効果も。
お絵かき中も、ついネガティブな考えが頭をもたげるもの。
「こんなのダメだ」「センスないな」などと自分を責めてしまうと、絵を描く手も止まってしまいますよね。
でもマインドフルに絵を描いていれば、そんな思考はすぐに通り過ぎていきます。
いつまでもネガティブにとらわれずに済むので、リラックスして描き続けられるのです。
3-1. ネガティブ思考をそのまま受け流す
ネガティブな思考が湧き上がっても、あえて目を背けたり押し込めたりしないことが大切。
マインドフルネスでは、雑念をありのまま受け止めて手放すことを練習します。
「ダメだと思っているな」と静かに観察し、そのまま通り過ぎるのを待つのです。
考えをコントロールしようと固くならず、ラクに流していく感覚を味わいましょう。
3-2. 思考と感情を切り離して観察する
「この絵は下手だ」という考えが浮かんだとき、そこからネガティブな感情が生まれますよね。
しかしよく観察すると、考えと感情は別物だということに気づかされます。
考えと感情を切り離して眺められると、ずいぶんラクになります。
3-3. 呼吸に意識を戻して思考をリセット
お絵かき中にネガティブ思考が強くなってきたら、いったん呼吸に意識を向けるのも効果的。
吸う息、吐く息に集中すれば、雑念は遠のいていきます。
シンプルに呼吸だけを感じられたら、また絵を描くことに専念できるでしょう。
4. 心が落ち着き、ストレス解消にも効果的
マインドフルにお絵かきをすると、心が落ち着くのを感じられるでしょう。
思考がシンプルになり、雑念から解放されるからです。
没頭している時間は他のことを忘れられるので、ストレス解消にもってこい。
自分だけの静かで豊かな時間を過ごせば、心が穏やかにリセットされていくでしょう。
日々の疲れを癒やすお守りとして、マインドフルなお絵かきを習慣にしてみませんか?
4-1. 思考がシンプルになり、雑念から解放される
マインドフルに絵を描いているときは、思考がとてもシンプルになります。
描く対象への意識が高まる一方で、普段頭を占領している雑念は遠のいていくからです。
仕事の悩みも人間関係のストレスも、絵を描いている間だけは忘れられるでしょう。
現代人には、こうした「雑念から解放される時間」が本当に大切です。
4-2. 没頭することでストレス解消になる
絵を描くことに没頭できるのは、ストレス解消に最適な条件だといえます。
マインドフルに描いていれば、他のことを考える暇はありません。
集中力を発揮してのめり込めるので、ストレスと縁を切れるのです。
まるで禅僧が座禅を組むように、描くことだけに意識を向ける。
そんな時間を持てば、心身のリフレッシュにつながるでしょう。
4-3. 自分だけの豊かな時間を持てる
マインドフルなお絵かきの時間は、自分だけの大切な時間でもあります。
誰にも邪魔されず、自分の内面と向き合えるからです。
この機会に、自分の心の動きに意識を向けてみるのもオススメ。
喜びも悲しみも、そのまま感じることができるでしょう。
喜怒哀楽を感じ切ることもまた、ストレス解消には欠かせません。
絵を描く静かな時間が、あなたの心を豊かにしてくれるはず。
5. お絵かきはコミュニケーションのきっかけにも
マインドフルなお絵かきは、人とのコミュニケーションを豊かにするきっかけにもなります。
家族や友人と一緒に絵を描けば、お互いの内面をよりよく知ることができるからです。
絵には人柄が表れるもの。
相手の意外な一面を発見できたり、感性の違いを面白がったりできるでしょう。
一緒に没頭する楽しさを味わえば、きっと心の距離も縮まるはず。
お互いに評価し合うのではなく、ありのままを認め合う。
そんな温かい時間を過ごせたら素敵ですよね。
5-1. 絵に表れる、お互いの内面
人はみな、心の中に言葉にできない豊かな世界を持っています。
その一端が、自由に描かれた絵には表れるもの。
たとえ子供の絵であっても、その人らしさが感じられるのは興味深いですよね。
一緒にお絵かきをしながら、そっと相手の内面に思いを馳せてみましょう。
描いている姿を見守るだけでも、相手をもっと身近に感じられるかもしれません。
5-2. プロセスを楽しむ、心の通い合い
マインドフルなお絵かきでは、完成度よりもプロセスを大切にします。
ですから、一緒に絵を描くなら、仕上がりへのこだわりは脇に置いておきましょう。
もしうまく描けなくても、笑顔で認め合えたらそれでOK。
時にはつたない絵について、面白おかしく語り合うのも良いでしょう。
プロセスを楽しむことが、心の通い合いにつながるのです。
5-3. ありのままを認め合う、温かい交流
絵の評価をし合うのは、ついつい人間関係にも影響しがち。
「下手だね」と言われれば、相手への信頼も揺らいでしまうかもしれません。
しかしマインドフルに絵を描けば、お互いのありのままを認め合えるようになります。
ヘタでもうまくても、その人らしさを味わえるからです。
そんな温かい交流を通して、絆を深められたらステキですね。
6. デジタルでもアナログでも、自分に合った方法を
マインドフルなお絵かきをするなら、描く道具にもこだわってみませんか?
最近はデジタルでお絵かきを楽しむ人も増えていますが、アナログの良さも捨てがたいもの。
自分に合った方法を選ぶことで、よりお絵かきを楽しめるでしょう。
例えばiPadとApple Pencilを使えば、どこでも気軽にお絵かきができます。
デジタルならではの彩度の高い色使いも魅力ですね。
一方、紙に鉛筆やクレヨンで描くなら、質感を感じながらのんびり没頭できます。
描く速度もゆっくりになるので、絵に込める思いを大切にしやすいでしょう。
あなたはどんなお絵かきをしますか?
6-1. iPadとApple Pencilで自由に描く
デジタルでお絵かきを楽しむなら、iPadとApple Pencilの組み合わせがオススメ。
持ち運びもラクで、アプリさえ入れればいつでもどこでもお絵かきができますよ。
Apple Pencilは筆圧検知にも対応しているので、微妙なタッチまで表現できるのが魅力。
失敗したら気軽に取り消せるのも、マインドフルなお絵かきには最適かもしれません。
6-2. 紙とペン、クレヨンを使って質感を味わう
iPadやパソコンに慣れていない人は、やっぱりアナログのお絵かきが良いかも。
画材を選ぶ時点で、特別な時間が始まる気がしませんか?
紙の質感を感じ、ペンのタッチを味わい、クレヨンの匂いを嗅ぐ。
五感を使って絵を描くことができるのは、アナログだけの魅力ですね。
マインドフルに没頭しやすい環境だといえるでしょう。
6-3. 自分なりの方法を大切にする
結局のところ、何を使ってお絵かきをするかは人それぞれ。
大事なのは、自分が心地よいと思える方法を選ぶこと。
例えば公園で木々を眺めながら絵を描きたい人もいれば、カフェで人の姿をこっそりスケッチしたい人もいるでしょう。
家でゆっくり描くのが好きな人もいれば、みんなで集まってワイワイ描くのが楽しい人もいます。
自分なりのスタイルを大切にしながら、マインドフルなお絵かきライフを楽しんでくださいね。
まとめ
マインドフルなお絵かきは、私たちに多くの効果をもたらしてくれます。
「今この瞬間」に意識を集中することで、お絵かき本来の楽しさを味わえるのです。
うまく描こうとプレッシャーを感じる必要はありません。
ヘタでも全然OKです。自分なりの表現を楽しむことが何より大切。
マインドフルに絵を描くことで、ストレス解消にもつながります。
没頭している時間は他のことを忘れられるので、日々の疲れもリフレッシュできるでしょう。
自分だけの豊かな内面の時間を過ごせば、創造性も高まるはず。
一人で描くのも良いですが、誰かと一緒に描くのもオススメ。
お互いの絵から内面を知り、認め合うことで、心の交流も深まります。
たとえへたくそな絵でも、そこに込められた思いは十分伝わるもの。
あなたも自分に合ったスタイルで、マインドフルなお絵かきを始めてみませんか?
iPadを使うもよし、色鉛筆を使うもよし。
きっとかけがえのない「今」の体験が、あなたを待っているはず。
お絵かきで心を解放する喜びを、ぜひ味わってみてくださいね。